Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

ショットノートが「買い」な理由

2011-01-21 23:59:59 | Thinkings

四隅にマーカーの付いた、iPhoneのカメラで手早くデジタル化できるメモ用紙、ショットノート。過去にも一度紹介していますが、個人的にAmazonでの予約注文をした今、再度「なぜ買いだったのか」を検証し、自分を納得させたいと思います。

キングジム SHOT NOTE

まず、最大の特徴としての「iPhoneのカメラで気軽に取り込める」という点。単に写真を撮ってメモ代わりにする、という用途ならば今まででも特に問題があったわけではありませんが、後の再利用まで考えるととたんに面倒になるのが「きれいに取り込む」と言う事。
やってみると分かりますけど、ゆがみ無く・最適な大きさで資料を写真に撮るというのは意外に難しいんです。ややラフに取り込んで、補正ソフトできれいに直してやる等の一手間がどうしても必要になってきます。それを四隅のマーカーを使うことによって、一発で解決している点は特筆物。正に気軽です。

次に、素早く、詳細にメモが取れるという点。iPhone単体で「聞いたことをメモる」「とりあえず走り書きする」というのはかなり難しいです。といいますのも、「アプリを立ち上げる」「ボタン入力で文章を打ち込む」というステップが必要で、後の再利用は非常に容易ですけれど、速度が圧倒的に不足します。フリック入力に最適化されている方なら問題ないかも知れませんが・・・。
また、手書きアプリを利用する場合は、自分が使った感想ですと、「iPhone程度の画面の大きさ」かつ「筆記具が指先」という環境で、細かいメモを効率的に取るのは不可能じゃないかと。私はZeptPadを使っているのですが、一画面に漢字数文字を書くのが精一杯。使い物になりません。
「メモを取り出して」「ペンで書く」という2ステップが必要ではあるけれど、高精細に、しかも文字も図面も自由に使える紙のメモ帳は、最適なメモツールであると改めて思います。

それらの、「気軽に取り込める」「素早く書ける」という点に加え、取り込んだ後はもちろん、取り込む前も取捨選択がしやすい点が大きいです。デジカメは、「撮った写真をその場で確認できる」ところが大きなメリットですが、ショットノートも同じように、「できあがったメモを取り込むかどうか」その場で取捨選択できるという大きなメリットがあります。これは、情報整理の第一歩として重要なポイントです。

さらに、ある意味一番のメリット言えるのが「導入コストが低い」点。数百円から導入でき、使いはじめやすいのはやはり大きなポイントです。また、マーカーだけというギミックの単純さも、今後の展開や利用の枠の広がりに期待できます。

「メモを持ち歩かなければいけない」というデメリットはあるものの、後は総じて使い易い特徴を備えているショットノート。発売は2月7日とのことですが、とりあえず早く使ってみたいというのが正直な所。ToDoアプリに貼り付けるなど、色々と利用法を探っていきたいですね。