たんなるエスノグラファーの日記

エスノグラフィーをつうじて、ふたたび、人間探究の森へと分け入るために

ハセヤンによるフィールドワーク(お知らせ)

2010年11月30日 08時01分41秒 | フィールドワーク

LA学群文化人類学専攻

文化再発見のフィールドワーク

~外国人観光スポット「渋谷109」をあるく~

 

【日時】 1211日(土)13:00~17:30

現地「渋谷109」の1階入り口に集まり、講師とともに、1時間半ほど各人調査をおこない、のちに桜美林大学四谷キャンパスの教室(Y-304教室)にて調査の報告とディスカッションをおこないます。

【定員】10名(桜美林大学LA学群学生)

【参加費】無料

【担当講師】 長谷川 悟郎(桜美林大学 基盤教育院「文化とは―文化人類学」非常勤講師)

【趣旨】

  「渋谷109」は、日本人のコギャルの聖地などと言われ日本のサブカル発信地となっていますが、同時に日本の文化的スポットとして外国人観光客にウケているといわれています。これは一体どういうことでしょうか?東京のファッションスポットを、異文化として捉えて観察してみましょう。

文化というのは、じつは自然発生的(スポンテニアス)なもので、例えばきれいに花壇に植えられたお花よりも、もっと勝手に生える野原の雑草のようなものです。外国人観光客も、専用に作られたような高級ホテルよりは、意外にも「リョカン」など、雑草的なところに文化的関心を向けるものです。マンガもアニメも回転ズシもみな同様のことがいえるでしょう。ここにサブカルの面白さがあるのですが、あまりに雑草的で分かりにくい。実際に足を運んでみるしかありません。

【手法】

 行く前になんでもいいから素朴な疑問を書きだしておいてもらいます(それを前もって皆で共有します)。そしてフィールドワークにて各人(グループでもかまいません)最低限なにか答えをみつけ出し、教室に持ち寄り報告とディスカッションをおこないます。その後、次の新たな疑問を発見してもらい、知的な関心をどのように発展させてもらうのかを学んでもらいたいと思います。

ちなみに講師自身の設定課題は、前回初めて行ったときに果たせなかった、店員さんと会話をしてインタヴューを試みることにあります。本当に観光地化しているかどうかその辺からうかがってみたいと思っています。

【その他】

 桜美林文化人類学学生委員会(OSSCA)発行の冊子『アントロポロギ』第二号で特集化する予定で、参加者には、フィールドワーク手記を書いてもらいます(原稿用紙1枚程度)。

【問い合わせ・申し込み先】

長谷川悟郎: ghaseg@gmail.com


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