観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

静かなうるう日

2020-02-29 19:26:56 | 冬の藤前干潟

【臨時休館のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から3月16日(月)まで臨時休館します。

臨時休館の期間は状況により変更することがあります。

ご理解いただきますようお願いいたします。

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藤前干潟

今日の満潮時間 8時49分 潮位205cm

今日の干潮時間15時06分 潮位 57cm

 

新型コロナウイルスの影響が大きくなってきて、

野鳥観察館は明後日の3月2日(月)から、3月16日(月)まで臨時休館することになりました。

名古屋市の幼稚園・小中学校なども休校となるそうですし、他の多くの公共施設等も臨時休館・休園します。

急な初めての状況の変化に、気持ちや考えが追いついていかないところがあるのが正直なところです。

これ以上感染拡大することなく、みなさんの平穏な日常が早く戻ってくるのを願います。

 

さて、今日は2月最終日、4年に一度のうるう日です。

今日は曇りで雨がシトシト降る時間帯もあり、稲永公園は土曜日の割には人が少なく、静かでした。

 

野鳥観察館西側の芝生には、昨日からヒドリガモの群れが上陸し、草を食べているのが観察されています。

今日はお天気がいまいちで、人通りが少なかったですが、人が通るとその度に柵を飛び越えて、川へ逃げていました。

今日は、お昼前に雨がシトシト降ってきたと思ったら、ハマシギの群れが干潟に飛来しました。

その数は約700羽。ここ数日にしては多い数です。

また、小さい群れでしたが、ダイゼンの群れも久しぶりに観察できました。

 

そして、次は昨日に観察できた野鳥をご報告。

昨日は穏やかなお天気で、野鳥観察館の周りでは数羽のツグミが餌を探していました。

芝生の上をピョンピョンと飛んで移動したかと思うと背筋を伸ばしたように立ち止まる姿が愛らしいと思って観察していましたが、2羽のツグミが空中に飛び上がってバトルする様子も見られました。

続いてはヨシ原のオオジュリンです。

ヨシの穂をくわえて、熱心に種を食べているようでした。

(※ツグミとオオジュリンの写真は来館者の方に提供いただきました。)

 

 

2月28日(金)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ6、カンムリカイツブリ578、カワウ1,165、ダイサギ3、コサギ8、アオサギ18、マガモ22、カルガモ35、コガモ7、オカヨシガモ1、ヒドリガモ26、ホシハジロ3、キンクロハジロ6、スズガモ495、ミサゴ8、ハヤブサ1、シロチドリ23、メダイチドリ1、ダイゼン1、ハマシギ171、ダイシャクシギ2、ユリカモメ351、セグロカモメ21、オオセグロカモメ2、カモメ47、ウミネコ4、ズグロカモメ22

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ25、カンムリカイツブリ769、カワウ2,615、ダイサギ4、コサギ22、アオサギ9、マガモ31、カルガモ9、コガモ110、オカヨシガモ2、ヒドリガモ27、オナガガモ60、ホシハジロ4、キンクロハジロ3、スズガモ827、ホオジロガモ1、ミサゴ9、シロチドリ12、ダイゼン11、ハマシギ738、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ795、セグロカモメ19、オオセグロカモメ8、カモメ65、ウミネコ2、ズグロカモメ35


明日の満潮時間 9時13分 潮位196cm

明日の干潮時間15時44分 潮位 63cm

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【臨時休館のお知らせ】

2020-02-28 17:45:21 | お知らせ

臨時休館のお知らせです。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

名古屋市野鳥観察館は3月2日(月)から3月16日(月)まで臨時休館いたします。

臨時休館の期間は状況により変更することがあります。

ご理解いただきますようお願いいたします。

 

なお、野鳥観察館のお隣の環境省稲永ビジターセンター、および対岸の環境省藤前活動センターも、

3月2日(月)から3月16日(月)まで臨時休館するそうです。

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真っ黒な頭に

2020-02-27 20:36:55 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時06分 潮位219cm

