新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

赤城山-黒檜山から駒ヶ岳周遊

2016-06-12 | ハイキング・登山

昨日は約一カ月ぶりにハイキングに行ってきた。前に大岳山に行って、親しい友人が仕事の疲れもあり、風邪をこじらせてしまった後なので、少し軽い山と思いながら、天気予報に振り回されて、あれこれ変更し、結局赤城山に決めたのだった。山の仲間はそれでご参加なさらず、結局同行は親しい友人のみとなった。

黒檜山は以前別のグループで裏側(桐生側)の花見が原から登ったが、表からは初めて。

幸い梅雨時だったが天気予報は好転し、朝から快晴。良かった!

親しい友人の希望で前橋までは普通電車。バスは最初つつじ祭りの臨時便があると言うので、ゆっくり目に出かけるつもりだったが、急遽早い電車に切り替えた。まあ、山は早いに越したことはありませんものね。高い山だと、雷の発生の恐れがあるから、午前中の行動がベストですし。

それで私は4時過ぎに起きて5時半には家を出た。予定より一台前の電車に乗ってしまったら、乗り継ぎの電車の具合が分からなくなり、ちょっとあたふた。大宮で友人と合流し、前橋には8時19分についた。隣のホームに特急赤城が止まっていて、ああ、特急もあるのね、と思った。

電車の中で、友人の持つ地図を見て隣に座った方が話しかけていらっしゃった。自分たちも赤城山に登るとのこと。その方は途中でお仲間の車に乗るということで下車なさった。熊の出没情報があるとのことだった。

前橋からは関越交通の赤城山直通の急行バスで出かけた。約1時間。ずっと話をしていて居眠りができなかった。

途中箕輪というバス停で降りた方々は、荒山というところに向かるらしかった。

私は時折目が車窓に向いていて、余りにレンゲツツジがきれいな場所があって、話をさえぎって話しかけてしまった。申し訳ありません。

そこは白樺牧場というところで、レンゲツツジが満開だった。大勢の観光客でにぎわっていた。美味しいソフトクリーム食べられるのかしら?

湖畔を通り、私たちはネット情報で黒檜山登山口はこちらが近いと言うのであかぎ広場というバス停で降りた。土産物屋やボート乗り場があった。

駒ケ岳と黒檜山方面?

ちょうど地図の看板があって、これも下調べしていた赤城神社の方向がすぐに分かったので、そちらに直進した。赤城神社への橋のところは大勢の観光客がぞろぞろと歩いていた。今日は暑いですね。

私たちは入り口の写真だけ撮って、登山口に直行。間もなく、目立たない登山口(標高1360M)があった。そういえば入り口が道路沿いということもあって、準備運動を忘れましたね。単独校の方がいらしたが、道路の反対側にいらしたのは準備運動をなさっていたのかもしれない。

  

登山開始は10時少し過ぎていたかも。突端から両側は笹の深い森の中の石がごろごろした狭い急坂が続く。急な階段状の登山道と聞いてはいたが、これほどとは。病み上がりの友人、大丈夫かしら?ごくたまにヤマツツジがさいていて、東国三つ葉ツツジの花びらがあちこちに落ちていた。ほとんどもう花は終わり。時折、シロヤシオの花びらも落ちていた。

大分登って来たとき、展望が開け、大沼が見渡せた。良く晴れてなかなかきれい。

しかし、平らな部分はわずかでまた急坂が続いた。しかし、殆どは森の中で日が射さない代わりに風もなくて、蒸し暑い。汗がだらだら落ちる。

アンテナの立った山の上の方に富士山が見えると書かれていたが、一瞬雲の中にてっぺんが見えた気がした。すぐに雲が広がって見えなくなってしまったが。写真には写らなかったですね。アンテナの左上ですが。

上の方は岩が多くなった。降りてくるからは、こちらから登るのは大変でしょう、駒ケ岳側から登った方が楽ですよと言われた。帰りビジターセンターの始発から乗れるように考えたのだったが。。。

やっと駒ヶ岳からの分岐にでた。ちょっと平らになる。100メートルで頂上とある。10分もかかりませんね。11時半ごろについた。標識のあたりに白い花が咲いた木が数本見られた。後から調べたら、ガマズミとコナシのようだった。

ガマズミ?

小梨

山頂

頂上は結構なハイカーが昼食を取っていた。それで、展望台まで2分というので展望台に足を延ばした。2分よりはかかったけれど、展望台に行くと大沼が良く見えるのかなと思ったがそれほどではなく、赤城山の麓の方?バスでたどってきたほうなのかしら、展望は開けていた。残念ながら雲が広がって、周辺の山々は余り良く分からなかった。

そこで昼食としたが、結構虫が多くて、虫除けを持ってきていて良かった。去年の虫除けでも役に立った。それで、ゆっくり目に昼食をとり、お湯を持ってきたので、コーヒーを入れて、締めた。

後にいらしたお姉さん方の一人は虫除けネットをかぶっていらした。虫に好かれるのか、良く刺されるらしい。

12時半に片づけて、後戻る。コナシの花が満開だが、ヤマツツジはこのあたりはまだつぼみが多かった。トウゴクミツバツツジとかシロヤシオはほぼ終わり。足元にはクサイチゴの花、キジムシロがたまに咲いているだけ。分岐のあたりで電車で一緒になった方が登っていらしたのにお会いした。

別れて私たちは駒ヶ岳側に進む。花見が原への分岐のすぐ近くに、黒檜山大神の鳥居と小さなお社があった。簡単にお参りして写真をとり、前に進んだ。

すぐ先にあったベニサラサドウダン。初めは木の実かなと思う赤い花だった。

先終わりのトウゴクミツバツツジ

そこの先からは木の急階段が続き、結構緊張。その後やや緩やかな尾根道になり、桐生側の展望が見渡せ、時々ヤマツツジがきれいだった。新緑もきれい。気持ち良い。

尾根道からの展望

道端に珍しく草花が咲いていた。クサタチバナ

小沼方面の展望が良い。そこからは気持ちの良い尾根道が続く。時折の赤いヤマツツジ、富士山も小沼の上の方に見えると書かれていたが、残念ながら雲が多くて見えなかった。

振り返った黒檜山

ヤマツツジの花

駒ヶ岳らしい山が見えてきた。下りの階段がある。

しばらく登り返すが幸い急登ではなく、緩やかな登りだったので、助かった。駒ヶ岳山頂は狭く一人の人が山頂の標識の所に座り込んでいて、写真を撮ろうとしてもどこうとはしなかった。よほど疲れ切っていたのかな?

