観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

オオセグロカモメ vs カワウ

2017-02-28 17:03:23 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時21分 潮位240cm
今日の干潮時間13時16分 潮位 39cm

 

今日はとても良いお天気で、暖かな日となりました。

しかし、一昨日は600羽以上、昨日は700羽以上の飛来が確認できたハマシギが本日は確認できず、

ダイゼンとシロチドリの数も非常に少ない日でした。

 

しかし、お昼頃になるとカワウが次々と庄内川河口に飛来し、群れで追い込み漁を行っているのが観察できました。

その群れの中にはオオセグロカモメやセグロカモメも混じっており、カワウが捕まえた魚を横取りしようとしている個体もいました。

 

若いカワウが捕まえた魚を狙うオオセグロカモメ(↓)。

逃げるカワウを追いかけて・・・。

横取りに成功しました。

 

明日も午前中は天気が良さそうですし、潮位が34cmと低くなり、干潟も広がりそうです。

明日から3月です。

名古屋市内では冬鳥であるカモの仲間やカンムリカイツブリなどがすでに渡去し始めているようだという情報も聞きます。

冬鳥を見たい方はぜひお早目にお越しください。

 

明日の満潮時間 7時52分 潮位238cm
明日の干潮時間13時52分 潮位 34cm

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【募集中】愛鳥週間写真展の展示作品

2017-02-26 16:44:54 | お知らせ

藤前干潟
今日の満潮時間 6時20分 潮位229cm
今日の干潮時間12時07分 潮位 59cm

今日は午前中は風もなく穏やかな日でした。

昨日は400羽台だったハマシギも600羽以上カウントでき、
アシ原ではチュウヒが繁殖行動のディスプレイフライトが観察でき、この♂と♀に釣られたのか若い個体まで近くを一緒に飛んでいる姿も観察できました。

また、ミサゴが何度もダイブしている姿も見られ、この瞬間をカメラで狙う方も多くみえました。

 

そんな野鳥を撮影する方にお知らせです。

現在、名古屋市野鳥観察館では、「愛鳥週間写真展2017」の展示作品を募集しています。

 

今年の愛鳥週間写真展の募集テーマは「わたしの好きな鳥」です。

多種多様で、それぞれに魅力のある鳥たち。

皆さんにもそれぞれに「好きな鳥」、「思入れがある鳥」というものがあるのではないでしょうか?

あなたの好きな鳥のすてきな瞬間をおさめた作品をぜひご応募ください!

応募締切は【4月16日(日)】です。詳細はこちら(PDF)、館内チラシをご覧ください。

問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)

 

※明日(27日(月))は休館日です。
明日の満潮時間 6時50分 潮位237cm
明日の干潮時間12時42分 潮位 47cm

明後日の満潮時間 7時21分 潮位240cm
明後日の干潮時間13時16分 潮位 39cm

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夏羽へ換羽中

2017-02-25 16:38:55 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時49分 潮位218cm

今日の干潮時間11時32分 潮位 73cm

2月に入ってから導流堤の干潟には黒い頭の夏羽に換羽したズグロカモメの成鳥を見かけるようになりました。

何時も観察する左岸では若い個体が多く、成鳥夏羽を近くで見る機会は多くありません。さらに、2月後半からの大潮の干潮時には藤前地区の干潟が現れるようになり多くのズグロカモメは藤前地区に移動してしまいます。

