昭和27年。
東北地方の標高1150メートルの高地にある四場裏鉱山。そこは鉄筋アパートが立ち並び、福利厚生が行き届いていたことから“雲上の楽園”といわれていた。
その地下牢に何故か20年も閉じこめられていた男・座吾朗は、脱獄と殺人を予告。その言葉通りに姿を消し、その後鉱山のオーナーであり社長であった三河正造は、首を切断され死んでいた。
四場裏鉱山と長きに渡って顧客契約を結んでいる横浜在住の弁護士・殿島直紀は、次期社長・正一郎に呼び出され、自分が疑われた時に助けるようにと命じられる。そして正一郎が呼んだ探偵・荒城咲之助の助手もする羽目になった殿島。そんな彼が来る途中の汽車で出会った義手の男・真野原玄志郎が、自分が荒城だと名乗り調査し始める中、新たな事件が起き……
第17回鮎川賞受賞作。
トリックはかなりトンデモな感じですが、探偵たちは楽しく、おもしろく読めました。
ただちょっと微妙に気になる部分もあるので(舞台があまり東北っぽくないとか…/笑)、その辺は今後に期待。
<07/11/3>
東北地方の標高1150メートルの高地にある四場裏鉱山。そこは鉄筋アパートが立ち並び、福利厚生が行き届いていたことから“雲上の楽園”といわれていた。
その地下牢に何故か20年も閉じこめられていた男・座吾朗は、脱獄と殺人を予告。その言葉通りに姿を消し、その後鉱山のオーナーであり社長であった三河正造は、首を切断され死んでいた。
四場裏鉱山と長きに渡って顧客契約を結んでいる横浜在住の弁護士・殿島直紀は、次期社長・正一郎に呼び出され、自分が疑われた時に助けるようにと命じられる。そして正一郎が呼んだ探偵・荒城咲之助の助手もする羽目になった殿島。そんな彼が来る途中の汽車で出会った義手の男・真野原玄志郎が、自分が荒城だと名乗り調査し始める中、新たな事件が起き……
第17回鮎川賞受賞作。
トリックはかなりトンデモな感じですが、探偵たちは楽しく、おもしろく読めました。
ただちょっと微妙に気になる部分もあるので(舞台があまり東北っぽくないとか…/笑)、その辺は今後に期待。
<07/11/3>
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