黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『小鳥はいつ歌をうたう』ドミニク・メナール(河出書房新社)

2006-05-07 | 読了本(小説、エッセイ等)
器官に問題はないけれど話すことのできない少女・アンナと、読み書きができない(……というよりむしろ理解することを拒否している)母親である“わたし”は、言葉を介在しない閉じた世界の中で暮らしていた。
ところが、アンナが新しい学校に入学し、二人の前に教師・メルランが現れたことから、二人の関係に変化が……。

あらすじを読んだときには、てっきりアンナが主のお話だと思ったのですが、どちらかというと母親である“わたし”の物語。
もどかしさを感じてしまうくらい繊細な“わたし”。さながら、扉が開いているのに鳥籠の中から出ようとしない小鳥のようです。

<06/5/7>


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