観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

イソヒヨドリ

2014-04-30 15:25:03 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間     12時36分     潮位     15cm

今日の満潮時間     18時59分     潮位    242cm

Cimg7984

昨日今日とあいにくの雨模様でした。このところ毎日、イソヒヨドリのつがいが観察館の前の防護柵にやってきます。

Cimg7977

干潮時に観察館の前の干潟に、アオサギやダイサギ・コサギがやってきて、浅瀬で餌を捕っています。今日はコチとカレイを捕るのを目撃しました。

明日の干潮時間     13時10分     潮位     18cm

明日の満潮時間     19時36分     潮位    237cm

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キアシシギが来ました。そして皆様にお願い。

2014-04-28 14:35:59 | 春の干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  5時06分 241cm

今日の干潮時間 11時23分  26cm

 朝方、せっかく干潟が出始めてシギ・チドリが飛来してきたのに、ハヤブサが現れたせいで、シギ・チドリ達は恐れて上空を長い間舞って降りてくるのが遅くなりました。チュウシャクシギやオオソリハシシギの群れの一部は葦原の陰で固まったまま身を隠していました。

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しばらくしてハヤブサの危険がなくなったのか大きな群れがやってきました。
(↑下からハマシギ、チュウシャクシギ、ダイゼン、よく探すとダイゼンの中にオバシギが1羽混ざっています。)

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ダイゼンやハマシギノ後ろでは、カワウの追い込み漁が始まってダイサギやコサギも集まっています。

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ダイゼンやハマシギの群れから外れた所には、赤いメダイチドリも。

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今日は、ソリハシシギと共に春のシギ・チドリの渡りで最後に渡ってくるキアシシギが6羽観察できました。

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渡って来たばかりでお腹が空いているのか盛んにカニを捕られたり、

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アオアシシギのように、小魚を捕らえる姿が観察出来ました。

まだキアシシギやソリハシギは数が少ないですが、この両者が多くなってくると春のシギ・チドリの渡り終盤です。

※最後にお願い

 一般の方より、生き物に親しまれている野鳥ファンだからこそ、分っていただけると思い、お願いします。
 
 庄内川左岸は、このあたりでは比較的近くでシギ・チドリ等が観察がしやすく、多くの方が訪れますが、堤防護岸下の干潟(砂礫部分)へ
入って撮影される方がいます。
その砂礫混じりの場所はメダイチドリ・コチドリ・キョウジョシギが好きな餌場・休息場所になっていますし、立ち入ることで葦の生育も阻害して、
その一歩が土の中の生き物まで影響を及ぼしてしまいます。
それを防ぐためにも
庄内川左岸堤防下の干潟への立ち入っての撮影を自粛し、生き物にやさしい観察・撮影を行い野鳥の楽園が引き続き保たれる為に、ご協力お願いいたします。

野鳥観察館指定管理者 東海・稲永ネットワーク
(名古屋鳥類調査会・尾張野鳥の会) 

今日観察できた主な野鳥
(今日は終日ハヤブサに鳥が追われ正確なカウントが出来ていません。)
カンムリカイツブリ1、カワウ1100、ダイサギ28、コサギ7、アオサギ38、マガモ8、コガモ140、ヒドリガモ14、オナガガモ1、ハシビロガモ4、ホシハジロ12、キンクロハジロ16、スズガモ619、ミサゴ4、ハヤブサ1、コチドリ3、シロチドリ9、メダイチドリ2、キョウジョシギ2、トウネン6、ハマシギ731、オバシギ2、アオアシシギ9、キアシシギ6、イソシギ2、ソリハシシギ6、オオソリハシシギ67、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ142、ユリカモメ4、セグロカモメ3、コアジサシ177+

明日の満潮時間  5時39分 潮位241cm

明日の干潮時間 12時00分 潮位 17cm

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フラッグ付きオオソリハシシギ

2014-04-27 12:23:33 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  4時30分 潮位232cm

今日の干潮時間 10時43分 潮位 41cm

名古屋市野鳥観察館は、あす4月28日(月)開館いたします。

 昨日の午後からシギ・チドリが多くなり、今春低調だったオオソリハシシギは60羽以上、チュウシャクシギも130羽を越え、結果22年、23年よりも多くなりました。

あとはハマシギ・トウネンが多くなるともう少し賑やかな春の干潟になります。

1~2週間シギ・チドリの渡りが遅れていたようですが、何とか例年通り見ることが出来そうです。

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今日の干潟はチュウシャクシギの群れが一番最初に干潟にやってきました。ほぼ全数が連なって塒から出勤です。

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遅れてダイゼン・ハマシギの群れが降りるところを捜しながら上空を旋回します。

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今度はオオソリハシシギを主にダイゼン・ハマシギ・トウネン・チュウシャクシギの混群です。

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しばらく庄内川右岸で休息した後、群れが散って左岸にもシギ・チドリが降りて来ました。

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すっかり夏羽に換羽したダイゼンやハマシギ

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長く上に反ったオオソリハシシギ、赤い夏羽はオスの個体です。

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オオソリハシシギは水際を歩きながら、長い嘴を泥の中で探り餌を探しています。真ん中の1羽だけ正面顔

8abk
帰り際、オオソリハシシギのメスを見ると右足にフラッグが付いていました。

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プロミナーで見ても遠く、メタルリングまでは分からなかったですが、オレンジ色のフラッグには「ABK」オーストラリアビクトリア州で放鳥された個体のようです。
2012年・2013年にもメスの「ABK」フラッグ付きが確認されています。

Photo 

干潮時間が終わった後、群れがバラバラニになったチュウシャクシギの小群が観察館前の護岸下にやってきました。チュシャクシギは昨日よりも数が増え187羽になり、これからは岸近くに寄ってくることが多くなります。

