黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『雷の季節の終わりに』恒川光太郎(角川書店)

2006-12-06 | 読了本(小説、エッセイ等)
地図に載らない、隔絶された土地・穏。そこには、四季の他に、神の季節“雷季”があり、その季節は数多くの怪異が起こるのだった。
そして、ある年の雷の季節にたったひとりの姉を失った少年・賢也には、“風わいわい”と呼ばれる存在が憑いていた。やがて穏と外の世界との境を守る闇番・大渡に懐くようになった賢也は、その境界にたびたび遊びに行くようになる。
そんなある日、穏から姿を消した少女・ヒナが現れ、自分は殺されており、犯人は賢也の友人・穂高の兄・ナギヒサであると告げる。
しかしそれを信じられない彼は、真偽を確かめるべく、彼女が告げた場所へと出かけるが……。
一方、実母をなくし継母に虐げられてきた少女・佐竹茜は、彼女を邪魔に思った継母の手により殺される為、謎の男・トバムネキに浚われ……。

前作にも通ずるような、幻想的で魅力的な世界設定で、とても好みです♪

<06/12/6>


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