黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『不気味で素朴な囲われた世界』西尾維新(講談社)

2007-11-09 | 読了本(小説、エッセイ等)
少し前に分針が壊れたままの時計塔が立つ、上総園学園。
中等部の1年に通う、串中弔士は、日常よりも非日常・異常を求める“いかれた偽者”。彼の姉・小串はUFO研に所属しており、他の2人……童野黒理、崖村牢弥とともに、学園の“奇人三人衆”と呼ばれていた。
2学期を迎え、“静かなる人払い令”という異名を持つ、男装の少女・病院坂迷路とコミュニケーションをとれるようになった弔士は、11月には将棋をさせるまでの仲に。
そして11月10日。弔士が、クラスメイトで“人間嘘発見器”の伽島不夜子を、お弁当を半分分けてもらったという名目で時計塔の屋上へと案内した、その翌日。壊れた時計が動き出し、時計塔から小串が転落死する事件が起きる。
迷路とともに犯人さがしの“探偵ごっこ”を開始した弔士は……

『きみとぼくの壊れた世界』の姉妹編?
タイトルにさり気に盛り込まれた言葉に(ぶ“きみ”でそ“ぼく”なか“こわれたせかい”)に西尾さんらしい遊び心を感じましたが、今後このシリーズが続く場合、どうなるのか気になります(笑)。

<07/11/9>


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