勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ミケランジェロ・プロジェクト / The Monuments Men

2015年11月08日 | 洋画(アメリカ系)
事実に基づいた作品。

事実に基づいてはいますが、映画化に際して登場人物は架空の人物にされ、物語も脚色されています。なので、戦争映画のシリアスな感じは無く、完全に娯楽寄り。全体のトーンとして“娯楽活劇”と言う言葉がぴったりな感じです。でも、事実に基づいた内容なので、完全に弾けることが出来るわけでもなく、ちょっとどっちつかずだったかも。なので、事実をベースにしたものの、登場人物が架空の人物になったり、話も色々と盛られたりしているので、評論家の評判がイマイチみたいですね。若干“娯楽活劇”と言う古い空気を感じるものの、私は嫌いじゃないです。

ビル・マーレイが演じたリチャード・キャンベルのモデルとなったロバート・ケリー・ポージーとジョン・グッドマンが演じたウォルター・ガーフィールドのモデルとなったウォーカー・カークランド・ハンコックが居なければ、フェルメールの《天文学者》は、この世に無かったかもしれないのか。《天文学者》は見たことがあるので、ロバート・ケリー・ポージーとウォーカー・カークランド・ハンコックの二人に大感謝です。

ところで、この作品は、本来2014年の秋ごろに公開予定だったんですが、理由不明のままに2014年の公開は中止に・・・。そのまま日本公開はお蔵入りかと思っていたんですが、配給元と20世紀FOXからプレディシオに変えて、公開にこぎつけました。アメリカ本国でも、公開予定日が後ろにずれたみたいですね。何があったのか・・・?

「事実と違うじゃないか!」とか目くじらを立てることはなく、史実にインスパイアされた“娯楽活劇”と言う事で、良いと思います。

タイトル ミケランジェロ・プロジェクト / 原題 The Monuments Men
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/アメリカ
監督 ジョージ・クルーニー
原作 ロバート・M・エドゼル 『ミケランジェロ・プロジェクト』
出演 ジョージ・クルーニー(フランク・ストークス/ハーバード大学付属美術館館長:モデル=ジョージ・スタウト)、マット・デイモン(ジェームズ・グレンジャー/メトロポリタン美術館主任学芸員:モデル=ジェームズ・J・ローリマー)、ケイト・ブランシェット(クレール・シモーヌ/ジュ・ド・ポーム国立美術館学芸員:モデル=ローズ・ヴァラン)、ビル・マーレイ(リチャード・キャンベル/シカゴの建築家:モデル=ロバート・ケリー・ポージー)、ジョン・グッドマン(ウォルター・ガーフィールド/彫刻家:モデル=ウォーカー・カークランド・ハンコック)、ジャン・デュジャルダン(ジャン=クロード・クレルモン/フランス人美術商)、ボブ・バラバン(プレストン・ザヴィッツ/美術史学者、舞台興行主:モデル=リンカーン・カースティン)、ヒュー・ボネビル(ドナルド・ジェフリーズ/イギリス人歴史家:モデル=ロナルド・エドマンド・バルフォア)、ディミトリー・レオニダス(サム・エプスタイン/ドイツ系アメリカ人兵士。通訳兼運転手:モデル=ハリー・エトリンガー)


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1 コメント

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Unknown (atts1964)
2015-11-25 14:28:38
確かに謎のお蔵入り寸前からの復活作品でしたね。豪華キャストの割には物語は地味でしたが、美術品を守るという、弱くても熱い男たちの活躍は良かった。
TBお願いします。
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