黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『フィッシュストーリー』伊坂幸太郎(新潮社)

2007-02-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
夜の動物園に寝泊まりしている元職員・永沢。彼がいると動物たちの雰囲気が全く違うのだという……さながら動物園全体にエンジンがかかったように。そんな彼が、動物園近くで行われているマンション建設反対運動に参加しているという、その理由とは……『動物園のエンジン』、
泥棒兼探偵の黒澤は、依頼を受け、行方不明の男・山田を捜していた。彼が残していったパソコンに“小暮村”を検索した形跡を発見した黒澤は、手がかりを求め、その地へとやって来た。そこには“こもり様”という奇妙な風習があり……『サクリファイス』、
“僕の孤独が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出すに違いない”……3枚のアルバムを残して解散したロックバンドの最後のアルバムに収録されている一曲“フィッシュストーリー”。その間奏にある、一分にも及ぶ無音部分が、後の世の人々にさまざまな影響を与え……『フィッシュストーリー』、
監督に嫌われ、万年補欠の野球選手・尾崎のマンションへ空き巣に入った今村たちは、そこで彼に助けを求める留守電メッセージを聞く。代わりにその場所へと向かった彼らは、そこで件の電話をかけてきた女性に出会うが……『ポテチ』の4編収録の短編集。

それぞれに独立したお話ですが、他の伊坂作品にいろいろリンクしていたりするのがちょっと楽しいかも(でもかなりうろ覚え;)。
個人的には『フィッシュストーリー』がお気に入り♪

<07/2/26>


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