黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『文化祭オクロック』竹内真(東京創元社)

2009-08-07 | 読了本(小説、エッセイ等)
東天高校文化祭初日、DJネガポジと名乗る男は、リクエスト曲を流しつつ、携帯電話のリレーインタビュー企画を進めていく。文化祭実行委員会と生徒会の合同企画だというが、どこか怪しい。
そのリレーの最初のゲストになった、野球部の元エースで3年F組の山則之。そこで彼が恋している、A組の斉藤優里を振り向かせるために、動かない大時計の針に彼が球を投げて復活させようという話が持ち上がる。
それを聞いた優里は、怒り心頭。DJに文句を言い、一発ひっぱたいてやろうと、正体不明の彼の行方を探して、校内を奔走する。
そんな中、則之に物理教室のガラスを割った容疑がかけられた。時計塔に投げたボールが、当たったのではないかというのだ。
リレーでゲストの一人になり、その無実を推理した探偵コーラこと、文芸部の2年・古浦久留美も、優里のDJ探しに加わって……

高校の文化祭の中で流れるラジオ番組(最初のみ校内放送)。そこでDJをする謎の生徒の正体と行方を探す、青春ミステリ。
文化祭のお祭り騒ぎ的な雰囲気の中で流れるラジオが楽しそうでしたが、ちょっとビターな部分も垣間見えたり…なお話でした。

<09/8/7>


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