北側の近所の立派な八重桜の木があったお宅のコンクリート造りの家が解体されだした。一応立て替えというご挨拶があったようだが、私が居ない時だったので詳しいことは分からなかった。
工事車両が入ったと思ったら、最初にしたことは、その立派な八重桜の木などを切り倒すことだった。全部取っ払うのかと思ったら、端の木だけは残してあるが、埃除けには少しは役立っているようだ。
工事が始まってしばらくしてから、設計会社かな?の調査部門の人が、工事前の我が家の状態をチェックしておきたいと言ってきたが、あいにく何も知らないまま、我が家は屋根の葺き替えを始めてしまったので、足場があるが、それでよいならと、話したのだが、立ち会える日に来た人たちは、足場があって見にくいから足場がお取れてからくるので電話してくださいとのこと。
あいにく足場撤去が遅れて、やっと、解体工事が始まって2週間以上もたってから、来たのだが、私は仕事で立ち会えなかった。
考えてみたら、ガレージなどは足場に関係ないのだから、もっと早くに調査書を作成してもらえばよかった。毎日震度1~3くらいの振動が続いていたから、調査書を見た時にはあちこちクラックの隙間が広がっているように感じた。でも私も忙しくて、写真撮ったりしていなかったから、証明にはなりませんね。
やっとコンクリート建ての建物がほぼ平らになってがれきの山もだいぶ減ってきているが、まだ土台をこれから壊すのではないかと思うから、まだまだ揺れそう。
今日設計書が届いたが、建て替えといってもご自分たちが住むのではなく、ワンルーム程度の部屋が14戸のマンションになることが分った。今残してある木々も取っ払って敷地いっぱいに立てるみたい。
これから地盤面を下げて3階建てが立てられるようにするみたいなので、後1年半ほど工事が続くみたい。
最近は建築基準法の北側斜線(日照のための)がうるさいので、建物を南側いっぱいに寄せて、北側を開ける傾向があるみたいだが、設計書を見たら、南側の境界ぎりぎりに立てるようだ。10年ほど前に立てた近所のマンションより、年々南側が隣との境界に近くなってきているようだ。
むかし絵本の「小さなお家」が好きでよく子供たちに読み聞かせたものだが、あれほど都会にはなっていないけれども、この家も4方を高い建物(といっても10メートル規制があるが)に囲まれてしまいそう。
この近所の工事に、この家が耐えられるかどうか?瓦の重しがなくなって、かえってひびが入りやすくなっているのかもしれないと思ったりする。どうなんだろう?
工事が始まると、重機の重油か何かのにおいが強いし、埃もすごいので窓が開けられない。風はあるのに窓が開けられず、親の部屋はエアコンをつけて、消してしまわないように隠して出かけるようにしている。熱中症が心配だから。
夕方工事が終わって、やっと風が入れられる。不便な生活を強いられているが、最初の挨拶の時に頂いたお菓子くらいでは割が合わないな、と感じる今日この頃だ。