勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ゲティ家の身代金 / All the Money in the World

2018年05月26日 | 洋画(アメリカ系)
実話を下にした作品。

いやぁ、お金持ちはケチと言う話はありますが、実際そうなんですね。って言うか、ケチと言うか、あらゆる事で常人の理解を超えています。ジャン・ポール・ゲティの名前は、本当に名前だけ知っていましたが、当時世界最大の大金持ちで、しかも、ものすごいケチだったんですね。

そして、金持ちの息子はドラ息子を地で行くかの様な息子。誘拐されたのは、その息子の子で、ジャン・ポール・ゲティから見ると孫になります。この孫も、なんかドラ孫(って言う言葉あるのか?)ですけどね。

映画は、事実に脚色しているので、これがそのまま事実だとは思いませんが、中々ミステリアスな進行をします。うーん、こんな事があるんですねぇ。

この映画で避ける事が出来ないのが、セクハラ騒動とのかかわり。当初、ジャン・ポール・ゲティは、ケビン・スペイシーが演じていたんですが、例の“#MeToo”運動により、降番が決定。アメリカ公開が約1か月後に迫っていたのですが、クリストファー・プラマーがジャン・ポール・ゲティを演じ、9日間で再撮影して公開にたどり着いたと言う。いやぁ、作品の出来栄えを見ると、とても急な代役で、しかもたった9日間の再撮影とは思えない出来栄えですね。

そう言えば、この1970年当時、世界最大の石油会社でもあったゲティ石油ですが、いまは全く名前を聞きません。1985年に、テキサコに買収されていたのでした。

タイトル ゲティ家の身代金 / 原題 All the Money in the World

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/アメリカ
監督 リドリー・スコット
出演 ミシェル・ウィリアムズ(アビゲイル(ゲイル)・ハリス)、クリストファー・プラマー(ジャン・ポール・ゲティ)、マーク・ウォールバーグ(フレッチャー・チェイス/ジャン・ポール・ゲティの部下、交渉人)、ロマン・デュリス(チンクアンタ)、ティモシー・ハットン(オズワルド・ヒンジ)、チャーリー・プラマー(ジャン・ポール・ゲティ3世)、アンドリュー・バカン(ジャン・ポール・ゲティ2世/アビゲイルの元夫)