藤前干潟
今日の満潮時間 5時29分 潮位245cm
今日の干潮時間11時55分 潮位 17cm
今日はとても暑い日になりましたね。名古屋は夏日となったようです。
日向にいると太陽の光がジリジリと痛いようにすら感じました。
そんな日でしたが、お昼を過ぎても今日はバードウォッチャーやカメラマンの方が庄内川護岸に残っていました。
庄内川護岸近くの干潟では、今日はハマシギやチュウシャクシギ、ダイゼン、そしてサルハマシギ(2羽)などが観察されました。
夏羽で赤色がきれいなサルハマシギ↓。
ケンカをしていたチュウシャクシギ↓。お天気が良かったので、陽炎がすごいです。
緑色のヨシが伸びてきたヨシ原では、オオヨシキリが盛んにさえずっていました。
(※サルハマシギ、チュウシャクシギ、オオヨシキリの写真はMさんに提供いただきました。)
今日観察できたシギ・チドリは、ダイゼン60、トウネン45、ハマシギ1,087、サルハマシギ2、アオアシシギ46、キアシシギ29、オグロシギ3、オオソリハシシギ20、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ60 でした。
その他にカモメの仲間として、ズグロカモメ1、コアジサシ3、アジサシ3が観察できました。
干潟にいるシギ・チドリたち(特にハマシギ)は、護岸近くでもとにかく忙しそうに餌を探して歩いているように見え、渡りに向けて必死にエネルギーをためているのかもしれないと感じました。
ここ数日は雨が降らないようなので、ハマシギの大きな群れが抜けるのもそろそろかと思われます。
すでに5月半ば。春のシギ・チドリのシーズンはあと少しです。
続いて、一昨日(5月13日(日))に開催した「愛鳥週間イベント」2日目の様子をご報告。
13日は予報より早く雨が降り出し、開館時にはすでに雨が降っていました。
探鳥会の終わるお昼までは何とか天気がもってほしいというそれまでの淡い期待は裏切られまして、午前中に実施した探鳥会は屋外に出ず、野鳥観察館の2階で行いました。
しかも、雨は次第に強くなり、藤前干潟周辺はどんどん白く霞んでいき、望遠鏡で野鳥の影を必死に探しながらの野鳥観察となりました。
しかし、シギ・チドリの飛来数は多く、また、前日よりも近くの干潟にも飛来していたので、じっくりと落ち着いて観察ができ、かえって雨の探鳥会もさほど悪くなかったのではないかと感じています(晴れのお天気だと近くにシギ・チドリが来てくれないことも最近は多いので・・・)。
また、参加者のみなさんも非常に熱心に観察されていて、春のシギ・チドリなどをたくさんみつけてみえました。
観察を終えた後は1階に降りて、鳥合わせを行いました。観察できた鳥を1種類ずつ挙げていってもらい、写真を見ながら簡単に解説をしました。
探鳥会で観察できた野鳥は、以下の24種類+トウネンでした(カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、スズガモ、ミサゴ、シロチドリ、ダイゼン、トウネン、ハマシギ、アオアシシギ、キアシシギ、オオソリハシシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギ、ズグロカモメ、コアジサシ、ハクセキレイ、ツバメ、ハシボソガラス、カワラヒワ)。
午後からは野鳥のおはなし「観察館日記のよもやま話」を実施しました。この野鳥観察館のブログ「観察館日記」ができるまでの野鳥観察館や藤前干潟の歴史、「観察館日記」で紹介してきた藤前干潟周辺の野鳥の一年などを裏話も交えてお話しました。
愛鳥週間イベント2日目の13日は、本当によく雨が降り、午後はさらに雨が強まりました。
こんな荒れたお天気でしたが、野鳥観察館に足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。
野鳥観察館では、今後も月1回、「渡り鳥調査隊~藤前干潟の野鳥を観察しよう~」を開催する他、
再びシギ・チドリが戻ってくる季節である秋の9月の後半に「秋の野鳥イベント」を開催する予定です(詳細はこのブログやHP、館内でご案内します)。
また、今後も「観察館日記」を継続して更新していきますので、引き続きご覧いただければ嬉しいです。
【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】
☆4月21日(土)~5月27日(日)愛鳥週間写真展「わたしの好きな鳥」@名古屋市野鳥観察館2階
☆5月26日(土)藤前干潟クリーン大作戦2018春(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)
☆コアジサシ営巣誘致募金実施中!(日本野鳥の会愛知県支部)→詳細はこちら(2月14日の日記)
野鳥観察館でも募金の受付をしています。
※明日(第三水曜日)は、休館日です。
明日の満潮時間 6時03分 潮位248cm
明日の干潮時間12時34分 潮位 8cm
明後日の満潮時間 6時37分 潮位246cm
明後日の干潮時間13時14分 潮位 6cm