観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

初夏の訪れ

2020-04-30 23:29:01 | 春の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から当面の間、臨時休館しています。

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藤前干潟

今日の満潮時間 9時21分 潮位183cm

今日の干潮時間16時55分 潮位 68cm

 

今日も穏やかに晴れ、暑いくらいでした。

名古屋は最高気温が約26度で夏日となったそうです。

 

野鳥観察館の前ではアイリスが次々と開花しています。

 

潮が悪くなってきて、干満の差が少なってきた藤前干潟。

面積の増減はありますが、今日は昼間はずっと干潟が見えており、シギ・チドリを長い間観察することができました。

今日も約800羽のハマシギをカウントできました。

ここ数年、1羽もハマシギが見られない、もしくは見られてもほんの短時間という日がままありましたが、昨年から今年にかけた冬季、そしてこの春季はかつてほどの飛来数には及ばないものの、安定してハマシギを見ることができています。

ただ、今日はハヤブサが現れて、落ち着かず、飛び回っている時間帯もありました。

 

また、コアジサシ20羽の群れが、干潟のすぐそばにダイブして狩りをしたり、水浴びをしたり、干潟で休んでいるのも観察できました。

名古屋市内ではコアジサシと同じく夏鳥であるササゴイが早くも巣作りを始めているところがあるそうです。

ここ藤前干潟でも、間もなくササゴイを確認できると思います。

明日から5月ですね。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ149、ダイサギ16、コサギ7、アオサギ11、マガモ8、カルガモ27、コガモ6、ヒドリガモ8、キンクロハジロ6、スズガモ347、ミサゴ6、ハヤブサ1、シロチドリ1、ダイゼン42、トウネン12、ハマシギ787、オバシギ1、アオアシシギ12、イソシギ2、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ11、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ57、コアジサシ20

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書籍のご紹介

2020-04-29 23:02:40 | 春の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から当面の間、臨時休館しています。

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藤前干潟

今日の満潮時間 8時32分 潮位197cm

今日の干潮時間15時43分 潮位 57cm

 

今日は穏やかに晴れました。

こんな日は外に出掛けたい気分になりますが、今はなかなかそうもいかないですね。

STAY HOMEが呼びかけられていておうち時間が増えている方も多いと思います。

そんな今、野鳥に関する書籍のご紹介です。

 

既にご存知の方もいると思いますが、先日、「フィールドガイド日本の猛禽類 」シリーズの第5弾となる「カタグロトビ」が発売されました。

カタグロトビは、近年、石垣島で初めて繁殖を成功させた猛禽類なんだそうです。

石垣島以外では今はまだなかなか見ることのできない鳥だそうですが、とても美しく、魅力的な姿の鳥ですね。

 

さらに、このシリーズの第1弾として出ていた「ミサゴ」の改訂版も合わせて出版されました。

改訂版は初版のものよりも8ページも増量しているそうです。

今やミサゴは藤前干潟で見ない日はないと言えるほど、藤前干潟を代表する猛禽類になりました。

一昨年度には、ミサゴをテーマとしたサイエンスカフェ「藤前干潟のハンターたち・ミサゴとその他の猛禽類」を藤前干潟で実施しましたが、このとき講師としてお話しを聞かせていただいたのが、この「フィールドガイド日本の猛禽類」の4人の著者の中のおひとりである先崎啓究さんです(他のお三方は越山洋三さん、伊関文隆さん、渡辺靖夫さん)。

あのサイエンスカフェで教えていただいたことを思い出しながら、じっくり読みたいと思っています。

 

野鳥観察館にはカタグロトビ、ミサゴ(改訂版)が既に入荷しているのですが、現在臨時休館中で残念ながら販売できません。開館を再開しましたら、販売予定です。

ネット通販でも入手できるようですので、興味のある方はぜひこのおうち時間に読んでみてはいかがでしょうか。

 

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今日の水たまり

2020-04-28 19:18:00 | 春の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から当面の間、臨時休館しています。

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藤前干潟

今日の満潮時間 7時10分 潮位226cm

今日の干潮時間13時45分 潮位 29cm

 

今日は晴れましたが、とても風が強く肌寒さも感じました。

しかし、野鳥たちは活発に活動しており、今日の野鳥観察館前の水たまりには

たくさんの鳥たちがやってきました。

 

水浴びをしていたシジュウカラ↓。

同じく水浴び中のカワラヒワ↓。

この他、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、キジバトなどが間を開けず、次々と訪れていました。

すでに子育て中の鳥や、これから子育てするという鳥がいると思われ、今はきっと鳥たちにとって忙しい時期でしょうね。

 

一方、藤前干潟の様子ですが、今日もお昼過ぎに広大な干潟が現れました。

チュウシャクシギの飛来数が増えてきて、野鳥観察館の川側の窓を開けていると、チュウシャクシギの「ホイピピピピピピピ」という鳴き声が観察館まで響いてくるようになりました。

