黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『サマーバケーションEP』古川日出男(文藝春秋)

2007-03-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
他人の顔を憶えることができない“僕”は、20歳をすぎてようやく“自由行動”を許され、冒険をするために、井の頭公園にやってきた。
そこで湧き出す池の水源を見つけ、そしてその前で一人の青年・ウナと出会ったことをきっかけに神田川を辿り、海へ向かって歩き始めることに……。
リストカットした女性・カネコ、カップルが別れるという池の呪いを解きたいイギリス人とギャルのカップル、絵日記を書きたいという少年3人、離れて暮らす息子の様子を見に来たデリバリー中華の会社の社長、生き別れになっていた双子の中国人姉妹……さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら、ひたすら海を目指す彼らは……

ただひたすら歩く(一部自転車)お話ですが、とても楽しく読めました。
できれば東京の地図等が載ってると、彼らの辿った道のりがわかって良かったかも~と思うのですが;

<07/3/30>


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