黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『戦力外捜査官 姫デカ・海月千波』似鳥鶏(河出書房新社)

2012-10-08 | 読了本(小説、エッセイ等)
ある日、突然警視庁捜査一課に配属されてきた、海月千波。女子高生のような外見ながら警部だという。しかも着任早々、迷子になるドジっ娘でお荷物決定。
そんな彼女と組まされることになってしまった、警視庁捜査一課火災犯捜査第二係所属の若手刑事・設楽恭介は、空気を読まない彼女の発言の煽りをくらい、まとめて戦力外にされてしまう。
そんな彼らが関わることになったのは、西東京市連続放火事件。あまりにも型にはまったように展開する様子に、犯人が何かを意図的に隠していると考えた海月は、その一連の事件の中から、小学校の物置が燃やされた件に着目する。
一方、糀谷公園で発生した女子大生・野尾美咲の殺害事件の捜査に携わっていた刑事・高宮と古森は、その被害者が7年前に青梅で発生した少女殺害事件で、容疑者・五十畑健太を確保するため出向いた際に見かけた少女だと思い出す。五十畑は、疑われたものの釈放された後に自殺していた。この度の事件が過去の事件に関わっているのではないかと考える……

例えていうなら『相棒』の萌えヴァージョン(笑)。
たびたび笑いを誘いますが、扱ってる事件は結構重めで、表紙の割には意外としっかりミステリ。
何だか続きそうな(というかむしろこれから?)気配が…。7年前の事件もまだ真犯人が見つかっていないようなので、こちらも持ち越しなのかも。

<12/10/8>


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