藤前干潟
今日の満潮時間10時13分 潮位198cm
今日の干潮時間16時30分 潮位 85cm
昨晩から今日の明け方にかけて雷とともに激しい雨が降った名古屋周辺。
今朝も庄内川河口では、傘をさしていてもずぶ濡れになるほどの強い雨が一時降っていました。
開館後は、激しく雨が降ることはありませんでしたが、お昼過ぎまではしとしとと雨が降り続けました。
午前中、まだ干潟の出ていない庄内川河口の護岸では、カワウが集まっていました。
このカワウの群れを護岸で撮影していたときに、足元を見るとワカメのようなこの物体がたくさん目に留まりました。
雨が降ると、稲永公園の庄内川護岸すぐそばの芝生やコンクリートの地面にたくさん出現する黒緑色っぽい、ブニュッとしたこの物体。
近づいて見てみるとやっぱりワカメに似ていますが、「イシクラゲ」という名前で、藍藻という藻類の仲間だそうです。
数年前にお隣の稲永ビジターセンターのスタッフから、この「イシクラゲ」の存在を教えてもらってから、見る度に不思議な生きものだとずっと思ってきました。
上で「雨が降るとたくさん出現する」と記載しましたが、これは出現するように見えるだけで、実際は晴れた日が続くと乾燥して黒くカリカリになり、目立たたないというだけで、存在はしています。
今日のようにたくさん雨が降ると、水分を含んで膨らみ、ワカメみたいなものが稲永公園の護岸近くであちこちに見られるようになります。
触ってみると、外見から想像したよりは弾力性はなく、引っ張ると簡単にちぎれます。
そして、ちょっと見た目が悪いと思われる方もいるとは思いますが、このイシクラゲ、昔は食用にもされていたそうです。
そんなことを思いながら、カワウ撮影から野鳥観察館へ帰ってくると、玄関前で待っていたのは、鮮やかな赤い色をしたアカテガニが2匹。
雨が降っていたからでしょうか。雨の当たらない場所へ避難していたようです。
一方、今日は朝から雨のお天気だったので、来館者の方は少な目でした。
ですので、展示している鳥の剥製の掃除などを行いました。
目(ガラスでできています)が白く曇っていた剥製もあったので・・・、
掃除をして、
無事、目に輝きを取り戻しました。
カニなどとは違って、鳥は近寄ることも、手で触ることも滅多にできないので、実際の大きさが良くわかりません。
でも、剥製があることで、鳥の大きさなどを感じてもらえると思います。
野鳥観察館へ来館された際は、ぜひ剥製にもご注目ください。
明日の満潮時間11時24分 潮位186cm
明日の干潮時間17時25分 潮位104cm