黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『難民探偵』西尾維新(講談社)

2010-01-23 | 読了本(小説、エッセイ等)
世間を甘く見、選り好みしながら就職活動していた窓居証子は、大学卒業後、就職浪人に。
おまけにバイト先は突然倒産、家賃を滞納したことからマンションを追い出された彼女は、両親に見合いさせられそうになり、祖母に泣きついた。そこで紹介してもらったのが、変わり者だが、超人気作家の叔父・窓居京樹の手伝い。半年の期限つきで彼の豪邸に住み込むことになった彼女は、ある日、京樹の携帯電話にかかってきた警察からの電話を受けた。それは、根深陽義という人物の身元引受人になって欲しいということだった。京樹に訊ねると、友人ではないというが、全く知らない仲ではないらしい。
京樹の代わりに、根深の身柄を引き取りに警察へ赴いた証子は、そこで彼がネットカフェで暮らす、いわゆるネット難民でありながら、元警視庁のスゴ腕の刑事…提出した退職願は受理されていないので、一応現職…であることを知る。
根深の能力を高く買っている、警視総監・真田道規の依頼で、とある条件から、根深が遺体の第一発見者となった事件の捜査に乗り出すことになり、証子は彼の元で助手をつとめることに……

就職浪人の証子が、ひょんなことから人気作家の叔父の元に居候することになり、彼の知り合いであるネット難民の元刑事の助手を務めて、ネットカフェで起きた事件に関わることになるお話。ミステリ。
証子の設定だけ妙にリアルな感じが…というか、こういう考え方をしてる子とか、結構いそう…。
終わり方がだいぶ微妙なのですが、続刊はあるのでしょうか?

<10/1/22,23>


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