Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

Yahoo!Japn、新しい地域情報サービス「Yahoo!ロコ」を発表

2011-01-20 21:17:17 | Thinkings

はじめていった土地でもランチで失敗したくない!とか、地元の新しいお店を開拓したいと思った時、店舗の口コミ情報サイトというのは、思いの外大きな力になってくれるものです。かくいう私も、「食べログ」や「ホットペッパー」、「ぐるなび」等で、利用するお店を探すこともしばしばですが、「失敗した!」と言う経験をだいぶん減らすことが出来ているように思います。

ところで、言わずと知れた日本屈指のポータルページ、Yahoo!Japanにもそのようなグルメ情報のページが存在しまして、他のページと同じように利用するのですが・・・他のサービスと違って、Yahoo!はグルメ以外にも様々な情報を提供しています。旅行であったり地図情報であったり、はたまた求人であったりと、その内容は様々。

しかし、それらの情報は明確にカテゴリ分けされていて、トップページのリンクにそれぞれのサービスがぶら下がっている状態です。要は、横のつながりが非常に希薄・・・どこぞの組織のようです。

そこで、Yahoo!は新サービスとして、「地域」をキーとして散らばった情報をまとめる「Yahoo!ロコ」を提供する事を発表しました。

Yahoo!JAPAN、地域情報を「Yahoo!ロコ」に集約 店舗情報発信できる「プレイスページ」提供 ITmedia

ヤフーは1月20日、地図やグルメなど、Yahoo!JAPANの地域関連サービスを集約したサイト「Yahoo!ロコ」を4月上旬にオープンすると発表した。レストランなどの店舗情報をオーナーに登録してもらう「プレイスページ」機能も提供。3月から事前登録の受け付けを始める。

地域をキーとすることで、地元の情報を一元的に閲覧したり、旅行先の観光スポットを効率的に比較したり出来そうです。特に後者の使い方は、スマートフォンや携帯電話から利用すれば、行き当たりばったりの旅の大きな助けになりそうです。

他社の様な「情報特化型」ではなく、様々な情報を一度に提供できるのは大手ならでは。地域をキーとすることで、「グルメ情報のついでに買い物情報もチェック」というような波及効果も期待できそうですから、サービスが始まったら意外と大化けするのではないでしょうか?

開始は4月からと言う事で、新入学・就職などの新生活の準備として参考になるよう、3月中旬くらいがベストだったんだろうなあと思いつつも、スタートに期待しています。


PS3ハックで一般ユーザーにとばっちり Modern Warfare 2 オン対戦で

2011-01-18 18:48:35 | Technology

チート。ツールを使って、ゲームデータを改変したり設定を変更したりする事。
例えば、RPGで経験値やお金を大量に獲得したり、アクションゲームで攻撃力を跳ね上げたり、あるいは敵に攻撃されてもダメージを受けなくなったり・・・と、要するに「開発者の意図しない形でゲームを楽しむ」手段の一つです。

個人で楽しむ分には、プレイ時間の短縮に非常に大きな効果が見込まれますので、忙しいなら別に良いと思います。しかしながら、これが他人と一緒にやるオンラインゲームとなると話は別です。例えば、こんな風に。

PS3ハックでModern Warfare 2 オン対戦が混乱、パッチによる対応不能 engadget

Geohot らハッカーの手でプレイステーション3のセキュリティ機構を含む全システムが丸裸にされたことで、PSNを介した一般のオンラインマルチプレーヤーゲームにも影響が出ています。人気 FPSゲーム Modern Warfare 2 で報告されているのは、なんら改造や不正をしていないプレーヤーでも、通常のオンライン対戦を選ぶと不正な設定のいわゆる「チート部屋」に接続してしまい、まともなゲームが不可能になる問題。

今回の問題のキモは、「PS3に搭載されている暗号化システムが破られたので、ソフト側では対応不能」という点。ただ普通に遊びたいユーザーは、ソニーが対応するまで、自分のデータを危険にさらして果敢にオン対戦に飛び込むか、または信用できる知り合いとだけ遊ぶかを強いられることになります。

このような「オンラインゲームのチート」は、程度の差こそあれ、日常的に起きている事だそうです。が、今回の件については「ハードウェアメーカー側が用意した、安全であると保障されていた機構」すら信用できない事を暗に示したといえます。ちなみに同社は心の底ではソニーを信用していなかったらしく、

今回のような問題が発生しているのは MW2 や CoD4のような「レガシー」ゲームだけであり、すでに販売中の最新作Black Ops 以降はプラットフォームつまりPS3側のセキュリティシステムだけに依存しないことで、こうした問題が発生する可能性を低減すると述べています。

と、新しいゲームではすでに自前のセキュリティを組み込んでいる模様。オンラインゲームの開発負荷がますます上がってしまうようなニュースですけれど、日本勢の今後はどうなんでしょうか?


