観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

チョウゲンボウ

2017-07-29 19:16:26 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時41分 潮位209cm
今日の干潮時間15時44分 潮位 93cm

 

今日も非常に暑い日でしたが、バードウォッチングや野鳥撮影に来館される方が多い日でした。

だんだん干潮時間が遅くなってきて、今日は干潟が出始めるのが午後からになりましたが、潮に合わせて干潟を見に行ってきました。

岩場には精悍な顔つきのササゴイの姿がありました。

 

護岸近くの干潟には、ケリ(↓)、アオアシシギ、コチドリ、ソリハシシギ、イソシギなどが観察できました。中雛2羽を連れたカルガモも干潟で餌をさがしていました。

 

さらに、先に観察をしていたカメラマンの方にチョウゲンボウ2羽がいるのを教えてもらいました。チョウゲンボウとハシボソガラス(恐らく若鳥)がちょっかいをかけては少し逃げて、ちょっかいをかけて・・・・、を繰り返しているようでした。 

 

 

【野鳥観察館のイベント等のお知らせ】

☆「8月19日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊」
 渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆「秋の野鳥写真展~シギ・チドリ~&藤前干潟写真展」の展示作品を募集中(8月20日締切)詳細はこちら(PDF)

 

☆「9月17日(日)・18日(月・祝)秋の野鳥イベント2017~藤前干潟でシギ・チドリを見よう!~」
 探鳥会や野鳥のおはなしなどのイベントを行います。→詳細はこちら(PDF)  

 

【今日観察できた主な野鳥】 カワウ287、ササゴイ1、ダイサギ21、コサギ14、アオサギ18、マガモ28、カルガモ262、ホシハジロ7、キンクロハジロ1、スズガモ20、ミサゴ6、トビ1、チョウゲンボウ2、コチドリ3、メダイチドリ1、ダイゼン34、ケリ10、アオアシシギ14、イソシギ3、ソリハシシギ29、チュウシャクシギ22、ウミネコ166

 

明日の満潮時間10時36分 潮位194cm
明日の干潮時間16時25分 潮位114cm

コメント (2)
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今日の干潟の鳥たち

2017-07-28 23:09:39 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時55分 潮位225cm
今日の干潮時間15時09分 潮位 71cm

 

涼しかった昨日が嘘のように、今日は再び蒸し暑さが戻ってきました。 

それでも、午前中は曇りだったので、今日も干潟が現れ始めた頃に、護岸近くの干潟を見に行ってきました。

 

最初にみつけたコチドリ↓。護岸近くの石の多いところで餌を探していましたが、その後、干潟が広がると、泥の干潟に移動していました。3羽で行動していたようです。

 

続いて発見したアオアシシギ↓。昨日より近くで観察でき、干潟の泥の中からゴカイのようなものを探して食べているのも見られました。今日は11羽のアオアシシギをカウントできました。

 

観察を開始してしばらくすると、ソリハシシギ3羽が導流堤防脇の干潟から護岸近くの干潟に移動してきました。ソリハシシギ(右)は、アオアシシギ(左)と比べるとかなり小さく、くちばしが上にそっています。ソリハシシギもアオアシシギに負けず足が速いです。

 

干潟で食事中のカルガモ↓。

こちらはカルガモと同じく茶色っぽいカモですが、マガモです↓。ほぼ1列に並んで川の上流に向かって群れで移動していました。ほとんどがオスのエクリプス(非繁殖羽)または幼鳥と思われます。この時期は、頭部が緑色(繁殖羽)ではなくて茶色っぽく地味なので、マガモのオスらしくないですね。 

 

目の前を飛んでいくツバメが気になったウミネコの若鳥↓。 

 

干潟の窪みの水たまりで激しく水浴びをしていたハシボソガラス↓。 カラスの行水とは言いますが、このときはかなり念入りに水浴びしていたように見えました。

 

観察を終えて、野鳥観察館への帰り道にみつけたササゴイ↓。低姿勢で魚を狙っていました。7月前半までは、頻繁に野鳥観察館近くで観察できたササゴイですが、ここ最近は現れる頻度が減っているように感じています。雛が巣立ったのでしょうか。

 