今日の干潮時間14時04分 潮位 52cm

 

今日は晴れましたが、風が非常に強い日でした。

藤前海岸(南陽海岸)のすぐ前にはカンムリカイツブリとスズガモが集まっていました(水面に浮かぶ白色と黒色のつぶつぶです↓。)。

カンムリカイツブリは今日は約700羽をカウントしました。

すると目の前に、強い風にも負けずにズグロカモメが次々と飛んできました。

この個体↓はすでに頭がほぼ真っ黒で、夏羽に換羽していました。

目の周りの白色の縁取りがチャームポイントだと思っています。

こちらはまだ、頭が白い個体でした↓。

風にあおられても、干潟のカニを捕るために何度も風に向かって飛んでいました。

 

続いて新川河口の様子をご紹介。

こちらでは、スズガモの群れが泳いで、採餌をしていました。

また、ハジロカイツブリの4羽ほどの小さな群れもみつけました。現在、ハジロカイツブリは新川河口に多く飛来しています。

小さいし、すぐ潜ってしまうし、今日は波があるしで、観察しづらかったのですが、夏羽への換羽がかなり進んでいる個体もいました。

手前の個体↓は、全身が黒っぽくなり、頬辺りに金色の羽が見られました。

 

最後は野鳥観察館前の水たまりにやってきたメジロです。みんなで水浴びをしていきました。

ここのところ、野鳥観察館周辺にはメジロが毎日たくさんやってきて、目や耳を楽しませてくれています。

 

イベントや会合の中止などが相次ぐなど、新型コロナウィルス感染拡大による影響が身近になってきました。

早い終息を願います。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ713、カワウ810、ダイサギ4、アオサギ11、マガモ18、カルガモ53、コガモ16、ヒドリガモ12、オナガガモ92、キンクロハジロ2、スズガモ298、ミサゴ12、シロチドリ21、ハマシギ40、イソシギ2、ダイシャクシギ1、ユリカモメ1,418、セグロカモメ28、オオセグロカモメ6、カモメ115、ウミネコ3、ズグロカモメ19

 

明日の満潮時間 8時28分 潮位213cm

明日の干潮時間14時34分 潮位 53cm

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ハヤブサ、カモメを狩る

2020-02-26 19:43:15 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時44分 潮位223cm

今日の干潮時間13時36分 潮位 54cm

 

この3連休初日は雨が降り、翌日は強風が吹いて非常に寒く、最終日は青空が広がるお天気で、めまぐるしいお天気でした。

しかし、季節は確実に進んでいるようで、稲永公園ではヤマザクラが開花しました。ヒヨドリがヤマザクラの花を食べに来たりもしています。

また、足元を見ると、先週はまだポツポツとしか咲いていなかったオオイヌノフグリの青い小さな花がたくさん咲いている場所がいくつかありました。

 

今日は潮が良く、お昼過ぎに干潮時間を迎え、野鳥観察館の前には広い干潟が現れました。

今日はとてもユリカモメの飛来数が多く、3,000羽以上を確認しました。干潟がユリカモメの群れで白く見える場所もあるくらいでした。

何度か、干潟で休むユリカモメの群れが一斉に飛び上がり、無数の白色の紙が舞っているようできれいでした。

実は、今日の開館直後にハヤブサがカモメの仲間(恐らくユリカモメ)を捕まえて食べているのが観察されました。

恐らくはこのハヤブサ↓と同じ個体ではないかと思われます(2月23日に撮影したハヤブサ。南陽工場の上で羽繕いしていました)。

 

また、野鳥観察館の護岸近くではヒドリガモ↓やマガモ、コガモ、オナガガモを観察できました。オナガガモは数を減らしましたが、コガモは少し増えています。

こちらは同じく護岸近くで餌を探していたアオサギ↓。くちばしと足に濃いピンク色の婚姻色が出ていて、すでに春の装いです。

 

