以前、このブログでも記事にした、気象庁の地震速報。(五秒間で何ができるか)
以前にも指摘しましたが、5秒間という時間は何をするにも短く、できることは非常に限られます。「人間にとっては」。
しかし、機械に、とりわけコンピュータにとってみると、5秒というのは存外に長い時間です。では、その五秒間を何に使うことができるのか。それにいち早く取り組み、製品化したのがNECです。
NEC、緊急地震速報のPC表示用ソフト「震前大使」 PC WATCH
今回の震前大使は、緊急地震速報をサーバーが受信し、それぞれのクライアント(最大128カ所)に情報を再計算して再配信するソフトウェアシステム。地震の到達時間や震度の再計算を行なうことで、各地点への到達時間や震度を設定地ごとに表示できる。
名前はいかにもふざけていますけれど、内容は至ってまじめ。企業向けのクライアント・サーバー型地震速報活用ソフトウェアです。
いざというときポップアップして、クライアントに正確な地震到達予定時刻を知らせる、というのが主な機能ですけれど、これだけだったら携帯キャリアの速報サービスと大して変わりません。
重要なのが、この先の機能です。
ブザー、エレベーター、館内放送システムなどと連携できるよう、接点出力や連携用プログラムを用意。これにより、公共施設で注意勧告、警察署や消防署の対応の迅速化、緊急車両が閉じこめられないようにシャッターを自動で開けるなどが可能になるとしている。
つまり、設備と連動させることにより、いかに被害を少なくするかという案件を「実行する」ためのソフトウェアだということです。
とっさの地震警報に、適切に人間が判断を下して行動できるかは難しいところですが、プログラムで制御されたプログラムなら、被害減少に最適なパターンを実行することが可能です。ガスの供給を止める、非常扉をあらかじめ開ける、窓ガラスを路上にばらまかないようシャッターを下ろすなど、できることはいくらでもあります。これこそが、正しい地震警報の使い方だと思うのです。
将来的には、派生商品や競合他社の製品もたくさん出てくると思いますけれど、変わらず重要なのは、いかに被害を減少させるかということ。
たった5秒、されど5秒。せっかくあるものを最大限利用することは、こと災害においてはとても大切なことだと思いますよ。
以前にも指摘しましたが、5秒間という時間は何をするにも短く、できることは非常に限られます。「人間にとっては」。
しかし、機械に、とりわけコンピュータにとってみると、5秒というのは存外に長い時間です。では、その五秒間を何に使うことができるのか。それにいち早く取り組み、製品化したのがNECです。
NEC、緊急地震速報のPC表示用ソフト「震前大使」 PC WATCH
今回の震前大使は、緊急地震速報をサーバーが受信し、それぞれのクライアント(最大128カ所)に情報を再計算して再配信するソフトウェアシステム。地震の到達時間や震度の再計算を行なうことで、各地点への到達時間や震度を設定地ごとに表示できる。
名前はいかにもふざけていますけれど、内容は至ってまじめ。企業向けのクライアント・サーバー型地震速報活用ソフトウェアです。
いざというときポップアップして、クライアントに正確な地震到達予定時刻を知らせる、というのが主な機能ですけれど、これだけだったら携帯キャリアの速報サービスと大して変わりません。
重要なのが、この先の機能です。
ブザー、エレベーター、館内放送システムなどと連携できるよう、接点出力や連携用プログラムを用意。これにより、公共施設で注意勧告、警察署や消防署の対応の迅速化、緊急車両が閉じこめられないようにシャッターを自動で開けるなどが可能になるとしている。
つまり、設備と連動させることにより、いかに被害を少なくするかという案件を「実行する」ためのソフトウェアだということです。
とっさの地震警報に、適切に人間が判断を下して行動できるかは難しいところですが、プログラムで制御されたプログラムなら、被害減少に最適なパターンを実行することが可能です。ガスの供給を止める、非常扉をあらかじめ開ける、窓ガラスを路上にばらまかないようシャッターを下ろすなど、できることはいくらでもあります。これこそが、正しい地震警報の使い方だと思うのです。
将来的には、派生商品や競合他社の製品もたくさん出てくると思いますけれど、変わらず重要なのは、いかに被害を減少させるかということ。
たった5秒、されど5秒。せっかくあるものを最大限利用することは、こと災害においてはとても大切なことだと思いますよ。