【経営コンサルタントの独り言】 「菜根譚」を愛読書にする女性コンサルタント 110
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■ 「菜根譚」を愛読書にする女性コンサルタント 110
菜根譚があまり話題に乗らない時期から、日本経営士協会理事長・会長を歴任してこられた藤原久子先生は、菜根譚についてイロイロと語っていました。
藤原先生のお言葉の一部を紹介します。
『采根譚』の著者は洪自誠といわれ、日本に江戸時代中期に伝えられ、以来知識人の隠れた教養書として、明治以降も多くの人々に愛読されてきました。『采根譚』の書名は宋代の学者(思想家)汪信民の「人よく菜根を咬みえば、則ち百事なすべし」によると言われています。「菜根」すなわち、野菜の根は硬く筋が多いが、これをよく咬みうる者のみが、物の真の味を味わうことが出来る、ということを意味しています。
また「菜根」は貧しい生活、暮らしをいうことから、貧苦に十分耐え得るもののみが人生百般の事業を達成できることも意味しています。『采根譚』が日本に紹介されたのは江戸時代中期、加賀前田藩の儒者、林瑜(はやしゆ)が紹介したのが初めとされています。いらいおびただしい数の復刻本が出版され、中国よりも、日本で広く愛読されてきました。実業・ビジネスの世界で活躍されている多くの人々に、心の指南書として親しまれてきました。時が移り人が変わっても、変わる事のない哲理を今に活かそうとしているからだと思っています。
ブログで菜根譚前集の「未だ就らざるの功を図る」についての藤原先生の文章を紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/91643ee0aca253d53526e11d72244ede
(ドアノブ)
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