2月24日(月・休)に名古屋鳥類調査会および尾張野鳥の会が行った月例調査でカウントされた主な野鳥 カイツブリ1、ハジロカイツブリ11、カンムリカイツブリ945、カワウ439、ダイサギ7、コサギ66、アオサギ47、マガモ120、カルガモ145、コガモ282、オカヨシガモ52、ヒドリガモ120、オナガガモ98、ホシハジロ60、キンクロハジロ172、スズガモ1,162、ホオジロガモ2、ミサゴ18、オオバン19、シロチドリ15、メダイチドリ1、ケリ4、ハマシギ4、ツルシギ1、イソシギ10、ダイシャクシギ2、タシギ13、ユリカモメ632、セグロカモメ27、オオセグロカモメ2、カモメ669、ウミネコ5、ズグロカモメ34

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ12、カンムリカイツブリ698、カワウ242、ダイサギ1、コサギ10、アオサギ4、マガモ24、カルガモ15、コガモ15、ヒドリガモ25、オナガガモ39、ホシハジロ8、キンクロハジロ7、スズガモ1,177、ミサゴ13、ハヤブサ1(♀)、シロチドリ5、ハマシギ405、ダイシャクシギ2、ユリカモメ3,441、セグロカモメ6、オオセグロカモメ1、カモメ94、ウミネコ2、ズグロカモメ32

 


明日の満潮時間 8時06分 潮位219cm

明日の干潮時間14時04分 潮位 52cm

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カンムリカイツブリ1,000羽超え

2020-02-22 18:22:32 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時03分 潮位217cm

今日の干潮時間11時43分 潮位 86cm

 

今日はお昼頃から雨がシトシト降りました。

干潟の視界が悪かったですが、ハマシギの飛来が増え約800羽を確認できました。

また、何よりもカンムリカイツブリの数が多かったです。

この時期は、カンムリカイツブリがちょうど北へ帰る前に集結している時期なのですが、その数はなんと、1,100羽を超えました。

カンムリカイツブリは例年、野鳥観察館から1.5~2㎞ほど離れた藤前海岸前の西の方に集まっていることが多いのですが、今日はその辺りはカンムリカイツブリだらけで白く見えました。

また、今冬は早い段階から昨年よりも飛来数が増えている傾向にあり、カンムリカイツブリは庄内川河口の導流堤の先辺りにも群れていて、今日もこの場所では100羽以上が見られました。

ここ数年のカンムリカイツブリの最大飛来数を見てみると、

2016-17年の冬は92羽、2017-18年の冬は219羽、2018-19年の冬は632羽(環境省の渡り鳥飛来状況調査では675羽)です。

そして、今冬(2019-20年)の今のところの最大飛来数は、本日の1,165羽。

理由はわかりませんが、ここ数年で激増していて、その数にただただ驚くばかりです。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ15、カンムリカイツブリ1,165、カワウ515、ダイサギ2、コサギ1、アオサギ14、マガモ4、カルガモ3、コガモ24、ヒドリガモ43、オナガガモ28、ホシハジロ3、キンクロハジロ7、スズガモ435、ホオジロガモ1、ミサゴ12、トビ1、シロチドリ15、ダイゼン17、ハマシギ802、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ153、セグロカモメ9、オオセグロカモメ3、カモメ140、ウミネコ22、ズグロカモメ32

 


明日の満潮時間 6時31分 潮位223cm

明日の干潮時間12時13分 潮位 74cm


※明後日(24日(月))は23日の振替休日のため、開館します。

明後日の満潮時間 6時57分 潮位225cm

明後日の干潮時間12時41分 潮位 65cm


※25日(火)は休館日です。

25日(火)の満潮時間 7時21分 潮位225cm

25日(火)の干潮時間13時08分 潮位 58cm


26日(水)の満潮時間 7時44分 潮位223cm

26日(水)の干潮時間13時36分 潮位 54cm

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