Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

「注射なんて痛くない!」、思いこめば痛くない?

2005-11-09 20:50:36 | Weblog
 注射・・・ああ、もう嫌な響きですねえ・・・。
 私もつい最近、健康診断の血液検査で針を刺されたんですが、何を思ったかぐりぐり回しやがったんです!ただでさえ針を刺されている感覚が嫌なのに、そんなまねされたら余計嫌だし何より痛い!
 献血にしても、注射針を刺すんじゃなければ、もっとみんな協力すると思うんですけどねぇ・・・

 さて、昔から「病は気から」と申しますように、心と体は何かとリンクして語られることが多いです。
 「パッチ・アダムス」で初めてクラウン・ドクター(ピエロのお医者さん)の存在を知った人も多いと思いますが、実際に「笑いこそが一番の薬」となることも多く、彼らは多くの重病患者の心に光を差し込んでいます。何事も、本人が前向きになることが一番大切なんですよね。

 そして、その効用の前には注射でさえも例外ではなく・・・

注射、もう怖くない? 「思い込み」で痛み軽減 Sankei Web


 注射の針が刺さるときなどに、「痛くない」と思い込むと実際に痛みの軽減につながることを、西宮協立脳神経外科病院(兵庫県西宮市)の小山哲男(こやま・てつお)医師と米ウェークフォレスト大のロバート・コグヒル助教授らが29日までに確かめた。

<中略>

 小山医師は「“心頭を滅却すれば火もまた涼し”ということをある程度裏付けた。注射の前に痛くないと医師が患者に伝えたり、患者が思い込むことは根拠がある鎮痛法だ」と話している。


 確かに、「怖い怖い!痛い痛い!」と思いながら注射を受けるのと、何かに気を取られながら針を刺されるのとでは痛みは全然違います。それが実験で確かめられたのですからたいしたものです。

 これからは、「注射なんて痛くない♪」とタカをくくってかかりましょうよ!

 いやあ、でもねえ、あの点滴用とかのぶっとい針を見ちゃうと、ほら。そんな簡単に思いこむことができたならいいんですけれどね!

 注射よりも効率的に薬剤を投与する方法、そして血液を抜き取る方法が開発されるまで、痛みと注射のジレンマはずっと続いていくんでしょうね。「痛みを感じないほど細い針」も開発されていますけど、採血には絶対使えないですからね。

 それでも、痛みを抑える方法を知っているのと知らないのでは、やっぱり違う。次からは皆さん、活用してみてくださいね。

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