勝手に映画評

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運び屋 / The Mule

2019年03月10日 | 洋画(アメリカ系)
御年88歳のクリント・イーストウッドが、自身の監督作で銀幕復帰。レオ・シャープと言う87歳の老人が、ひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の報道記事に着想を得た作品。

クリント・イーストウッドも年を取りましたねぇ。ですが、まだまだその演技は健在。家庭を顧みなかった、“古い男”を見事に演じています。この映画のモデルとなったレオ・シャープは87歳であったわけですが、それを演じたクリント・イーストウッドも88歳。殆ど再現ドラマ?

冷徹な麻薬カルテルを相手にしてしまっていた訳ですが、なぜだか、そのハンドラー達を味方に?付けている感じですね。恐れを知らないその態度と、そもそも、高齢のおじいさんだったので、流石にカルテルの人間たちも、気を許してしまったのかもしれません。

気を許したと言えば、DEA捜査官もそうなのでしょうか?アールが、逮捕前にベイツ捜査官と接触するシーンがあるのですが、そこでも、人生の大先輩としてベイツに人生のアドバイスを行っています。

「こんな高齢者が運び屋であるはずがない」と言う思い込みが、結果的に、アールの運び屋家業を成功に?導いたのでしょうか。でも、こう言う風に、普通に車であっちこっち行く普通の人が、麻薬の運び屋をやるんですね。なんか、怖いな。

タイトル 運び屋 / 原題 The Mule

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2018年/アメリカ
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド(アール・ストーン)、ブラッドリー・クーパー(コリン・ベイツDEA捜査官)、ローレンス・フィッシュバーン(DEA主任特別捜査官)、マイケル・ペーニャ(トレビノDEA捜査官)、ダイアン・ウィースト(メアリー/アールの妻)、アンディ・ガルシア(ラトン/カルテルの頭目)、イグナシオ・セリッチオ(フリオ)、アリソン・イーストウッド(アイリス/アールの娘)、タイッサ・ファーミガ(ジニー/アールの孫)、ユージン・コルデロ(ルイス・ロカ/カルテルの内通者)、ローレン・ディーン(ブラウンDEA捜査官)、グラント・ロバーツ(DEA捜査官)、ピート・バリス(DEA地方担当官)、ロバート・ラサード(エミリオ)、ソウル・ウエソ(アンドレス)、リー・コック(突撃銃の男)、ノエル・G(ボールド・ロブ)、クリフトン・コリンズ・Jr.(グスタボ)、ダニエル・モンカダ(エドアル)、ポール・リンカーン・アラヨ(サル)


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