京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

御所東~京都市歴史資料館と梨木神社。

2013-10-10 17:36:22 | 京都観光に役立つ?話

9月連休。

次男・長女と一緒に、ちょっとしたお出かけをしました。

京都御所の東側です。

たぶん萩の花だと思いますが、紫の花がきれいです

御所東エリア・寺町通りの横にある市営パーキングに駐車しました。

(3時間500円だったかな。)

歴史ある、鴨沂高校の門です。

たしか校舎の建て替えをするとか、しないとかで話題になっていたような・・・

このあたりは、古いお寺があったり、同志社の会館とかあったりして、

地味だけど、京都らしいスポットです。

 

御所東・寺町通り、丸太町通り近くまで来ると、お目当ての場所がありました。

                              見逃しそうな看板です。

京都市歴史資料館。

こんなところにあったのか、て感じですが

入場無料なわりに、結構面白い企画をされていて・・・

私がどうしても行きたかったのが、コチラ

旧500円札の岩倉具視公についての展示でした

この方は、マンガ「風雲児たち」でかなり面白く描かれていて・・・

私が一番ギャグのツボにはまってしまっているお方です。

 

公家出身といえば、聞こえがいいですが・・・

実像としては、下級公家でかなり困窮した生活を強いられており、(その原因が江戸幕府からの締め付け・・・)

そのことが明治維新への原動力となったのでしょう。

家は、レンタル賭場の裏経営などしていたので、幼少時から、極道の方の中でも物おじしない生活をし、

相当肝のすわった、したたかな人物であったようです。

 

うろ覚えでどんどん話をしますが、大政奉還とか、小御所会議というのでしたか、

お偉いさん同士の会議で、迷っているボンボン育ちのお殿様を一喝して、一挙に方針をまとめ上げてしまった、というあたり、

ドラマのようで格好いいですね。

(実際作り話も混ざってるでしょうが、目撃者談も沢山あるでしょうから、なまじ嘘でないでしょうね)

 

岩倉村に幽閉をしているとき・・・

古びた民家の中で、夜な夜な、薩摩や公家の面々、中岡慎太郎や坂本龍馬が訪れて談義を交わしたとかいうくだりも、わくわくしますね。

(私のイメージでは、土間でウンチングスタイルで密談、というイメージなのですが

 

まあ、かなり、フィクションの読み過ぎで、実像と想像がかけ離れてしまった部分も、多々あるかと思いますので、

正しい資料を目にして、脳内イメージを添削していきたいと思います。

 

資料館では、子達と一緒ですので、わあわあと雑談しながら…さーっと見ただけでしたが、

4ページくらいの資料(上の写真のもの)を手に入れられたのが、うれしかったですね。

 

さて、横で「しんどい」「疲れた」「のど乾いた」とか連発している子達をなだめながら、

次なる目的地へ向かいました

寺町御門とかいう名前だったかな?

御所の東側を、北向きに歩いて行きました。

警備の堅い、御所の塀

よく見ると、石造りになっていて、すごくお金がかかってそうだ

塀の横は、緑が豊かで、良いお散歩になりました

 

で、目的地は、寺町と広小路通り(府立医大に向かう道)の交わるあたりにある・・・

梨木神社

街中なのに、すごい森になっていて、探しても中々見つかりませんでしたが

こちらも、明治維新の原動力となった・・・

三条実美公と、そのお父さんの三条実萬公の祀られた神社なのです

ザ・幕末めぐりです

三条実美公は、幕末、八・一八の政変の後、追放された尊王攘夷の急進派の公家・・・

七卿落ちのうちの一人です。

岩倉具視公に比べると、小説の中でのキャラクターは薄いんですが、

長州滞在が長く、司馬遼太郎の小説への登場回数が多いです。

この日、偶然にも、萩祭りをしていました

きれいだし、にぎやかでうれしいですね

梨木神社も、移設計画で?

この場所にマンション建てるとかいう話があるらしくて・・・保存の要望が出ているそうです。

うん、もったいないよね~

なかでは、日本舞踊の奉納をしてはって・・・

お子ちゃまたちが可愛い

梨木神社で欲しかった、土鈴をゲットして、帰りました。

萩ようかんというのも買ったけど、これは、丁稚ようかんでした。

700円は、ちょっと高いけど、

萩の絵の土鈴は、この時期らしくてほしかったです

お月見のタペストリーと一緒に、お店に飾ってます。

 


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