Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

正しい時刻補正の手段を増やすために

2011-04-03 23:59:59 | Technology

 地震の影響で福島の標準電波が停波してから早半月。・・・中部地方は、九州からの電波も届くと甘い見通しでいたのですが、そちらからの電波の方が弱かったみたいで、私の住んでいる地域では補正をしてくれないことが多くなってしまいました。

 月差15秒くらい良いじゃない・・・という話もありますけれど、やはり電波時計と言うからには、常に正確な時刻を刻んでいて欲しいもの。というわけで、標準電波が届かなくてもものともしない、この時計の存在が徐々に気になり始めました。

スマートフォンと通信できる“G-SHOCK” カシオ計算機プレスリリース

今回ご案内します“G-SHOCK”の新製品は、世界中で時刻を自動補正できる機能性を追求した、当社が次世代腕時計“スマートウオッチ”と位置づけるBluetooth® Low Energy対応ウオッチの第一弾です。
今年、市場に登場するといわれているBluetooth® Low Energy対応のスマートフォンと通信ができるので、スマートフォン側の時刻と腕時計の時刻が自動で同期します。また、スマートフォンは、タイムゾーンの異なる国や地域に移動しても現在地の時刻を自動で取得するので、腕時計も現在地の時刻に自動で補正します。

 日本に二カ所しかない標準電波発信源に比べ、インターネットはアクセスできる経路が圧倒的に多いです。そのため、対応機器さえ持っていれば、確実に時刻を補正できるというのは大きな強みになります。今回の様に電波が停波したときや、海外のようにタイムゾーンが変わったときも、標準電波に頼らないで時刻補正できるのは安心感と手軽さが違いう・・・と、実際に補正できなくなって初めて思いました。

 ただ、やはり初物ですから、ソーラー電波時計のような「基本的にメンテナンスフリー」というわけには行かず、ボタン電池を二年ごとに交換しなくてはいけません。近頃の時計にしては電池寿命がやや短めなのが気になりますが、常に無線通信を続けている以上、仕方ないことでしょうか・・・他にも、スマートフォンと連携して使える機能があり、本来からすればそっちの方がメインの機能なんでしょうけど。

 冷静に考えると、スマートフォンと常にセットで運用していかなくてはいけないわけで、思った以上に制約が多いかも。腕時計をする人がどんどん減ってきている中、キワモノで終わってしまわないことを祈ります。



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