最後に勝つのはFlash?

2011-01-17 22:29:28 | Thinkings

GoogleがWebMを推進するために、ChromeからH.264のサポートを外すと宣言してから三日たちました。ご存じの通り、たぶんGoogleの予想に反し、大きな反響が未だに続いているほどの波紋を投げかけることになってしまいました。

問題がここまで大きくなった要因としては、

・HTML 5のビデオコーデックの標準化を目指すと言うが、H.264の方が、WebMよりもずっと普及していること
・H.264にはライセンス料がかかるというが、オープンソースであるWebMの著作権問題がフリーだとは限らないこと
・オープンなイノベーションを勧めると言うが、Flashについては黙認しているダブルスタンダードを取っていること

と、大まかに言えばこの三点について、WebMをあえて選択する明確な理由が、「その方がGoogleにとって都合が良いから」以外に見当たらないことが言えるのではないでしょうか。

Googleは、さらにこの計画を進めるため、IE及びSafari向けにWebMのプラグインをリリースする事を発表しました。

ただ、チョット待って下さい。Chromeが排除するのはHTMLのタグでの対応のみです。

前述の通り、HTML 5での標準ビデオコーデック・・・要するに「タグでHTMLに直接埋め込んだビデオのフォーマットを何にするか」は、各ブラウザパブリッシャーの思惑が複雑に交差した結果、まだ決まっていません。その有力候補として、H.264とWebMがあるという状況なのです。
このような状況下において、それらのブラウザでサービスを提供する側としては、それぞれのブラウザを判別してH.264とWebMの両方のフォーマットを用意するなど、余計なコストをかけるよりも、どうせプラグインを要求するならば、安定して普及しているFlashやSilverlightを使った方が良いと考えるのは自然です。

変な話、今後Chromeの普及率が上がってくることで、H.264側(MS・・・は分からないけれどAppleはWebMを採用ないと以前表明済み)との対立の構図はより鮮明となり、Webサービスのベンダーはますますを敬遠する可能性もあると思ってます。となると、Flashがそのままディファクトスタンダードの地位を守る事になる可能性も十分にあると言うこと。H.264の「高額」と言われているライセンス料もAdobeだけが負担すればいいわけですしね。

最後はYouTubeのシェアを盾に、GoogleがWebMをごり押ししてくる可能性も捨てきれませんが、しばらくは「の停滞」という状況が進むんじゃないでしょうか。最終的にどこが勝つか(どっちが折れるか)は分からないですけどね。


大雪!

2011-01-16 22:36:54 | Dialy

とにかく、本日は大雪ですよ!

私は岐阜県美濃地方に住んでいるのですが、朝から降り続いた雪は、あっという間に当たりを白く染め、昼間だというのにみるみるその厚さを増していきました。・・・夜10時を過ぎてようやく小康状態となりましたが、ふくらはぎのあたりまで埋もれるくらいの積雪なんて、本当に久しぶりですね。・・・うう、明日が休みだったら良かったのに・・・

ちなみに、中部地方各地の状況は以下の報道の通り。

中部に寒気、大雪 岐阜・白川村で積雪170センチ 中日新聞

日本気象協会などによると、16日午後9時現在、名古屋で11センチ、岐阜で21センチの積雪を記録。名古屋で積雪が10センチを超えたのは3年ぶり。岐阜県では白川村で170センチ、飛騨市河合で130センチ、滋賀県では長浜市余呉町柳ケ瀬で84センチ、彦根で24センチの積雪があった。

今回は日中でも零度前後と気温が低く、積もった雪が解けなかった事が要因みたいです。それにしても、170センチか・・・飛騨地方はさすがに貫禄が違いますねえ・・・

私が出かけていたのは昼間のみで、幸いにも夜間は家で引きこもれたのですが、ひっきりなしにテレビに流れるテロップが、交通機関の混乱ぶりを物語っていました。普段から雪になれていないと、いざというときは弱いもの。かといって、どうしようもないんですけどね。

