藤前干潟
今日の満潮時間 6時37分 潮位246cm
今日の干潮時間13時14分 潮位 6cm
最近の庄内川河口のヨシ原では、オオヨシキリのさえずりが絶えずあちこちから聴こえてきます。
澄んだ美しい声とは言い難いですが、「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」というこの声を聴くと、初夏の訪れを感じます。
これでもか、というほど大きく開いた口の中は真っ赤。
このオオヨシキリはかなりの間、必死で同じ場所でさえずっていました。遠くのだれかに、声は届いたでしょうか。
(※オオヨシキリの写真は地元のHさんに提供いただきました。)
さて、今日も大きく大きく干潟が広がり、お昼過ぎの最大干潮の時間帯には多くの鳥たちは藤前地区へ移動。遥か彼方にその姿が観察できました。
午前中の干潟が出はじめる時間帯はすでにかなり太陽の位置が高く、暑くもあったので、今日は潮が満ちて干潟が無くなる頃に野鳥観察館近くの干潟を見に行きました。
すでに干潟が出ている場所は護岸のすぐ脇のみで、カニのいる場所は水没していたので、チュウシャクシギは護岸で遠くを見ながら休んでいました。そして、しばらくして目線の先へ飛び立ちました。
そのチュウシャクシギのいるすぐ前の浅瀬では、うごめく黒色の生きものが。
10羽以下の小さな群れで、カワウが追い込み漁をしていたのでした。
小さな魚を次々と飲み込んでいました。
そのすぐそばでは、キアシシギが陸から小魚の群れを追いかけており、ボラの稚魚と思われる魚を捕えて食べる様子も観察できました。
泥の中にいるソトオリガイをくわえているキアシシギも。
しかし、しばらくするとさらに潮が満ちてきて、キアシシギのいた干潟もなくなり、キアシシギたちは護岸の上に避難。
その後、「ピュイ、ピュイ」と鳴き交わして、東へ一斉に飛び去りました。ねぐらとしている場所へ向かったと思われます。
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ294、ダイサギ21、コサギ1、アオサギ5、マガモ3、カルガモ3、ホシハジロ1、スズガモ2、ミサゴ2、トビ1、ハヤブサ1、ダイゼン63、トウネン93、ハマシギ729、サルハマシギ1、アオアシシギ33、キアシシギ21、イソシギ3、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ11、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ64、ユリカモメ2、ズグロカモメ2、コアジサシ3
明日の満潮時間 7時13分 潮位239cm
明日の干潮時間13時57分 潮位 12cm