黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ソーネチカ』リュミドラ・ウリツカヤ(新潮社)

2007-05-05 | 読了本(小説、エッセイ等)
本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカは、1930年代にフランスから帰国した反体制的な芸術家ロベルト・ヴィクトロヴィッチに見初められ、結婚。
当局の監視下で流刑地を移動しながら、貧しくも、ターニャという娘にも恵まれ、幸せな生活を送る夫婦。
成長し、奔放な性格に育ったターニャはポーランド人の美少女、ヤーシャと知り合い、彼女も一緒に住むようになるが……

同じ境遇に置かれたら、それを不幸ととらえてしまうであろう出来事でさえも、それを良しとしてしまえる、ある意味とても幸せな生き方、考え方のできる女性・ソーネチカ。そんなところが彼女の魅力なのでしょう。

<07/5/5>


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