iPhoneが世に出てから、「マルチタッチインターフェイス」がやたらと注目されています。といっても、主にタッチスクリーンを搭載したモバイルデバイス向けに発達してきましたので、デスクトップでの普及は今一歩と言ったところ。Windows 7では対応しているものの、腕を伸ばして使わなくてはいけないと言う事もあり、そこまで便利という印象は受けません。
そんな中、アップルの出したMagic Mouseは衝撃でした。マウスでありながら、マルチタッチインターフェイスも使えるというのですから。相変わらずマック専用とあって使えてはいませんが、正確かつ楽な姿勢でポインティングが出来るマウスに、自由度のあるマルチタッチを組み合わせるというのは実にエポック且つスマートです。
・・・ところで、同じベクトルの取り組みをマイクロソフトもやっていたことをご存じですか?
Mouse 2.0というプロジェクトで、様々なマウスを試作してはその可能性を探っていたようですが、その中で、Magic Mouseと同じようなコンセプトのマウスも作られていました。
そのマウスが、他のマウスを差し置いてさっそく製品化されることになったようです。
マイクロソフト Touch Mouse 発表、マルチタッチジェスチャに対応 engadget
屈伸するマウス Arc Touch Mouse を今月から一般販売するマイクロソフトが、CES でまた別の製品 Touch Mouse を発表しています。Touch Mouse はマイクロソフトの研究プロジェクト Mouse 2.0 の成果を製品化したもので、マウスの指を触れる面が側面まで静電容量式のタッチ認識センサーで覆われていることが特徴。通常のマウスとおなじ左右クリックのほか、三本指までのジェスチャ操作に対応します。
三本指までのジェスチャに対応する事で、出来ることはかなり多彩。ウェブページのスクロールやウインドウの左右フリックなど、ネタ元のビデオでは見るからに快適そうです。
すでに米国のAmazonでは予約を受け付けており、5月発売だとか。日本での発売は分かりませんが、今度こそマウスを新調するときが来たのかも・・・