勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
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ホワイトハウス・ダウン / White House Down

2013年08月16日 | 洋画(アメリカ系)
ネタバレあり。

今年は、ホワイトハウスを襲撃する映画の競作の年のようです。先に『エンド・オブ・ホワイトハウス(Olympus Has Fallen)』が公開され、こちらの『ホワイトハウス・ダウン』は後追い公開となりました。『ディープインパクト』と『アルマゲドン』と同じ関係ですね。

ホワイトハウスが襲撃されると言う同じテーマを扱っていても、その中身はだいぶ違います。『エンド・オブ・ホワイトハウス』の場合は、某国テロリストによって、襲撃されていましたが、こちらの『ホワイトハウス・ダウン』の場合は、内部犯行。内部からの手引によって大統領が窮地に陥る話といえば、『エアフォース・ワン』も同じ。中に敵がいると、どんなに鉄壁な守りでも、呆気無く陥落するんですね。でも不思議なのが、

もう少し『エアフォース・ワン』と比較してみると、『エアフォース・ワン』の時は、大統領権限の継承について物凄く慎重だったけど、今回の『ホワイトハウス・ダウン』では、結構あっさりと大統領権限を副大統領に移していましたね。なんか、もうちょっと苦悩しても良かったのはないかと。

不思議なのが、『エンド・オブ・ホワイトハウス』も『ホワイトハウス・ダウン』も、何故か下院議長をフィーチャー。『エアフォース・ワン』の時は、副大統領を持ち上げていたんだけどね。何で今年の作品では、副大統領ではなくて、下院議長にフィーチャーしたのか?正副両大統領を一気に失うという事態を、心配しているのか?

ちょっとツッコミ。やっぱりさぁ、地上発射型弾道ミサイルで飛行中の飛行機を撃墜するのはムリだと思うよ。あと、ソイヤー大統領が乗ったマリーンワン(VH-3D)を、何か、違うコールサインで呼んでいたなぁ。あと、あっさりシークレットサービスが倒されすぎ。確かに不意打ちではあったけどねぇ。

で、『エンド・オブ・ホワイトハウス』と『ホワイトハウス・ダウン』のどちらが良かったかというと・・・、アクションとしても、リアリティとしても『エンド・オブ・ホワイトハウス』かな。でも、映画自体のリアリティは低いかもしれないけど、本当に襲撃・占拠されるような事があるんだとしたら、『ホワイトハウス・ダウン』のパターン=内通者なんでしょうね。

タイトル ホワイトハウス・ダウン / 原題 White House Down
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ローランド・エメリッヒ
出演 チャニング・テイタム(ジョン・ケイル/議会警察警官)、ジェイミー・フォックス(ジェームズ・ソイヤー/大統領)、マギー・ギレンホール(キャロル・フィナティ/シークレットサービス特別警護官)、ジェイソン・クラーク(エミール・ステンツ/ホワイトハウス襲撃犯)、リチャード・ジェンキンス(イーライ・ラフェルソン/下院議長)、ジェームズ・ウッズ(マーティン・ウォーカー/大統領警護隊長)、ジョーイ・キング(エミリー・ケイル/ジョンの娘)

[2013/08/16]鑑賞・投稿


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1 コメント

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副大統領と下院議長 (KGR)
2013-08-30 11:38:52
大統領の死(などの職務遂行不能)によって副大統領は大統領になりますが、
副大統領も失った場合、それ以下の権限の人は大統領ではなく、大統領代行になります。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」では、明確に「アクティング・プレジデント(大統領代行)」と言ってました。
副大統領が大統領になったままにしておくと、前大統領が復帰した場合、また大統領の権限移譲手続きが発生するのではないかと思われます。
下院議長は大統領代行ですから、大統領の復帰で簡単に解任できるのではないでしょうか。(勝手な推測です)
そのあたりを考慮した可能性もあります。
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