黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『正義のミカタ I'm a loser』本多孝好(双葉社)

2007-07-08 | 読了本(小説、エッセイ等)
高校時代、いじめられ続けた蓮見亮太は、知り合いのいない飛鳥大を選び進学した。
心機一転、新たな気持ちで大学生活を謳歌するつもりだった彼の前に現れたのは、もっとも会いたくない相手……彼をいじめていた畠田。
しかもこれまで通り、金を差し出すようにと要求する畠田の言葉に絶望する彼を救ったのは、フェザー級ボクシングで三連覇した、桐生友一(トモイチ)だった。
そんなトモイチに連れられ、入部することになったのが“正義の味方研究部”……ヒーロー物の作品を研究する部かと思いきや、さにあらず。大学内で起こる厄介事の解決にあたるその部は、スカウト制でのみ部員を採るという理由から、4年で部長の佐山崇、3年の西城優姫、大黒一馬、室井亘の諸先輩と、トモイチの少数精鋭。
そんな中、大学内のイベント企画サークル、スイート・キューカンバーズに絡むねずみ講めいた話を目安箱への投書で知った部の面々。新入部員としてトモイチと亮太が、潜入を試みることに。そこで出会った先輩・間良人の人柄に惹かれていく亮太だったが……

正義というもののあり方について考えさせられるお話でした。

<07/7/8>


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