黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『文明の子』太田光(ダイヤモンド社)

2012-03-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
鳥が文明を築いた星。遠い星の光を見つめるおじいさんに、鳥の少年・ピッピは、その星はすでに遠い昔に爆発して、今は存在しないかもしないという。だがおじいさんは、彼に星がなくなっても光はどこまでも進み続けるという。
23世紀初頭。人の祈りや念といったものを、光などと同じ電磁波と発見しゼータ線と名付けた天才宇宙物理学者・天馬新一博士。彼はそのゼータ波を使ったマシーン・ヴェガを開発。神のように人類の願いをかなえるというそのマシーンに何を願うか、世界中でその内容について投票が行われることに。ふと、天馬博士は、孫のワタルに何を願うか訊ねると、彼が願ったのは空飛ぶクジラだった……

掌編短編22編からなる作品集…的、長編?
違う毛色の話もちょいちょい入るのですが、概ね近未来的なお話で、中心となるのはワタルと、彼は知り合う少年・マナブの冒険、かな。
過去や未来のエピソードが、立体的なパッチワークのような趣き。

<12/3/21,22>


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