今日、庄内川河口の干潟で観察できたシギ・チドリは、コチドリ3、ダイゼン34、ケリ3、アオアシシギ11、ソリハシシギ24、チュウシャクシギ22 でした。

まだまだ、シギ・チドリまでの距離は遠いですが、少しずつ近くで観察できるようになっているように思います。

 

 

そして、今日は午後から、稲永ビジターセンターのスタッフと一緒に、野鳥観察館から徒歩約10分のところにある野跡コミュニティセンターへ行ってきました。

野跡コミュニティセンターでは、毎週金曜日に「野跡ふれあいサロン」という健康づくり・生きがいづくりを目的とした地域の方が集まる場がボランティアの方によって運営されており、

昨年から稲永ビジターセンタースタッフと一緒に年に3回程度、干潟の生きもののお話をしに行っています。

今日は「毒のある干潟の生きものについてのクイズ」の後、「魚や干潟の生きもののカルタ」を皆さんと行い、一緒に楽しい時間を過ごさせてもらいました。 

 

 

明日の満潮時間 9時41分 潮位209cm

明日の干潮時間15時44分 潮位 93cm

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アオアシシギ

2017-07-27 21:01:56 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時12分 潮位239cm
今日の干潮時間14時35分 潮位 49cm

 

今日は一日中、曇りで湿度も少なく、ここ最近としては涼しく快適な日でした。

ということで、庄内川河口の干潟が出始めた直後に干潟を見に行ってきました。

コンクリート護岸には、干潟が広がるのを待つカワウの群れが。群れの中には、お腹が白く、体全体が褐色の個体が数羽おり、これらは今年生まれの幼鳥ではないかと思われます。

 

大きなあくびをしていた幼鳥と思われる個体。こんなに大きく口が開くんですね。 

 

ヨシ原近くの護岸では、まだ休んでいるカルガモや、そろそろ干潟へ向かって泳ぎ始めたカルガモが観察できました。カルガモは、今、藤前干潟周辺でカワウの次に多く観察できる野鳥で、先日は500羽を超えました。例年、カルガモの飛来数は8月がピークなので、まだこれから数は増えるはずです。

 ヨシ原の脇に広がり始めた干潟には、カルガモの他にアオアシシギ、ソリハシシギ、ケリを観察できました。 

 

干潟の縁を駆けるような速さで歩いていくアオアシシギ。

今日は庄内川河口の干潟全体では、この他にメダイチドリ、ダイゼン、チュウシャクシギなどを観察できました。

メダイチドリは胸のあたりが淡い橙色の個体も見られましたし、ダイゼンは白黒の夏羽(成鳥)も確認できました。

 

最後は、野鳥観察館の水たまり。ツユクサが伸びてきて、ちょっと観察しづらくなってきました。

今日は涼しかったからか、頻繁には鳥の姿を見かけませんでしたが、シジュウカラの幼鳥が水浴びに来ていました。 

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ546、ダイサギ33、コサギ8、アオサギ15、マガモ20、カルガモ293、ホシハジロ2、キンクロハジロ1、スズガモ14、ミサゴ5、トビ1、メダイチドリ6、ダイゼン29、ケリ9、アオアシシギ6、イソシギ2、ソリハシシギ37、チュウシャクシギ21、ウミネコ119、アジサシ1

 

明日の満潮時間 8時55分 潮位225cm
明日の干潮時間15時09分 潮位 71cm

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アマサギ

2017-07-26 18:49:07 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時30分 潮位250cm
今日の干潮時間13時59分 潮位 31cm

 

今日もとても暑い日で、外に出るだけで汗が吹き出てきました。

お昼頃にソリハシシギが護岸近くの干潟に入ったので、暑い中、カメラを抱えて急いで行ったのですが、

到着直後に飛んで、元いた導流堤の脇の干潟に戻って行ってしまいました。

なお、今日観察できたシギ・チドリは、コチドリ1、トウネン5、キアシシギ1、アオアシシギ5、ソリハシシギ29、チュウシャクシギ22 でした。

ダイゼンは飛来する日としない日があるようですが、チュウシャクシギとソリハシシギはほぼ一定数が毎日飛来しています。

 