さて、怖いのは次の朝。圧雪、凍結、月曜日・・・いつもよりもずいぶん早く家を出ないと出勤に支障が出そうです。子供の頃はあんなにも雪が楽しみだったんですけどねえ・・・


「ただのテレビが欲しい」という願いは贅沢か

2011-01-15 21:11:45 | Digital Devices

いよいよ押し迫った地上アナログ放送の停止に加え、家電エコポイントの終了という未曾有の特需によって売れに売れまくったテレビ。この機会に買い換えられたという方もかなりの数がいらっしゃるのでしょうね。

ところで、その買われたテレビ、色々と機能が付いていませんでしたか?
例えば、SDカードスロットに記録してある写真をプレビューできたり、ネット接続してアクトビラが楽しめたり・・・場合によっては録画が出来たり、ブルーレイがみれたりするかも知れませんね。
最後の二つは「使うから」選ばれたのでしょうけど・・・「ただのテレビ」でも良くないですか?

ただの、といっても「無料」という意味ではありません。単機能のテレビという意味です。テレビはテレビが見えて、色々つなげられたらそれで良いと思いません?

今欲しいのは「バカテレビ」 GIZMODO

・・・と言う事を、改めて感じさせてくれたのがこの元記事です。録画ならレコーダーでやるし、YouTubeも写真のプレビューもPS3とかでできるならそれで良い。たぶん、そっちの方が快適だし。アクトビラも要らない、普通にインターネットをしかるべき端末で見るから・・・

「だから、その分の値段を引いてくれ」とは言わないけれど、それを画質や音質の向上、あと一つHDMI端子を付けることに使ってくれた方がずっと良いと思いませんか?もはや、その願いはほとんど届かないくらい、主要メーカーのメインストリームは機能満載ですけどね。

昨日のエントリで紹介しておいてなんですけど・・・REGZAアプリなんて要らない、BRAVIAのガジェットも使わない・・・と私は個人的に思っちゃいますけどね。


東芝の新しいCELL、CEVOが作る「次のREGZA」

2011-01-14 23:35:17 | Technology

CELLといえば、昨年はPS3に採用しているソニーよりも、むしろ東芝の方が、CELL REGZAにSpursEngine・・・そして、ソニーから買収したCELLの工場をまたソニーに譲渡した・・・と、色々と話題の尽きない一年だったように思います。

SonyのPS3のようなハードウェアを持たない東芝は、CELL REGZAによってテレビにインテリジェントな機能を持たせる方向性を大きくデモンストレーションしましたが、その路線は今後も継続していく、という決意表明であるかのような、新たなCELL REGZAの心臓部である新しい映像エンジン「CEVO」を発表しました。

東芝がCESで発表した新映像エンジン「CEVO」とは? CNET Japan

CEVOは、「CELL Evolution」を語源とする。2009年12月に発売されたCELL REGZAに搭載した「CELL REGZAエンジン」のDNAを受け継いだ新たな映像エンジンと定義されており、今後の東芝の薄型テレビ事業における大きな差異化ポイントになるものだ。

よりパワフルで汎用的なプロセッサをコンパクトかつ低消費電力で提供する、という理念を持ったCEVOは、従来のCELL REGZAのようなハイエンドの製品では無く、ミドルレンジの製品に搭載することを目標として開発されている様です。
それを踏まえて、4K(4000×2000ピクセル。フルHDの4倍)の高解像度の実現を前提としてCEVOが開発されていることに注目。もちろん、3D映像をフルHDで表示するためには表示するためには必要な措置(左右の目様にピクセルを割り振るので解像度が半分になる)と言えますが、それよりも2D表示でのより一層の高精細化がきがかりです。正直な話、ネット対応とかREGZAアプリとかはどうでも良いので、ミドルレンジに4K解像度のテレビが降りてくると言うのはすばらしく刺激的です。

今年地上アナログ放送が停波となり、テレビ需要が落ち込むと言われていますが、そんなときこそ、他社との差別化のために「最強の2DTV」なんていうのも良いんじゃないでしょうか?テレビに関してはソニーフリークの私ですが、CEVOの行方には期待してしまいますね。


Google、ChromeブラウザでのH.264サポートを終了

2011-01-13 20:32:07 | Technology

今日の世界において、Googleのネットにおける影響力というのは、それはもう巨大なものがあります。主力となっている検索事業はもちろんのこと、Androidに代表されるOS事業、Google Appsによるクラウドサービス、Firefoxなどオープンソースプロジェクトへの出資など、その活動は多岐にわたります。

