黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『コーヒーブルース』小路幸也(実業之日本社)

2012-02-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
1991年。恋人・吉村夏乃の死から5年、事件に関わった後、仕事を辞めた弓島大は、両親が伊豆に引っ越して空いていた実家の北千住の洋館を改装し、喫茶店・弓島珈琲を始めた。
その事件で関わった刑事・三栖は今では店の常連。離婚し、離れて暮らす息子の養育費の為に生活をギリギリまで切り詰めて金のない彼が、ひょんなことから家の空き部屋に住むことに。
そんな中、店に遊びにきた近所の小学生・芳野みいなから、突然姿を消した中学生の姉・あゆみを探して欲しいと頼まれた大。両親は何故か彼女にいなくなった理由を教えてくれないのだという。たまたまあゆみの通う中学校で教師をしている大の高校時代の同級生・小菅秋人によると、病気で入院したという理由で学校を休んでいるという。
三栖や小菅にも手を借り、みいなの家に様子を見に行くが、やはり何か隠しているらしい両親。
折りしも、かつての同僚であった和泉朋樹から、夏乃を死に至らしめる原因を作り、服役していた橋爪道雄が出所したと聞かされた大。夏乃の父で、かつての上司でもあった吉村武彦が橋爪に復讐をしようとしていると聞き、止める為、久しぶりに吉村の元を訪れる。
そんな吉村から思いがけず、芳野家へのお使いを頼まれた大。さらに事件に巻き込まれて……

『モーニング』の続編、というか間?。
ハードボイルド&ミステリ色強めな作品でした。
元女子プロレスラーの女傑・丹下さんとか(彼女の作るミートソースが食べたい!)、なかなか素敵なキャラが揃っていて良いですv
決着のつけ方が、若干微妙でしたが…;
てゆーか、名前すらも出て来ない黒幕の行動が、随分アレで…;

<12/2/23,24>



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