昨日は、本当は西沢渓谷ハイキングツアーに申し込んでいたが、前日の局所的な大雨情報で、自発的に参加を取りやめてしまった。
昨日の早朝の雨の具合では、参加しなくてよかったと思ったのだが、その後だんだん雨は収まってきて、なんだか参加していたら歩けそうになってきて、悔しい気持ちが収まらなくなった。
それで、雨雲の様子を見ていたら、どういうわけか山梨も大丈夫そうだったが、青梅線の方も、雨雲はあまりなく、夕方までなら雨はほとんど降らないかもしれない。八王子あたりは雨がひどそうだった。
平日は奥多摩特快もないし、時間がかかるから、こんな10時過ぎでは相当に遅くなるだろうと思ったが、路線情報を見たら、11時過ぎに出てもつくのは12時45分で同じこと。ケーブルで登って、レンゲショウマだけ見て降りたら、雨には合わないかもしれない。ということで、家で鬱うつしていても仕方ないので、出かけることにした。
分倍河原からJRで立川に出て青梅線に乗り換えたが、6番線と思っていたのは1番線で、いつまでたっても動かないので、あれっとホームに出たら6番線は中央線の方のホームだった。でもまだ1番線の電車でも大丈夫。それでまた戻って、乗り込んだ。東青梅のあたりで寝てしまい、ふと気づいたら青梅で折り返す電車にそのまま乗っていた。もう電車のドアが閉まるというところで慌てて降りて、反対側に停まっていた奥多摩行に走って行って乗り込んだ。セーフ!何とか座ることもできた。
御嶽ではおりそこなうと困るので寝ないようにしないと。緑が濃くなって時々百日紅の赤い花がきれい。
ホームからの御岳山方面 以前切りはらわれて植え替えられた杉林もだいぶ成長した様子だ。
御嶽駅前のバスは10分後に出る。バス停に向かっていたら、外国の男女が軽装で話しかけてきた。多分どこが良いかと聞いたらしいので、単語を並べて、バスとケーブルカーで御岳山に登って御岳神社に行けると話したが、私が雨具代わりのウィンドブレーカーを着込んで厚着だったので、山頂は寒そうと思ったらしく、他にないかとのこと。地図をもらいにビジターセンターに行ったが平日で閉まっていて、交流センターがあるという若い男性にその二人をお任せして、私はバスに乗り込んだ。
ケーブル駅から乗った人は少なかったが、降りてきたケーブルカーは結構満員で手を振ってくれたので手を振り返した。子供連れもいらした。泊り込みの行事でもあったのかしらね。
霧雨の降る山頂駅で数人の方々は神社方面に向かわれた。私はレンゲショウマ群落地の方へ向かった。登っていくと花も多くなった。カメラを向けたが、風で動くので、ピントを合わせるのが難しい。青いレインウェアの方とか、赤いウェアの方が写真を撮っていらしたが人はその方たちだけだった。フォトコンテストがあるので、最高の写真を目指して頑張っているのかな?
リフト駅近くの案内板
モミジガサのつぼみ
紅葉カラマツ
この赤い実はなんだろう? あとで調べたら、トチバニンジンでした。
登ったり降りたりして、写真を撮ってから、ケーブル駅に戻った。結構神社側から降りてくる方たちがいらした。ケーブルに乗り込んだら、その方たちはどこかの農協の団体で、点呼を取るから戻るように言われて、降りて行ったのでケーブルはスカスカになった。
それから、生わさびやきび団子を土産に買って、バス乗り場に降りた。
マタタビの葉
バスもガラガラで出発。
駅前に着いたら雨は止んでいて、空が明るい。これなら御岳渓谷沿いに沢井まで歩けそう。ということで沢井に向かって歩き出した。
曇り空だが渓谷の流れのいろは明るい。時々ラフティングのボートの一団が下っていく。楽しそう!思わず手を振ったら、若い子たちが手を振り返してくれた。
懐かしい渓谷の歩道だ。濡れてちょっと滑りやすいところもあった。涼しい沢で小さな子供を遊ばせている親子がいたが、川の水は満々として流れも速いからちょっと心配。
民家の花も楽しめた。
3本ある橋を途中まで渡った。テレビで見た寸又峡の橋に比べたらささやかなものだけれどね。
もう色づき始めた木々がある。
寒山寺
売店と試飲所のあたり
それから、やっと沢井の小沢醸造の売店の所に出た。お土産を何か買おうかと見ていたら、電車はもう出てしまい、30分以上後しかない。そういえば、昔来た時切符売り場がなくて、もしかしたらスイカでないと乗れなかったかしら?とちょっと心配になる。今日はスイカを置いてきてしまったから。それで売店の女の子に切符売り場はあったかしら?と聞いたら、調べてくださって、茶店で座っていたら、切符売り場はないけれど、乗車駅証明の発券機があるから、それをもっていって清算するのだと教えてくださった。ご親切にありがとうございました。
親へ卯の花煎りというものを買い求め、ふと見たら立派な長なすとキュウリがそれぞれ150円というので買い求めたら、もうお金が残り少な。電車賃を確保したら、清酒は一番安い小瓶しか買えなかった。
それから電車の駅に少し早いが向かって行った。駅入り口というところから登って行ったのだが、清酒の貯蔵庫が並び、この上に駅があったのかしら?とちょっと心配になった。もう何年も来ていなかったが、こんな坂を上ったかしら?
この横を登る。貯蔵庫が並ぶのを見ながら急坂を登る。
登ってみたら広場になっていて、その先の階段を上ると駅舎。確かに券売機はなく、赤い発券機があった。それを取ってホームに行こうと先に進んだらそちらは北側の出口の方だった。まごまごしてやっとホームに降りた。
平日なので人は少なめて座れたから良かった。また青梅と立川で乗り換えて最寄り駅に着いたが、まだ5時だった。でも買い物するお金がないので家に直行。
大して歩いていないのに、なんだか疲れました。涼しかったけれど、湿度がすごかったですね。でもかわいいレンゲショウマを見て、水量豊かな御岳渓谷を見て心が癒されました。レンゲショウマはまだまだつぼみも多くてこれからが見ごろでしょう。
、