春の干潟を耳でも感じます。

今日、野鳥観察館から観察できたシギ・チドリは、ダイゼン28、ハマシギ860、オオソリハシシギ17、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ27+ でした。

だんだん干潮時間が遅くなって、逆光の中でのカウントになっているのでツライところです。

 

今日の夕日はきれいでした。明日も晴れそうですね。

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今日は薄曇り

2020-04-26 21:24:51 | 春の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から当面の間、臨時休館しています。

(※5月11日(月)まででしたが、延長しました。)

ご理解いただきますようお願いいたします。

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藤前干潟

今日の満潮時間 7時10分 潮位226cm

今日の干潮時間13時45分 潮位 29cm

※当面の間、臨時休館しています。

 

今日は昨日のような快晴ではなく、雲の多い日でした。

今日も潮がよく、お昼頃から広大な干潟が出ました。

シギ・チドリたちの行動は昨日と同じようで、潮の満ち引きで干潟の形、出る場所が変わるのに合わせて、餌を取る場所を変えていました。

ただ、ヤマトオサガニを好物としているチュウシャクシギは、最大干潮時も庄内川の干潟に分散して、カニを獲っていました。

また、潮が満ちてきてシギ・チドリが庄内川河口に戻ってきた夕方、ハヤブサが現れてシギ・チドリは度々群れで飛んでいました。

今日、野鳥観察館から観察できたシギ・チドリは、ダイゼン38、トウネン71、ハマシギ932、コオバシギ2、オバシギ3、アオアシシギ24、キアシシギ2、オグロシギ1、オオソリハシシギ10、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ87  でした。

チュウシャクシギがかなり増えてきました。

この他、ミサゴ8、チュウヒ1、ハヤブサ1、コアジサシ6  なども見られました。

庄内川のヨシ原では、夏の鳥であるオオヨシキリも見られたそうです。

間も無く5月。もう初夏に入りますね。

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快晴の干潟

2020-04-25 18:24:56 | 春の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から当面の間、臨時休館しています。

(※5月11日(月)まででしたが、延長しました。)

ご理解いただきますようお願いいたします。

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藤前干潟

今日の満潮時間 6時47分 潮位230cm

今日の干潮時間13時15分 潮位 26cm

※当面の間、臨時休館しています。

 

今日はお天気がよく、気持ちの良い日でした。

大型連休初日という方もいらっしゃるようですね。

稲永公園にはお散歩、ランニングなどの運動などで多くの方が訪れていました。

チュウシャクシギやオオソリハシシギも飛来数が増えてきて、近くで観察できる機会が増えてきました。

 

今朝の庄内川はチュウヒ(恐らく若い個体)が飛んでいるのが確認できました。

また、導流堤の脇の干潟には、久しぶりにタヌキ(2頭)の姿も見られました。

今日は、干潟が広がり始めると、導流堤脇の干潟にいたハマシギ・ダイゼンは導流堤を越えて、新川や南陽海岸(藤前海岸)前の干潟に降り立ち、餌を探していました。

今日は本当によく干潟が広がりました。野鳥観察館から望んだ庄内川河口の干潟です↓。

その後、潮が満ちて、新川の干潟が小さくなった夕方16時頃、ハマシギやダイゼン、オオソリハシシギ、ホウロクシギは、再び庄内川の導流堤脇の干潟に戻ってきました。

今日は約830羽のハマシギが観察できました。

また、サシバ2羽(恐らく渡り途中)やウミアイサ2羽なども観察できました。

 

 

なお、庄内川の河川敷には、以下の「緊急事態宣言発令中における河川敷の利用自粛」を訴える国交省の看板が立てられています。

また、先日、藤前干潟協議会、環境省、国交省によって、以下の看板も立てられました(写真の上の看板は以前からありますが、下の看板が新しいものです)。

下の看板のアップ画像↓。ぜひ、藤前干潟の生きものたちの住む環境を見守っていただければと思っています。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ28、カワウ103、ダイサギ13、コサギ11、アオサギ12、マガモ2、カルガモ17、コガモ4、オカヨシガモ3、ヒドリガモ16、オナガガモ3、スズガモ542、ウミアイサ2、ミサゴ8、トビ3、サシバ2、チュウヒ1、コチドリ2、シロチドリ2、メダイチドリ1、ダイゼン10、ハマシギ828、オバシギ1、アオアシシギ4、キアシシギ2、イソシギ2、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ16、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ64、セグロカモメ2、ズグロカモメ1

ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツグミ、ムクドリ、カワラヒワ、オオルリ、キビタキ、スズメ、キジバト、ハシボソガラス、ヒヨドリ

 

 

※2020年5月19日追記:非常事態宣言が5月14日に解除されたことから、画像等を追加しました。

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