Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

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NGPこと次世代PSPが発表に まさにモンスターマシン

2011-01-27 18:49:33 | Digital Devices

とうとうと言いますか、ついにと言いますか。あのPSP goの盛大な肩すかしから1年、NGPこと次世代PSPが正式に発表されました。事前に噂されていた通りのスペックで、正にモンスターマシンと呼ぶのにふさわしい製品となっています。
ちなみに、NGPはNext Generation Portableの略です。決してNeoGeo Pocketとか言ってはいけません・・・すいません、思いついたら書かずにはいられませんでした。

詳細なスペックは、例によってengadgetが詳しそうなので引用。

次世代 PSP "NGP" 発表。有機EL & 3G & 両面タッチ、年内発売(ギャラリー、動画追加) engadget

従来の縦横2倍となる960x544解像度の5インチ有機ELディスプレイ、ディスプレイはタッチスクリーン化されたうえ、背面にもタッチパネルを備えます。そのほかデュアルアナログスティック(スライド式ではなく「普通の」アナログスティック)、モーションセンサ、前後カメラ、3G + WiFiなど。

次世代PSP「NGP」はARM CPU・PowerVR GPU それぞれ4コア engadget

CPU部分がARM Cortex-A9 ベースの4コア + グラフィック部分がPowerVR SGX543MP4+ つまりこちらもクアッドコア。SGX543MPxの採用は、2009年にImagination Technology の発表からの予測としてお伝えしたとおり。ARMベースのCPU採用も大方の予想通りですが、Cortex-A9の4コアは携帯機器でこれまで例がありません。

 3DSのグラフィックス性能がかなり割り切った仕様であったのと比べると、こちらは正に妥協しない・・・大人げないくらいの全部のせ感がアリアリです。CPU性能などは、正直な所動いているところを見るまでは「すごそう」としか言いようがないので、発表されたその他のスペックの気になるところを見ていきましょう。

まず、3Gの採用に関しては、毎月の使用料金の関係上、お財布に直接関係してくるところですので続報を注視したいところ。
タッチスクリーンや解像度、背面タッチパネルは噂通り。それよりも、UMDではなく専用のフラッシュカードでのゲーム提供になる点が気になります。後方互換性とか、ほぼPSP専用となってしまったメモリスティックはどうなってしまうのか、など興味が尽きないところです。

個人的に一番残念だったのが、ほぼ従来型PSPそのままのデザイン。見た瞬間にがっかりですよ・・・。まあ、慣れているのもあるし、操作しやすいというのも分かるのですが、数年前からたびたび出てきている「ぼくのかんがえたさいきょうPSP」デザインがあまりにツボだっただけに・・・ソニーは全く悪くないんですけどね。

Nintendo 3DSとは全く違うNGP・・・双方とも、初代の方向性をぶれずに貫いたと言えますが、お値段の方向性も、どうやら「3DS < NGP」と初代と同じような形になりそうな雰囲気がぷんぷんしますが・・・そのマシンパワーと、てんこ盛りなインターフェイスがどんな世界を見せてくれるのか。今後の続報が非常に楽しみです。