Photo_2

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ、カワウ、ササゴイ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハヤブサ、コチドリ4、シロチドリ7、メダイチドリ6、ダイゼン64、キョウジョシギ1、トウネン25、ハマシギ577、オバシギ2、アオアシシギ2、キアシシギ1、イソシギ3、ソリハシシギ1、オオソリハシシギ43、ホウロクシギ4、チュウシャクシギ187、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、コアジサシ

明日、月曜日は開館いたします。
5月6日(火)まで休まず開館します。

明日の満潮時間  5時39分 潮位241cm

明日の干潮時間 11時23分 潮位 26cm

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朝のシギ・チドリ

2014-04-26 14:00:39 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 10時00分 潮位 61cm

今日の満潮時間 16時08分 潮位218cm

早朝、引き始めた干潟にはチュウシャクシギの群れが塒から飛来し集まっていました。

Photo

しばらくすると他のチュウシャクシギも集まってここだけでも57羽が観察できました。

Photo_2

次はハマシギとダイゼンの群れが干潟に飛来してきました。
夏羽の個体が多くなりました。

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何度も干潟周辺を飛び回り中々降りようとしません。

Photo_4

やっと干潟に降りてもすぐに飛び立つことが多く落ち着かないようです。

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ダイゼンやハマシギの群れの中にはメダイチドリが6羽、トウネンが34羽一緒に飛来し、ハマシギやダイゼンとは違って水際から離れた場所で餌を探していました。

Photo_6

(左2羽メダイチドリ、右2羽トウネン)
しばらくして、他の干潟も出始めるとシギ・チドリ達は一斉に飛び去っていきました。
さぁ早朝の探鳥終了、観察館のシャッターを開けに行きます。

今日の藤前干潟では今春初ササゴイが確認されました。他は干潟では珍しくムナグロの群れ5羽、長旅の疲れか長い間休んでいました、そして例年多く来ているはずのアオアシシギがやっと羽観察できました。
葦原ではオオヨシキリとセッカの鳴き声も聞こえていました。

今日は干潮時間が終わってからの方がシギ・チドリは多く確認できました。

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ158、ササゴイ1、ダイサギ13、コサギ12、アオサギ14、マガモ4、カルガモ28、コガモ124、ヨシガモ1、オカヨシガモ2、ヒドリガモ19、オナガガモ1、ハシビロガモ9、ホシハジロ13、キンクロハジロ105、スズガモ693、ミサゴ2、トビ1、チュウヒ、ハヤブサ1、コチドリ6、シロチドリ6、メダイチドリ6、ムナグロ5、ダイゼン47、キョウジョシギ2、トウネン46、ハマシギ546、オバシギ2、アオアシシギ12、キアシシギ1イソシギ2、ソリハシシギ2、オオソリハシシギ53、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ164、ユリカモメ3、セグロカモメ9、オオセグロカモメ1、カモメ2、コアジサシ151
キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、シロハラ、オオヨシキリ、セッカ、キビタキ、オオルリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス

野鳥観察館は5月6日までは、休館日無しで9時より開館いたします。

明日の干潮時間 10時43分 潮位 41cm

明日の満潮時間 16時56分 潮位232cm

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「藤前干潟写真コンテスト」作品募集のお知らせ。

2014-04-25 18:56:32 | イベント

藤前干潟

今日の干潮時間  9時11分 潮位 84cm

今日の満潮時間 15時10分 潮位200cm

皆様から作品を提出していただいた愛鳥週間写真展の設営が今日終わりました。

2014 

今回広報が遅れご迷惑をおかけしました。ご協力いただいただき、ありがとうございました。
作品の差し替え希望、キャプションの訂正等がございましたら観察館に申しつけください。
写真展の実施期間は4月26日から5月25日までの野鳥観察館開館日となっています。

愛鳥週間写真展の募集が終わって早々ですが、新しいノルマです。今度は「藤前干潟写真コンテスト」の作品募集のお知らせです。

2014__1

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前年度までは秋に「藤前干潟写真コンテスト」を行っていましたが、今年度は藤前干潟のカレンダーを作成するにあたり、年4回、春・夏・秋・冬、「藤前干潟のの四季」~風景・生きもの~をテーマとし作品を募集します。各回3点の作品を入賞として計12点の作品がカレンダーになります。
詳しくは名古屋市野鳥観察館もしくは稲永ビジターセンターに上記のパンフレットが置いてある他、近日中にダウンロードリンク先をつくります。

第1回目の募集は4月25日(金)から5月31日(土)までとなっています。今回もご協力お願いいたします。

Photo

今日は午前中、小学校団体対応、午後写真展設営と観察する期会が少なかったですが、今日の鳥達はソリハシシギ2羽、キョウジョシギ2羽が観察出来た他、干潮時間の潮位も高かったおかげでシギ・チドリ大部分が庄内川河口部で観察できました。

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一度新川河口部へ移動した後も、お昼前には再び戻ってきて左岸でもダイゼン、ハマシギ、オバシギ、オオソリハシシギやチュウシャクシギが観察出来たようです。

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4月29日(火)大潮潮位17cmにかけて潮位が低くなる日が続きますが、あまり大きく干潟が広がると逆に観察しづらくなるので、逆光にならない午前中に干潮時間を迎える明日4月26日(土)27日(日)28日(月)までが干潟の野鳥観察には向いています。

※ふだん月曜日は観察館の休館日ですが、4月28日(月)は平常通り9時より開館いたします。春のシギ・チドリの観察に是非お出かけください。

明日の干潮時間 10時00分 潮位 61cm

明日の満潮時間 16時08分 潮位218cm

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