『美女と竹林』森見登美彦（光文社）

多角経営を目論んだ新進作家の登美彦氏は、同僚の鍵屋さんの実家が所有する竹林に目をつける。
その手入れの為乗り込むも、体力不足にその作業は遅々として進まず、友人知人の手を借りることもしばしば。
そんな中、出来の良い娘（＝『夜は短し歩けよ乙女』）が本屋大賞を受賞したりと、次第に世間の注目を浴びはじめる登美彦氏はますます竹林から遠のき……

妄想成分の多い、フィクションめいたエッセイというか、現実に近いフィクションというか…（笑）。
ラストはフィクションでしょうけれど、竹林は実在しているのかな？

<08/09/4>