観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

2016年最終日

2016-12-28 18:04:33 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時29分 潮位 91cm
今日の満潮時間17時05分 潮位216cm

 

2016年の最後の開館日である今日は、冷え込み、風が強く、寒い一日でした。

しかし、冬休みが始まった方もいるようで、家族連れや、遠くは近畿地方から、野鳥観察にみえた方もいらっしゃいました。

 

野鳥観察館からよく眺めることのできる藤原岳には、また雪が少し積もったようです。

 

庄内川河口の干潟が広がり始めた10時頃にはダイゼン、シロチドリが飛来し、その後ハマシギの群れが飛来しました。

今日、観察できたシギ・チドリは、シロチドリ38、ダイゼン88、ハマシギ817、イソシギ1 でした。

昨日まで3羽確認できていたダイシャクシギは、今日は1羽も確認できませんでした。

また、14時頃にハヤブサが襲来したため、ハマシギやダイゼンの群れはほとんどが飛び去ってしまい、残念ながらその後戻ってきませんでした。

 

一方、今日は一日中、多数のオナガガモが庄内川河口に集まっていました。

干潟が出ている間は干潟の縁の周辺で餌を食べており、干潟が沈んだ夕方頃には、コンクリート護岸の法面にのぼって休んでいる姿を観察できました。

オナガガモのオスのピンと伸びた尾羽がかっこいいです。

 

最後は野鳥観察館前から見た今日の夕焼けです。

 

名古屋市野鳥観察館の今年の開館は今日までで、明日(29日)から1月3日まではお休みをいただきます。

今年も野鳥観察館に来館いただいたみなさま、当ブログをご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

酉年である来年も何卒よろしくお願いいたします。

みなさま、良い年をお迎えください。

 

明日の干潮時間12時04分 潮位 87cm
明日の満潮時間17時39分 潮位221cm

30日の満潮時間 6時59分 潮位228cm
30日の干潮時間12時38分 潮位 84cm

31日の満潮時間 7時33分 潮位228cm
31日の干潮時間13時11分 潮位 83cm

1月1日の満潮時間 8時06分 潮位227cm
1月1日の干潮時間13時45分 潮位 83cm

1月2日の満潮時間 8時42分 潮位222cm
1月2日の干潮時間14時22分 潮位 85cm

1月3日の満潮時間 9時19分 潮位216cm
1月3日の干潮時間15時04分 潮位 88cm

1月4日の満潮時間 9時59分 潮位209cm
1月4日の干潮時間15時55分 潮位 89cm

※年末・年始の休館※
12月29日(木)~1月3日(火)はお休みをいただきます。

 

 
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雨上がり

2016-12-27 18:14:52 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時52分 潮位 96cm
今日の満潮時間16時31分 潮位209cm

 

今朝は雨が強く降り、庄内川河口は水嵩が少し増し、さらにはヨシクズなどがたくさん流れてきていたようです。

そのせいか、いつもはもう少し上流で見られることが多いオカヨシガモやキンクロハジロなどのカモの仲間を野鳥観察館のすぐ前で観察できました。

↓下流まで流れていった後、上流に飛んで戻るオカヨシガモ。

繁殖羽に換羽したオス(写真では左右の個体)でも、ほぼ全身が灰色で一見地味なカモです。しかし、飛翔時などは白色の次列風切羽(マガモやカルガモなどでは翼鏡と呼ばれ、光沢のある色をしている羽の部分)が目立ちます。

↓普段は潜水して採餌していることが多いですが、今日は水面に浮いているものをくちばしですくっているように見えたキンクロハジロのペア。

オス(左)は頭と背中が黒色、脇腹は白色のはっきりした色合いで目立ちます。そして、何といっても雌雄ともに頭の後ろに冠羽があるのが特徴です。

 

一方、雨上がりの稲永公園では、様々な小鳥たちを見ることができました。

↓クスノキやプラタナスの木にみつけたツグミ。

↓茂みの中で落ち葉をつつきながら餌を探していたアオジ。

この他、メジロ、シロハラ、ヒヨドリなどを観察できました。

しかしながら、今のところ、今冬の稲永公園はツグミ以外の小鳥の飛来は少なめのようです。

 