ソリハシシギの撮影はできなかったですが、藤前干潟周辺の田んぼでアマサギがたくさん見られるよになったと教えてもらったので、見に行ってきました。

田んぼの中や畔道にアマサギやチュウサギなどの20羽強のサギの群れがいました。

アマサギは小さいので、田んぼの中にいると稲に隠れて頭がちょこっとしか見えません↓。しかも、餌をとっているので、頭が引っ込んだり現れたり・・・、なかなか観察しにくいです。

畔道にいたアマサギはバッタなどの昆虫を捕まえていたようです↓。

 

頭部から胸の橙黄色(亜麻色)が薄くなり、背中の橙黄色の飾り羽も少なくなっており、夏羽から冬羽へ換羽しているようです↓。

 

群れの中には、真っ白なアマサギもいたので、今年生まれの幼鳥もいたのかもしれません。

 

【野鳥観察館のイベント等のお知らせ】

☆「8月19日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊」
 渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆「秋の野鳥写真展~シギ・チドリ~&藤前干潟写真展」の展示作品を募集中(8月20日締切)詳細はこちら(PDF) 

☆「9月17日(日)・18日(月・祝)秋の野鳥イベント2017~藤前干潟でシギ・チドリを見よう!~」
 探鳥会や野鳥のおはなしなどのイベントを行います。→詳細はこちら(PDF)  

 

明日の満潮時間 8時12分 潮位239cm
明日の干潮時間14時35分 潮位 49cm

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「秋の野鳥イベント2017」のお知らせ&スポセン祭りのご報告

2017-07-25 19:13:59 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 6時46分 潮位255cm
今日の干潮時間13時21分 潮位 18cm

 

今日は曇りで、気温はあまり上がりませんでしたが、とにかく湿度が高く、野鳥観察館の窓が曇るほどでした。

この暑さと湿度にバテ気味な方もいるかと思いますが、野鳥観察館2階のグリーンカーテンは元気。ツルをぐんぐん伸ばし続けるとともに、実を付け始めました。

収穫間近のゴーヤ↓。 

初めて実ったパッションフルーツ↓。 

 

 

庄内川河口は、今日もお昼過ぎに潮が大きく引き、野鳥観察館の目の前にも干潟が広がりました。

今日観察できたシギ・チドリは、ダイゼン30、トウネン1、キアシシギ4、アオアシシギ7、ソリハシシギ23、チュウシャクシギ22でした。

そして、今日は名古屋市野鳥観察館の「秋の野鳥イベント」のお知らせです。

今まで、名古屋市野鳥観察館では、探鳥週間(11/1~11/7)に合わせて秋の野鳥イベントを行っていましたが、

今年はシギ・チドリがたくさん観察できる9月に秋の野鳥イベントを開催します

今年のメインイベントは9月17日(日)・18日(月・祝)です。ぜひご参加ください。

※詳細はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。 

 

 

続いて、昨日、稲永スポーツセンターで行われた「スポセンまるごと祭り」への出展のご報告です。

昨日の「スポセンまるごと祭り」は先回(3月)より、多くの人が訪れており、特に夏休み中の子供たちの声が体育館内に響いていました。 

地元の野菜販売も大人気でした。

 

野鳥観察館のコーナーでは、野鳥観察館および藤前干潟の施設案内やイベント案内をさせてもらいました。

 

野鳥写真展のスペースも作ってもらいました。

この他、稲永ビジターセンターや藤前活動センター、藤前干潟クリーン大作戦のパネル展示も。 

野鳥観察館のコーナーの前では、いきいき支援センター港区東部さんが「介護予防クイズ」を元気な声でイキイキと行っていました。

 

この他、体育館ではさまざまな球技が楽しめたり、認知症予防の講座などがあり、本当に様々なイベントが館内全体を使って行われていました。

私は弓道場で初めての弓道体験をさせてもらい、苦戦しながらも弓道の魅力を感じられたのですが(矢がうまく飛ぶと気持ち良いです!)、

今日は腕の筋肉痛と眼鏡の歪み(矢を飛ばす際にひっかかって眼鏡も一緒に飛ぶこと2回)に悩まされています。

しかし、野鳥観察館の普及啓発もできましたし、様々な活動をしている方々と交流ができて、充実したイベント出展となりました。

 

明日の満潮時間 7時30分 潮位250cm
明日の干潮時間13時59分 潮位 31cm

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