藤前干潟
今日の満潮時間 6時14分 潮位236cm
今日の干潮時間12時54分 潮位 31cm
今日は昨日より短時間でしたが雨が強く降りました。
雨がまだ降る前、野鳥観察館近くの干潟を見に行くと、ダイサギが水際でゆっくりと歩きながら餌を探していました。
このダイサギ、くちばしのほとんどは黒色ですが、根本部分が黄色です。
その近くのヨシ原周辺では、オオヨシキリがヨシの先端とすぐそばにある稲永公園のクスノキの間を行ったり来たりしながら、大きな声でさえずっていました。
そうこうしていると、雨が降り出し、あっという間に強い雨になったので、慌てて野鳥観察館へ戻りました。
今日もお昼頃に干潟が広がり、野鳥観察館前まで干潟が干出しました。強い雨が降っていましたが、その干潟周辺では、今日もカワウの群れが小魚を追っていました。このカワウの群れには、全身の色が薄いカワウが複数混じっており、これは今年生まれのカワウではないかと思われます。
なお、今日もコアジサシが野鳥観察館のすぐ目の前で魚を捕るためにダイブする姿を観察できています。
そして、今日で5月も終わり。 夏の主役であるササゴイが野鳥観察館前の護岸で頻繁に観察できるようになってきています。
今日もササゴイは観察できましたが、撮影はできませんでしたので、地元のHさんから日曜日(27日)に撮影されたササゴイの写真を提供いただきました。日曜日は3羽のササゴイを観察できたそうです。
干潟に降り立ち、川面を眺めるササゴイ↓。
小魚の群れが寄って来るのを低い姿勢で待ち、小魚が近づくと、一気に近づいて首を伸ばして捕まえます。
何回も見事に魚をゲットしていました。
ここ数日、来館される方からは、「少し前は鳥がたくさんいたのに、今日は少ないね」、という声をしばしばいただきます。
多くの渡り鳥が北へ行ってしまう6月から7月は例年、野鳥の数が最も少ない時期で、干潟の上は少しさみしく見えます。
(したがって、この時期はブログネタを探すのに苦労する時期でもあります。でも、これも自然なのでしょうがないことです・・・。)
このように鳥は少ない時期ではありますが、今週末の6月2日(土)は、毎月1回行っている「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を行います。
この辺りで繁殖している夏鳥、留鳥の種類や数を把握することも重要ですし、数が少ない分、それぞれの鳥をじっくり観察できる時期だと思います。
初心者大歓迎です。お天気は良さそうですので、ぜひご参加ください。詳細はこちら(PDF)をご覧ください。
【6月の藤前干潟の渡り鳥調査隊】
日時:6月2日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
今日観察できた主な野鳥 カワウ605、ササゴイ1、ダイサギ23、コサギ2、アオサギ15、マガモ10、カルガモ16、ホシハジロ1、スズガモ9、ミサゴ1、キアシシギ2、ソリハシシギ1、コアジサシ6
明日の満潮時間 6時43分 潮位232cm
明日の干潮時間13時26分 潮位 35cm