勝手に映画評

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ファミリー・ツリー / The Descendants

2012年05月20日 | 洋画(アメリカ系)
第69回ゴールデングローブ賞で作品賞 (ドラマ部門)と主演男優賞 (ドラマ部門)を受賞。第84回アカデミー賞では、作品賞・主演男優賞・監督賞・編集賞にノミネート、脚色賞を受賞。

何か、物凄くドラマがあって、急転直下と言う物語では無いですが、バラバラになっていた一つの家族が、困難を経て(たぶん)まとまって行くという話が、非常に共感を覚えます。

いつもダンディーで、カッコ良い役のジョージ・クルーニーが、ちょっと情けなく、カッコ悪いお父さんを演じています。でもそれが、生活感あふれる、魅力的な人物になっています。それが、なんか良い。結局のところ、イケメンはイケメンで、ダンディーはダンディーですね(笑)。

よく分からないのが、シドの位置づけ。娘のアレクサンドラが大人になりつつあると言うところを示す目的なのかもしれませんが、ずーっと一緒に行動する必要はあるんですかね?最初に出て、アレクサンドラにも彼氏が居るんだと言う事を示しただけでも良いのではないかと思いましたが・・・?

原題の『The Descendants』は、“子孫”と言う意味。そういう意味では、邦題の『ファミリー・ツリー』もニュアンスを近づけて付けたものと思いますが、示している所は違うのかな。原題の『The Descendants』だと、先祖代々土地を受け継いできて、そして、それがのちの子孫たちにも受け継がれていく。それが、ハワイでどういう意味を持つのか、日本人の私にはわかりませんが、物語の最後のマットの決断を見る限り、何か重い意味を持つんでしょうね。

一つの家族の再生の物語。中々、いい映画でした。

タイトル ファミリー・ツリー / 原題 The Descendants
日本公開年 2012年
製作年/製作国 2011年/アメリカ
監督 アレクサンダー・ペイン
出演 ジョージ・クルーニー(マット・キング)、シャイリーン・ウッドリー(アレクサンドラ・キング)、アマラ・ミラー(スコッティ・キング)、ニック・クラウス(シド)、ボー・ブリッジス(ヒュー/マットの従兄弟)、ロバート・フォスター(スコット・ソーソン/エリザベスの父)、ジュディ・グリア(ジュリー・スピア/ブライアンの妻)、マシュー・リラード(ブライアン・スピア/エリザベスの不倫相手)、パトリシア・ヘイスティ(エリザベス・キング/マットの妻)

[2012/05/20]鑑賞・投稿


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