今日は、お昼過ぎまではとても暖かかかったのですが、夕方に近づくにつれ風が強くなり、厚い雲に覆われてきて、夕日が落ちるのを見ることができませんでした。

 

明日の干潮時間11時29分 潮位 91cm
明日の満潮時間17時05分 潮位216cm

※年末・年始の休館※
12月29日(木)~1月3日(火)はお休みをいただきます。

 

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クリスマスの干潟

2016-12-25 17:14:09 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時20分 潮位106cm

今日の満潮時間15時14分 潮位194cm

干潮時間の1時間前に干潟に行ってみました。

堤防から干潟を覗くと居るはずのカモの姿もハマシギも姿が見えません・・・・・

干潟の岸に近いところにはカモメの若い個体が1羽だけ。
アシ原の陰にはオナガガモやコガモの姿は見つけられますが、全体に数が少なめです。

ふと対岸の焼却場を見ると、焼却場を住処としているドバトが飛び回っています。
よく見ると、屋上の丸い屋根に1羽、何かが留まっています。
焼却場ではハヤブサやチョウゲンボウの姿を良く見かけます。
庄内川左岸から新川越しの900m先を見てるのではっきりしませんが、シルエットからすると今回はオオタカのようです。

その後も何回もドバトを追い回していましたが、ドバトの方が逃げるのが上手で狩りは失敗のようでした。

何時もなら何羽も飛び回っているズグロカモメは庄内川河口部では18羽と少なく、飛び回る猛禽類を恐れてか今日は飛島干潟で30羽近くが観察されていたようです。

野鳥観察館前の護岸近くではハジロカイツブリが何回も潜水を繰り返していました。

護岸の捨石の隙間に生息しているカニを狙って潜っていたようで、カニを食べている姿を数回みかけました。

このところ千羽を超えたり減ったりと数にむらがあるハマシギは今日も少なく、上の写真のようにシロチドリは群れで飛翔する事は見かけましたがハマシギの飛翔はあまり目立たず、飛来数もシロチドリ64羽に対しハマシギは55羽と寂しい数でした。

最後は今日の夕日です。今日はくっきり夕日を見ることができました。12月の初旬より日の入りの時間が少し遅くなってきたようです。

今日はクリスマスですね。サンタさんに双眼鏡をプレゼントしてもらったという小さなお子さんが早速その双眼鏡を持って、野鳥観察館に野鳥を観察しに来てくれていました。

みなさん、良いクリスマスをお過ごしください。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ9、カンムリカイツブリ49、カワウ2,760、ダイサギ3、コサギ2、アオサギ33、マガモ65、カルガモ110、コガモ216、ヒドリガモ12、オナガガモ826、キンクロハジロ130、スズガモ930、ホオジロガモ2、ミサゴ12、オオタカ1、チュウヒ1、ノスリ1、シロチドリ64、ダイゼン79、ハマシギ55、イソシギ3、ダイシャクシギ3、ユリカモメ108、セグロカモメ12、オオセグロカモメ5、カモメ5、ズグロカモメ18

明日、12月26日(月)は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の干潮時間10時10分 潮位102cm

月曜日の満潮時間15時55分 潮位202cm

火曜日の干潮時間10時52分 潮位 96cm

火曜日の満潮時間16時31分 潮位209cm 

 

※年末・年始の休館※
12月29日(木)~1月3日(火)はお休みをいただきます。

 

 

 

 

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松林でみつけたもの

2016-12-22 19:28:42 | 冬の藤前干潟

今日の満潮時間12時10分 潮位186cm
今日の干潮時間19時24分 潮位 97cm

 

今日は朝から雨がパラパラと降っており、庄内川河口は視界が一日中白く霞んでいました。

また、潮回りが悪いこともあり、野鳥の観察やカウントがしづらい日でした。

ただ、風はなく、12月にしてはとても暖かい日だったので、稲永公園にはポケモンGOをする人を頻繁に見かけました。

 

