黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『若様組まいる』畠中恵(講談社)

2010-12-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
明治二十年。徳川の世が続いていたならば、“若様”と呼ばれていたはずの旧幕臣の子息・長瀬健吾は、旧家臣たちを養う為に、そしてある思いを秘めて少しでも安定した職を得ようと、巡査になることを決意。彼の友人である若様たちも合わせて八人で、芝区愛宕町にできた巡査教習所で二ヶ月間訓練を受けることに。
しかしそこでは薩摩出身者が幅を利かせ、さらに直参で静岡まで徳川について行った士族たち、いろんな事情を抱えた商人の子息たちなどがおり、その中でも旧幕臣側である長瀬たちには何かと風当たりが厳しい環境。授業や試験の厳しさに何とかついてゆく彼らだったが、そんな中、教習所内でピストル発砲事件が発生して……

『アイスクリン強し』に登場した若様組の面々を主人公にした、スピンオフというか前日譚。
彼らが警官になる為に通った教習所でのお話。ミナ(皆川真次郎)たちもたびたび登場。
ちょっと学園モノ(というか男子寮モノっぽい)的な要素もありつつ、ちょっとミステリ要素もあり、楽しめました♪
ただシンプルな名字の登場人物が多過ぎて、時々誰だかわからなく…;

<10/12/11,12>



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