しかし、今日は早朝に左岸でも夏羽に移行中のズグロカモメが観察できました。

遠くから見つけた時に頭の黒い夏羽!と思って喜びましたが、目の前に飛んでくると、思ったほど黒くありません。

頭部はまだ胡麻塩状態です。

初列風切は白斑が目立ち、成鳥には間違いないようですが、頭が真っ黒に換羽するには、まだ数日かかりそうです。

例年成鳥の個体は3月中旬頃には藤前干潟から繁殖地へ移動するようで、幼鳥を除き姿を見なくなります。

真っ黒な頭の夏羽に換羽するまで、左岸近くにいてくれたらいいですね。

今日は2月の「渡り鳥調査隊」が行われ33種の鳥たちをカウントできました。

比較的穏やかな日だったため、外での観察・カウントもゆっくり行えました。

次回の「渡り鳥調査隊」は3月11日(土)10:00~12:00に行います。

冬鳥をまだしっかり観察できるはずです。ぜひご参加ください。

今日の「渡り鳥調査隊」等でカウントできた主な野鳥 ハジロカイツブリ9、カンムリカイツブリ68、カワウ419、ダイサギ4、コサギ1、アオサギ10、マガモ38、カルガモ16、コガモ645、オカヨシガモ2、ヒドリガモ53、オナガガモ2342、ハシビロガモ4、ホシハジロ83、キンクロハジロ10、スズガモ1002、ホオジロガモ2、ミサゴ6、トビ1、チュウヒ2(♂♀)、オオバン1、ハジロコチドリ1、シロチドリ52、ダイゼン107、ケリ1、ハマシギ479、コアオアシシギ1、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ122、セグロカモメ51、オオセグロカモメ5、カモメ146、ズグロカモメ 12(内、まっ黒3・ごま塩2)、キジバト2、ハクセキレイ1、セグロセキレイ1、ヒヨドリ5、モズ1、ジョウビタキ2、シロハラ2、ツグミ5、シジュウカラ1、メジロ3、アオジ1、カワラヒワ3、ズズメ20、ムクドリ12、ハシボソガラス5 47種(※カウント終了後の出現個体を含む)

明日も12時頃、大潮の干潮時間を迎えます。
春から夏に比べると、まだ潮位は高めですが59cmの潮位では藤前地区の干潟も干出し、河口部は大きく干潟が広がります。

 

【愛鳥週間写真展2017 展示作品募集のご案内】

「愛鳥週間写真展」の展示作品の募集を開始しました。

今回の写真展の募集テーマは「わたしの好きな鳥」です。

多種多様で、それぞれに魅力のある鳥たち。

皆さんにもそれぞれに「好きな鳥」、「思入れがある鳥」というものがあるのではないでしょうか?

あなたの好きな鳥のすてきな瞬間をおさめた作品をぜひご応募ください!

応募締切は【4月16日(日)】です。詳細はこちら(PDF)、もしくは館内チラシをご覧ください。

問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)

 

明日の満潮時間 6時20分 潮位229cm

明日の干潮時間12時07分 潮位 59cm

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開始しました!写真展の作品募集

2017-02-24 17:48:29 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時56分 潮位 88cm
今日の満潮時間16時35分 潮位202cm

 

今日は雲は多かったですが、青空がきれいに見える時間帯もありました。

ただ、風は昨日より強く、カモメの仲間やミサゴ、トビなどが風に流されて野鳥観察館近くを飛んでいるのをよく見かけました。

 

青空の中、野鳥観察館のすぐ上空を通過していったセグロカモメ。

このセグロカモメは鳴きながら飛んでいました(↓)。

 

こちらはユリカモメ(↓)。海が荒れているためなのか、藤前干潟では、昨日、今日とユリカモメとカモメの数が非常に多いです。

 

 

また、先週のように間近での狩りは見られませんでしたが、ミサゴが上空を飛んだり、導流堤の脇の干潟で魚を食べているのをよく見かけました。

魚を持って飛んでいるミサゴも数回観察できました。

 

今日はこの他、チュウヒが川面でカモ(恐らくコガモ)を捕まえる瞬間や、短い時間でしたが数百羽のハマシギが一つの群れになって飛ぶ姿を見ることができ、午前中に瀬戸市から藤前干潟の学習に来ていた小学生たちが喜んでくれていました。

以前よりお知らせしているとおり、明日は「渡り鳥調査隊」を実施します。天気も良さそうですし、今日よりも風もなさそうです。

明日も冬鳥をはじめとする様々な鳥の、様々な場面が見られると思いますので、念のため暖かい恰好でぜひご参加ください。

☆2月の渡り鳥調査隊のご案内
内容:藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。冬鳥であるカモ、カモメ、ミサゴ、ハマシギなどを観察できるはずです。
日時:2月25日(土)9:00~11:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:防寒着、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160

 

さらに!

