さすがにWindows XPを搭載した一般向けPC販売が下火になりまして、ネットブックというカテゴリも大きな曲がり角を迎えているところです。
かつての「画面解像度をカットしたローエンドXP機」という位置づけの時に比べ、Starterとは言えWindows 7を搭載するようになり、さらには軒並み画面解像度も上がっている今のネットブックは、よりローエンドノートPCに近い存在になっています。値段的にもあえてネットブックを選択する必要性が薄くなりましたし、Windowsネットブックの立ち位置は非常に微妙なものになっています。
そこで、「本来の意味でのネットブック」、つまり本当にネットしか使わない、というか使えないノートのみがネットブックと呼ばれる時代が来たのではないかと。
例えばインテルはMeeGoというネットブック搭載用OSを開発していますし、その他の団体も様々なWindowsに代わるネットブック用OSを開発していますが、やはり本命はGoogleのChrome OSでしょう。
そのChrome OS搭載ネットブックを、Google自らが直販する動きがあるようです。
Google、Chrome OS採用の自社ブランドノートを今月発表? engadget
複数のコンポーネント供給者からの証言として伝えられているのは、Googleが今月にも、自社ブランドの直販製品として Chrome OS採用スマートブックを販売するという話。
Googleは AndroidスマートフォンのNexus One で実験的に直販をしていましたが、Chrome OSでも最初はGoogleブランドの製品を、一般の小売店には出荷せずオンライン直販のみで販売する計画とされています。
元々Chrome OSプリインストール機は、インスタント起動の要件を満たすため、かなり厳密にハードウェア要件を定められているという話ですから、Google自らがリファレンス機を作るというのはそうあり得ない話ではないと思います。
問題は、実際に販売されるお値段と、果たしてネットしかできないノートPC状の何かにお金を払うユーザーの市場規模はどれくらいか、と言う事。
予想では、お値段は200ドルアンダーではないかと思ったりしますが・・・市場規模は「かなり小さい」としか。それでも、初回出荷分はかなり少ないらしいので、Google謹製のハードウェアが欲しい方は今後の情報に注意ですね。
infoseekにあったページ(Keel Labolatory)が消えてるがご存知?
じゃんく屋より
長らくのご愛顧、ありがとうございました。