黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『天使たちの課外活動3 テオの日替り料理店』茅田砂胡(中央公論新社)

2013-04-19 | 読了本(小説、エッセイ等)
学校で義務づけられた授業の一環で、社会体験学習……実際の職場に働きに行って経済活動を勉強すること……になった、リィとシェラ。
その相談をしていたところ、たびたび訪れている飲食店の主人ジェイソンから提案をされた。彼の知り合いであるテオドール(テオ)の店<テオドール・ダナー>を手伝ってくれないかというのだ。
二年前に妻・アンヌを亡くしてから呑んだくれていたテオドール。息子のヨハンも愛想を尽かし出て行ったのだが、そのヨハンから先頃連絡があったという。結婚し赤ん坊が生まれたのだが、保育器からまだ出られない状態で金がかかるのだという。その治療費の為に、再び店を開けたテオドールだったが客が戻らない。ルウもシェラも認めるほどで、味は超一級なのだが、テオドールは見た目も人受けも最悪なのだ。
そんな店を立て直すことを今回の社会体験学習の目標に働き始めたリィとシェラ。シェラの仕立てたメイド服の専伝効果は絶大で客も順調に増えていったが、現地確認しにきた中等部の教師エリオ・ファリーニは大反対。
そんな中、亡きアンヌが倉庫に管理していた調度や絵画類が恐ろしく高価であることに気づいた面々。さらに彼らの商売を妨害するものが現れて……

シリーズ第3弾。今回は、社会体験学習として流行らない料理店で働くお話。
それはそれは美味しそうな料理やお菓子が満載なので、お腹のすいてる夜中に読むのはとても危険(笑)。

<13/4/19>


最新の画像もっと見る

コメントを投稿