今日のブログのタイトルのとおり、毎年春に行っている「愛鳥週間写真展2017」の展示作品の募集を今日から開始しました。

 

今回の写真展の募集テーマは「わたしの好きな鳥」です。

多種多様で、それぞれに魅力のある鳥たち。

皆さんにもそれぞれに「好きな鳥」、「思入れがある鳥」というものがあるのではないでしょうか?

あなたの好きな鳥のすてきな瞬間をおさめた作品をぜひご応募ください!

応募締切は【4月16日(日)】です。詳細はこちら(PDF)、もしくは館内チラシをご覧ください。

問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)

 

明日の干潮時間11時32分 潮位 73cm
明日の満潮時間17時15分 潮位217cm 

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冬鳥の観察シーズンをお見逃しなく!

2017-02-23 18:52:55 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時16分 潮位102cm
今日の満潮時間15時51分 潮位186cm

 

今日は春の嵐が吹き荒れるという天気予報で心配していましたが、

午前中は風が全くなく川面は凪いでおり、気温も低くなく、穏やかな天候でした。

その後、昼ごろからは風が強まりました。

 

今日は朝から、ハマシギやダイゼンなどのシギ・チドリが干潟に飛来しており、昨日より多くの数を数えることができました。

また、カワウの数も非常に多く、今日は5,650羽ものカワウが干潟をうめつくしていました。

 

午前中の穏やかな、まだ干潟が出ている時間帯に干潟を観察しに行ってきました。

最初にみつけたのは、捨石の隙間に餌を探すイソシギ。

軽やかに石の上を移動していました。

 

その後、干潟へ着くと、2~3羽の若いズグロカモメを観察できました。(本当は頭が黒色に換羽した成鳥のズグロカモメを近くで見たかったのですが、なぜか護岸近くにやってくるのは例年若い個体ばかりです。)

ズグロカモメは干潟の上を餌を探してゆっくり飛んでは、降り立つのを繰り返していました。

 

飛翔しながら鳴いていたズグロカモメに呼応するように、干潟にいたズグロカモメがくちばしを大きく開け、全身を使うように鳴いているのも見られました。

早いもので2月ももうすぐ終わりです。

若いズグロカモメはまだもう少し藤前干潟に残ると思われますが、頭の黒くなったズグロカモメは間もなく去ると思われます。

また、現在はカモの仲間の中で最も多く藤前干潟に飛来しているオナガガモも3月に入ると一斉に北へ帰り、ぐっと数を減らします。

明後日25日(土)は渡り鳥調査隊を実施します。

間も無く去ってしまう冬鳥を観察しに、ぜひご参加ください。

 

☆2月の渡り鳥調査隊のご案内
内容:藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。冬鳥であるカモ、カモメ、ミサゴ、ハマシギなどを観察できるはずです。
日時:2月25日(土)9:00~11:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:防寒着、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ13、カンムリカイツブリ51、カワウ5,650、ダイサギ1、コサギ3、アオサギ33、マガモ98、カルガモ81、コガモ139、オカヨシガモ2、ヒドリガモ58、オナガガモ2,391、ハシビロガモ2、ホシハジロ106、キンクロハジロ195、スズガモ981、ミサゴ5、トビ2、チュウヒ1、ハジロコチドリ1、シロチドリ37、ダイゼン52、ケリ1、ハマシギ557、コアオアシシギ1、イソシギ2、ダイシャクシギ3、ユリカモメ303、セグロカモメ22、オオセグロカモメ22、カモメ205、ウミネコ4、ズグロカモメ11 

明日の干潮時間10時56分 潮位 88cm
明日の満潮時間16時35分 潮位202cm

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