その中でも最近の注目株の一つはChromeブラウザ。Chrome OSがどうなるのかはまだ未知数ではありますが、そのシンプルさとエンコード速度から徐々にユーザーを増やしていっています。

そのChromeブラウザが、突如としてH.264のサポートを終了してしまうと言うのです。

Google、ChromeブラウザでのH.264サポート終了へ ITmedia

米Googleは1月11日(現地時間)、Webブラウザ「Google Chrome」でサポートするHTML5のビデオコーデックからH.264を排除すると発表した。同社が昨年5月に発表したオープンソースのビデオプラットフォームWebMの普及を促進する狙いとみられる。

H.264は、HTML 5におけるビデオコーデックの本命と目されているフォーマットで、Flashビデオの代替となる形で、ほぼディファクトスタンダードの地位に位置します。
ただ、H.264は様々な企業が共同で権利を保有している「ライセンシーが必須」なフォーマットであるため、Googleは「オープンなイノベーションのため」、H.264を捨ててオープンソースであるWebMのサポートを強化すると言っています。

・・・というのは、まあ表向きの理由でしょうね。

最大の理由は、オープンソースとは言え、自社が立ち上げて、自社の影響力が最大限に発揮でき、自社がライセンス料を払う必要のないWebMをディファクトスタンダードに押し上げるためでしょう。
もし、Googleがその目的のために手段を選ばないならば、資金を提供しているFirefoxでもH.264のサポートを止めさせるでしょう。となると、ブラウザの一大勢力がH.264の標準サポートを止めることになってしまいます。これはH.264にとってゆゆしき事態です。

当然、今回の決定について批判が飛び交っている訳ですが、今更Googleは決定を撤回しそうにないですし・・・再生のためのプラグインが出回ることを期待するしかないです。

これでなし崩し的にWebMがHTML 5のディファクトスタンダード・ビデオコーデックになると言う未来はあんまり見たくないですなー・・・ちなみに、AppleはSafariでWebMを採用していませんし、IEを擁するMicrosoftはWebMには賛同していますけど、こんな批判的なエントリを出していることを付け加えておきます。


iPhoneと連動する”アナログメモ” キングジムから

2011-01-12 21:14:58 | Digital Devices

以前、仲間内で食事に行ったときのこと。注文したメニューの記録を取ろうとしたときに、「iPhoneはとっさのメモ書きには向いていない」という事実をまざまざと思い知らされ、猛烈にペンと紙が欲しくなったものです。

デスクワークだけに限らず、電話のメモ、仕事のメモ、プライベートのメモ、考えをまとめるときなど、紙とペンというのは何とも便利なツールです。しかし、整理が面倒であったり、再利用が難しいなど、紙のメモにも弱点があります。
それをiPhoneと連携することで補おうという製品が、あの「ポメラ」や「マメモ」のキングジムから発売される模様です。

iPhoneと手書きメモを連携、キングジムの「ショットノート」 ケータイWatch

ショットノートは、手書きメモをデジタル化するために開発されたアプリ連携ノート。専用のiPhoneアプリでノート四隅のマーカーを読み取ることで、台形補正や色補正、サイズ補正が自動的に行われ、ノート画面ぴったりに取り込める。

また、ノート上部の日付と番号部分はOCR(自動文字認識)機能で読み取り可能で、検索時に活用できる。iPhoneアプリに取り込んだノートデータはメール添付できるほか、Evernoteにも保存できる。

要は、マーカーが印刷された紙のメモなので、コストも現実的に~630円と「チョット買ってみようかな?」と思える値段です。アプリも無料なので導入は気軽に出来そうです。また、紙のメモの方にはマーカー以外のギミックはありません(仕込めません)から、そのうちAndroidでも使えそうですね・・・

普段は普通のメモとして使っていて、残すべき重要な情報が書き込まれたときにだけ、さっと取り込む・・・という使い方が良さそうです。多少割高ですが、その当たりはいざというときの手間を省くためと思えば気にならないかも。
最安のSサイズには専用カバーも用意されていますけど、ここはどこぞのairpenのように、Evernoteコラボモデルを作っても良いような気がしますが・・・どうでしょう?


