ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨夜はボストン生まれで日本在住の友人、サイラスと彼の部屋で久々に飲みたおしました。

しかしアメリカ人の口で聞くアメリカンジョークって、落語家の話す落語と同じだなーとしみじみ思いましたね。さすが、本物。最高!中身は、ある意味最低だったりもしますけど!笑いすぎてお腹がよじれて、たぶん最後は下半身が一回転してたんじゃないか、という感じで子供の日の素晴らしい朝日の中を帰ってまいりました。

音楽仲間であり(彼はGt.&Vo.)、相談相手であり、買い物仲間であり、英語の先生であり、かれこれもう6~7年の付き合いになるサイラスですが、写真を撮るときに若干後ろに下がって小さい顔をよけい小さく見せようとする、意外に姑息なところのある(笑)ギリシャ人の血が半分入ったアメリカ人でして。しかしこう見えて、体一つで10年前に来日、職を転々とした挙句、今ではどこでどうやったのか慶応大学で教鞭をとっているというしっかり者でもあります。がんばってます。

昨夜は彼のアパートの屋上にまで上がりこんで、チェアー出して、星を見ました。まだ少し寒かったけど、色々と話を・・・あー、ワイン吹き出したくらい面白い話もいくつかあったと思うけど、大半は忘れちゃいました。あはは。あ、流れ星、見ましたよ、二つ。

「日本はさー、ほんと何でもしっかりしてるよね。どこの田舎のマクドナルド入ってもちゃんと訓練された大学生とかがさ、「いらっしゃいませー!」って笑顔でオーダー取ってくれるもんね。アメリカじゃ考えられないよ!ガム噛みながら仲間と無駄話してて、「すいません」って言うと、めんどくさそーうに「あん?なに?食べんの?」って感じだだもん。」・・・ま、想像はできますね。

例によって小腹が空いた僕が食べてたカップヌードルを見て「そーやってカップヌードルとか食べてもさ」「ん(ズルズル)?」「何も入ってないでしょ。」「・・・ラーメンは入ってるけど(ズルル)?」「いや、アメリカじゃそーいう食べ物に何が変な物が入っててもさ、もう慣れっこだから。日本人みたいにいちいち驚かないの。」「ほう?」「例えばさ、『おい見ろよ!!カップヌードルにハンバーガーが入ってたぜ!』って言っても『そうか。一緒にコーラ入ってねぇかよく探してくれ。』って感じね。つくづく日本の食品管理能力ってすげーと思うんだよね。」・・・確かに、言われてみれば。まぁ、とにかく真面目なんですよね、日本人って。時に極度なまでにね。しかしまー、例え話にいちいちハンバーガーが出てくるところはやっぱりアメリカ人(笑)。

 

彼は日本語もかなり喋れるんだけど、去年かな、ある春の日に、「ねぇサイラス、おれ英語勉強したいから、これからおれとの会話、全部英語にしてくんない?」って言ったら「OK!Sure!」。その瞬間から基本的に、全部英語で。電話とか、時に大変だけど、ほんと面白いですよ。買い物なんかに付き合ってあげて、一日中二人でクルマでぐるぐる廻ってたりすると、いつのまにかさすがに英語慣れして、なんかそれなりに普通に喋れちゃってるという。学校なんかで習うより、100万倍速いなーとホントに思いますね。勿論、うまく伝えられなくて悔しかったこととは、あとでちょっと調べたりはしますけど。でも、こういう実地で覚えた文や単語はなかなか忘れないですよね。

 

あ、ひとつだけ、昨夜教えてもらった「Thank You.」のちゃんとした(笑)、言い方っての、お教えしますね。ぼくも知らなかったし、ナイスだったから。

まずセットアップ(準備)ね。唇を前に突き出して、そこに舌を挟むようにして下さいね。そ、「Th(ティーエイチ)」の発音記号思い出してね、あの体制をとってください。そして一瞬息を飲んで(吸って)、手のひらを上に向けて、相手に言葉を届けてあげる感じのシェスチャーと一緒に、前半の「Thank」と言って下さい。「サ」って言わないよーにね、「Th」ですよー、ちゃんと舌挟んでねー(笑)。そしてその後、さし出した手を自分の胸元にスッと戻しながら「You」。サイラス曰く、「Youは自分が飲み込むのね。これ大事だよ。」だって。何度か試してみてください。どうですか?ほら、なんか本物っぽくなりましたよね

さて、そして何よりも一番大事なのは、これはどの言語でも一緒だろうけどさ、「Thank You(ありがとう)」って言うときは、やっぱり、

 

相手の目を見て、心を込めて、笑顔で

 

なんですよね。是非是非、やってみてくださいな。これで一番大切な言葉を完璧にマスターできましたねっ!

Thank You, C U soon!



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