勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
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おかえり、ブルゴーニュへ / Ce qui nous lie

2018年12月01日 | 洋画(フランス系)
家を飛び出して世界を旅する生活を行っていたワイナリーの長男。兄の代わりに家業を継いでいた妹。別のワイン生産者の婿となっていた弟。そんな三人を描いた、フランス・ブルゴーニュ地方のワイナリーが舞台のヒューマンドラマ。

なるほどね。自分探しのために旅に出ると言うのは良くありますが、この作品の場合は、自分探しの旅に出たけど、自分の家に戻ってきて、自分の家で自分を探し出したという所でしょうか。わかりにくい比喩ですねぇm(__)m

ブルゴーニュのドメーヌの一年を描いたとも言える訳ですが、その一年が、父親が亡くなった事に始まり、弟は義実家と微妙な関係であったり、妹は自分に自信が持てず、そして、長男は長男で、やっぱり複雑な事情を抱えていたりしています。

ある意味、日々悩んで、困って、頑張って日常生活を送っているすべての人を描いた作品と言ってもいいかなと思います。そういう意味では、描かれているのは、実は“自分”だったりするのかも。

タイトル おかえり、ブルゴーニュへ / 原題 Ce qui nous lie

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/フランス
監督 セドリック・クラピッシュ
出演 ピオ・マルマイ(ジャン)、アナ・ジラルド(ジュリエット)、フランソワ・シビル(ジェレミー)


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