アクティブに度数変換 液晶メガネ

2011-01-11 21:16:52 | Technology

液晶。腕時計や電卓、ディスプレイまで「表示する」用途にモリモリ使われている工業材料ですが、そのような用途以外にも使い道がある事をご存じですか?例えば、スイッチを入れると一瞬で曇りガラスになる窓ガラスとか、シャッター式3Dメガネのレンズ部分であるとか・・・光を遮断する用途にも使われています。

液晶は、電圧をかけることによって分子の並び方が変わり、光学的性質が変わる・・・透明だった物が不透明になったり、屈折率が変わったり・・・という性質を持っています。液晶ディスプレイも、電圧をかけることで光を通す・遮断するという性質を一画素ずつ制御して、動画や静止画を表示しているのです。

その性質を使って、身近にある物をもっと便利にしたらどうなったか?と言う事で、焦点距離を自動で切り替える「遠近両用メガネ」がCESで発表されました。

【CES】21世紀の遠近両用めがねに感動! ポイントは液晶レンズ GIZMODO

遠近両用レンズも累進多焦点レンズも違和感があって慣れるまでに時間がかかりますよね?
でも、そんな悩みをPixelOpicsが解消してくれたんです。古いテクノロジーじゃなく21世紀っぽいアプローチで。
彼らが開発したのは液晶レンズ。遠くを見る時、近くを見る時、いずれの場合でも必要に応じて、ほんの一瞬で焦点を合わせてくれちゃうんです。

私は幸いにもメガネやコンタクトレンズのお世話にならずに過ごせていますが、来る老眼の時のことを考えると、このメガネは実に有用だと思いました。そうでなくても、普段は近視用の普通メガネで、本を読むときだけは一瞬で遠視モードに切り替えられるというのは本当にすごいです。たまに、自分の目のオートフォーカスの調子が悪いときがあるので、タッチセンサーを触るくらいの手間は余裕で許せる気がします。

ところで、かつて見たメガネの記事の中で、こんなアナログな製品がありました。

自分で度数を調整できる“液体レンズ”のメガネが登場! ROCKET NEWS24

レンズが液体で作られており、その量によって度数を調整できる。同教授によると、発展途上国にはメガネを必要としているにも関わらず、持てない人が10億人もいるそうで、「このメガネを使えば約8割の人が視力を矯正できる」という。

使い方は、ガラスではなく透明樹脂の枠の間に液体が入っており、フレームに付けられた注射器で液体の圧力を調節、レンズの膨らみ具合を変えて度を調節できるという、デジタルのかけらも無いものです。

・・・ですが、安価で調整もしやすいこのメガネこそ、今すぐに世界に普及して欲しいメガネだと思うんです。あれから続報が聞こえてこないけど、プロジェクトはどうなっているんでしょうね?


たまには”しょうぎ”でもいかが?

2011-01-10 23:59:59 | Life

  もう2011年が始まって10日が過ぎ、そろそろお正月気分も抜けてきた頃でしょうか。年末年始の休みを利用した地元の友人との忘・新年会をやられた方を多いかと思われますが、私も例に漏れず、普段中々集まれない仲間たちとささやかな新年会を行いました。

インドアでだらだらして過ごすのですが、今年はちょっとしたおもちゃを用意しました。幼児から遊べる将棋の入門用ボードゲーム、「どうぶつしょうぎ」です。

どうぶつしょうぎ・ねっと あそびかた

簡単に説明するならば、3×4マスの板の上に、それぞれ「ライオン」「ぞう」「きりん」「ひよこ」の四つの駒を置いて、交互に駒を動かしながら対戦するという物。最終的に、王であるライオンを捕まえるか、ライオンが相手の陣地にまで移動できた方が勝利になります。

とにかく盤面が狭いことと、駒の数が少ないことで、初めて見たときは正直なめてかかっていたのですが、なかなかどうして奥が深いです。盤面が狭いので手を読みやすいのはあるのですが、将棋と同様に持ち駒を使えるので局面が大きく変わりやすいため、一手のの悪手が致命的となる事もしばしば。意外と一局が長いです。

長いと言っても本将棋よりは遙かに短いので手軽に遊べますし、将棋などのボードゲームが苦手でも、出来る手が少ない分、頭の中でシミュレーションしやすいです。ふやけた頭にカツを入れるための「栄養ドリンク」として実に有効なんじゃないかと思います。

というわけで、子供だけではなく大人にもお勧めなんですが・・・メディアに紹介されたりした結果、現在手に入りにくくなっているようです。ただ、前出のどうぶつしょうぎ・ねっとでは印刷して使えるキットが用意されていますし、iOSでもアプリがあります。興味がある方は是非どうぞ。