大沼方面

柵のあった崩落地

尾根道

小沼方面

このあたりに駒ヶ岳登山口の大沼方面と鳥居峠方面への分岐があった。鳥居峠が大回りになるので敬遠して大沼に直行ルートをたどる。

大沼には急な坂を下る。少し慎重に下る。

しばらく行くと鉄の階段が続くようになった。それは巾が狭くて両側に手すりがあるので、快適に下りることができた。

木の階段、岩の道、また鉄階段などを経て、ずんずん大沼が近づいてきて、ついに道路に出た。駒ヶ岳登山口だ。1時半過ぎ。さてビジターセンターはどっちかな?看板があったので左に進んだ。

覚満淵の看板があり、バス停もあった。バスの時間がかかれていないので、そのままビジターセンターに向かっていたら前橋行きのバスが来た。手を揚げれば止まってくれたのかもしれないし、覚満淵のバス停で待機していたら、乗れたことが後でわかったのだが、取りあえずビジターセンターに向かってしまったら、1:45発のバスは出たばかりだと分かった。さっきのバスだった。すぐにビジターセンターの人に聞けば、覚満淵のバス停に戻るよう言われたかもしれない。またバスがそのあたりに来たのが見えたが、後の祭り。

次のバスは?なんと最初の計画のときのバス15:45までないのだ。ああ、2時間近くもどうしましょう?ビジターセンターで時刻表を見せていただいたが、15:15発の富士見高原行のバスで乗り換えても、前橋着は直通バスと5分しか違わなかった。

登山道で抜きつ抜かれつした方々が車でいらしていたらバス代くらい払っても乗せて頂こうかと駐車場のあたりで見ていたが、すぐ前を歩いていた方々の車がスーッと通りすぎてしまった。電車でお会いした方の車はないのかな?残念ながらいらっしゃらなかった。

タクシーを、バスに乗りそこなった方々に声をかけて乗ろうかとも思ったが、車が来るまでに1時間かかることもあると言うし、タクシー代も相当にかかるだろう。4人で乗ってもバスの倍はかかりそうと言うことであきらめた。

私達は仕方ないので、すぐ前の覚満渕の入り口に行って見ることにした。鹿除けネットがあって入れないのかと思ったらカーテン状になっていて、開けて入れた。

沼の両側にレンゲツツジの群落があって、なかなか素敵な所だった。木道が整備され、新緑の赤城の山々に囲まれている。陽射しは暑いが風はさわやか。沼には鴨のつがいもいた。尾瀬にも似た雰囲気だ。

駒ヶ岳方面とレンゲツツシ゛

それなりに散歩を楽しみ、ひと時を過ごした。鹿除けネットで植物を保護しているらしかったが、鹿除けで囲まれた地域とそうでない所で、植生に大きな違いはないのが意外だった。東の端には鳥居峠からの道があり、登山道でご一緒した若者の一団はそちらから来たらしかった。遠回りになりそうで、私たちは回らなかったのだが、こんなことならそちらを回ってくれば良かった。看板にはツツジが多い花のルートと書かれていたのだった。

クサタチバナの群落があった。

ともあれ、ビジターセンターに戻って私はソフトクリームを頂いた。友人はビールを迷っていらしたが、飲まずにお茶だけ召し上がった。走行するうちにバス停に人が並びだし、私たちも移動。

真ん中が土日の直行バス

富士見温泉行きに乗る人も多かったが、私たちはさらに前橋直行を待った。時間になっても待機していたバスが動き出さないのでイライラした。やっと乗り込んで発車。あかぎ広場の方に戻ってまた覚満渕に寄ったので、バスのルートが良く分かった。それが分かっていたらね、と話したが、初めてなのだから仕方ないと友人に言っていただき、少しほっとした。

白樺牧場のレンゲツツシ゛が夕方の光の中で印象が少し違って見えるのを見届け、私は眠り込んでしまった。よほど頭を通路に向けて傾けていたのか、友人が戻そうとしてくださって目が覚めた。前橋の近くになると道路渋滞して、到着は少し遅れた。

前もって調べていた、ゆうゆという天然温泉が北口から数分のところにある、というのでスマホで探して行った。630円と思ったら土日は730円だったが、内風呂と露天風呂があった。景色はなかったけれど、少し赤茶けたお湯でなかなか良かった。ジャクジーが止まっていたのが残念。サウナとミストサウナがあったので、私は20秒ずつ入って見て冷水にも足をつけた。電車の時間があるので大急ぎで入って6時に集合して、駅に向かった。アーバン快速という電車で帰宅。

帰りのバスの時刻表を打ち出さないで来てしまって、乗れたバスに乗れなかったのが申し訳ありませんでした。

遠かったが、それなりに楽しめたハイキングでした。私が家には9時ごろ着いた。お天気に恵まれて、良い一日になりました。ハプニングだらけでしたが、お付き合いくださった親しい友人に感謝します。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (1)
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