一方、冬至だった昨日は天気が良く、藤前干潟鳥獣保護区内ではヨシガモ(2羽)も観察できたそうです。

2羽のうち片方の個体は頭があまり緑色ではありませんが、両方ともオスのようです。

 

今日は雨が降っていたため野鳥の撮影を断念したのですが、野鳥観察館の周辺の松林でドバトとカワラヒワと思われる鳥の羽が落ちているのをみつけました。

それぞれの羽根を一枚みつけると辺りにも羽が複数枚落ちていました。

どうやら、タカなどの猛禽類に捕食された際に落ちた羽のようです。

タカなどが飛来する冬季は、このような食痕を稲永公園の松林でみつけることがあります。 

↓ドバトのものと思われる羽

↓カワラヒワのものと思われる羽

↓カワラヒワのものと思われる羽を並べて撮ってみました。黄色の部分がきれいです。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ69、カワウ107、ダイサギ2、アオサギ14、マガモ67、カルガモ15、コガモ353、ヒドリガモ48、オナガガモ2,035、ハシビロガモ10、ホシハジロ1、キンクロハジロ64、スズガモ1,362、ミサゴ11、オオタカ1、チュウヒ1、ハジロコチドリ1、シロチドリ41、ダイゼン95、ハマシギ652、ダイシャクシギ3、ユリカモメ34、セグロカモメ5、オオセグロカモメ2、カモメ19、ズグロカモメ21

※一旦は減少したハマシギですが、今日は夕方近くに652羽を確認できました。

 

明日の干潮時間 7時01分 潮位105cm
明日の満潮時間13時18分 潮位184cm

明後日(24日(土))の干潮時間 8時17分 潮位109cm
明後日(24日(土))の満潮時間14時22分 潮位187cm

25日(日)の干潮時間 9時20分 潮位106cm
25日(日)の満潮時間15時14分 潮位194cm

※年末・年始の休館※
12月29日(木)~1月3日(火)はお休みをいただきます。

 

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冬の稲永公園の鳥たち

2016-12-20 17:16:14 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間10時26分 潮位202cm
今日の干潮時間16時29分 潮位108cm

 

今日はほとんど曇り空で、時折雨がぱらつくこともありました。

風はほとんど吹きませんでしたが、日差しがなかったため、昨日のように暖かな日とはなりませんでした。

 

庄内川河口の干潟は13時過ぎ頃から現れ始め、シロチドリ、ダイゼン、ダイシャクシギ、カモメやカモの仲間などが飛来していました。

しかし、シギ・チドリとカモの仲間は一時より飛来数が減少しているようです。

特にハマシギは一旦大きな群れが抜けてしまったようで、先週末から飛来数が大きく減少しています。

(今日観察できたシギ・チドリ:シロチドリ48、ダイゼン78、ハマシギ5、イソシギ1、ダイシャクシギ3)

 

このように、現在の干潟は少しさみしい状況ですが、稲永公園ではツグミ、シロハラ、ウグイス、ヒヨドリなどの声が盛んに聞こえました。

↓まだまだクスノキでよく見かけるツグミ

↓黄色のアイリングがきれいなシロハラ

↓いつもは茂みの中にいて、なかなかしっかりとは姿を見せてくれないウグイス

 

この他、モズ、ジョウビタキ、ムクドリなどを稲永公園では観察できました。

また、公園に生えているクロガネモチの実が赤く色づいていました。

今のところ、鳥たちにはこの実よりクスノキやピラカンサの実の方が人気があるようですが、もう少ししたらこの木にも鳥たちがやってくると思われます。

 

※明日(21日)は第三水曜日のため休館します。
明日の満潮時間11時13分 潮位192cm
明日の干潮時間17時52分 潮位106cm

明後日の満潮時間12時10分 潮位186cm
明後日の干潮時間19時24分 潮位 97cm

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