黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『お釈迦様もみてる S-キンシップ』今野緒雪(集英社)

2010-10-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
男子校・花寺学院高校の生徒会役員の二年生には、一卵性双生児・薬師寺兄弟…昌光と朋光がいる。日光月光と呼ばれ、常に行動をともにする彼らは、一緒にいないと周囲が違和感を覚えるほど。
そんなある日、いつものように生徒会長・柏木優の烏帽子子・福沢祐麒が生徒会の手伝いをしていると、月光先輩がおもむろに腹痛を訴え始めた。保健室に連れていくと、どうやら虫垂炎の疑いがあるらしく、手を離せない養護教諭の司馬に代わり、柏木の運転で祐麒は病院に付き添うことに。
ところが実際に虫垂炎だったのは日光先輩の方で、入院することに。ところがその後、月光先輩の様子もおかしくなって……“S-キンシップ”、
柏木により、アンドレというあだ名をつけられている安藤礼一。初めてそう呼ばれたのは、高校入学式の日で、かれこれ一年半になる。
しかし彼に“アンドレ”の心が芽生えたのは、小学二年生の夏…祖母の勤め先・柏木家の避暑地の別荘に滞在することになり、坊ちゃま・優に出会ってからだった……“アンドレになった日”を収録。

シリーズ第6作。日光月光の入院騒動に絡み、各登場人物たちの家族事情が垣間見える表題作と、アンドレと柏木との幼い日のエピソードの短編。
福沢家は既出ですが、他の面々の家族の事情がさまざまで楽しめました♪今後も出てくることはあるのかな?

<10/10/28>


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