藤前干潟
今日の干潮時間 5時26分 潮位133cm、17時50分 潮位 74cm
今日の満潮時間11時04分 潮位184cm
今日の日記の最初は、今週末のイベントのお知らせです。
5月26日(土)に、藤前干潟の一大清掃活動である「藤前干潟クリーン大作戦」が開催されます(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)。
藤前干潟クリーン大作戦は、毎年、春と秋の2回実施されている清掃活動で、今回で28回目となります。
昨年の秋は、残念ながら雨のため中止となりましたが、今週末は天気は良さそうです。
藤前干潟はラムサール条約登録湿地で、国際的にも重要であると認められた湿地ですが、漂着ごみの問題がまだ大きな問題となっています。
また、藤前干潟のごみを拾うことは、藤前干潟につながる伊勢湾のごみを減らすことにもつながり、
藤前干潟クリーン大作戦には「伊勢湾ゴミ流出防衛最前線」という副タイトルもあります。
藤前干潟の護岸に来ると、漂着しているペットボトルやその他のいろいろなごみが嫌でも目につき、気になったことがある方も多いはず・・・。
野鳥だけでなく、干潟・川・海の生きものや環境について考えてみる機会にもなると思いますので、ぜひご参加ください。
詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)をご覧ください。
さて、この土日は強風が吹き、荒れたお天気となりましたね。
週が明けてみると、ここ数日でシギ・チドリたちはほとんど抜けたようで、すっかりさみしい干潟になっていました。
ピーク時は100羽を超えたチュウシャクシギは、干潟にチラホラと確認できるのみ。干潟のあちらこちらから、チュウシャクシギの鳴き声が聞こえていた頃がすで懐かしいです。
でも、今日も護岸近くに飛来するチュウシャクシギが。数は少なくなりましたが、チュウシャクシギはまだしばらくは近くで観察できるはずです。
そして、春の渡りの終わりにやってくるキアシシギは、今日もたくさん(20羽ほど)護岸近くで観察できました。
干潟が出始めた頃は、まだ岩の上で休んだり・・・、
浅瀬で熱心に水浴びをしていましたが・・・、
干潟が広がると、一斉に水際で餌を探し始めました。
水際で捕まえていたのは、小さな小さな魚。
こちらでも小さな魚をゲット。
こちら(↑)をアップして見ると、ハゼの稚魚のようです↓。
今度は、くちばしを泥の中にぐっ、ぐっと突っ込んで・・・、
泥の中にいるソトオリガイ(二枚貝の仲間)を捕まえていました。
近くで活発な動きを見せてくれるキアシシギたちは、もう少しの間、滞在するはずです。
今日観察できたシギ・チドリ シロチドリ不明(3)、ダイゼン1(7)、トウネン410(2)、ハマシギ54(16)、アオアシシギ12(4)、キアシシギ21(27)、アカアシシギ0(1)、イソシギ0(1)、ソリハシシギ13(不明)、オオソリハシシギ1(3)、チュウシャクシギ23(31)
※カッコ内の数字は昨日のカウント数です。
※トウネンの大きな群れは閉館後に飛来しました。
一方、干潟では野鳥は減りましたが、野鳥観察館周辺では鳥たちがにぎやかです。
翼を震わせて親鳥に甘えるスズメの巣立ち雛↓。
シジュウカラの鳴き声も頻繁に聞こえます。
【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】
☆【今週末まで!】4月21日(土)~5月27日(日)愛鳥週間写真展「わたしの好きな鳥」@名古屋市野鳥観察館2階
☆5月26日(土)藤前干潟クリーン大作戦2018春(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)
☆6月2日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊~6月~@名古屋市野鳥観察館
毎月1回、野鳥観察館で行っている「渡り鳥調査隊」。藤前干潟の野鳥の観察をしながら、種類と数の調査にチャレンジします。初心者歓迎です。→詳細はこちら(PDF)
☆6月9日(土)22世紀奈佐の浜プロジェクト「吉崎海岸エクスカーション」@三重県四日市市(主催:22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)
☆コアジサシ営巣誘致募金実施中!(日本野鳥の会愛知県支部)→詳細はこちら(2月14日の日記)
野鳥観察館でも募金の受付をしています。
明日の干潮時間 7時10分 潮位124cm
明日の満潮時間12時49分 潮位181cm