観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

9月30日閉館のお知らせ

2018-09-30 10:58:45 | お知らせ

【閉館のお知らせ】

台風24号接近に伴い、名古屋市に暴風、大雨、波浪警報が発表されたことを受けて(9月30日10時21分発表)、

名古屋市野鳥観察館は10時40分に閉館しました

ご了承ください。

 

これから、台風が東海地方に接近するとのことです。

みなさま、くれぐれも暴風、大雨などにはお気を付けください。

 

追記(9月30日15時45分):

名古屋市港区の一部地域(名古屋市野鳥観察館のある野跡4丁目を含む)に、

高潮災害の発生の危険が高まったため、15時00分に避難勧告が発令されました(名古屋市には高潮警報も発表中です)。

今日は潮が予想よりかなり高めで推移していますし、名古屋港は20時半頃に満潮時間を迎えます。

台風が接近する時間帯に満潮時間が重なる可能性がありますので、周辺地域にお住いのみなさまは高潮にもお気を付けください。

 

今日の満潮時間 9時02分 潮位232cm、20時34分 潮位227cm
今日の干潮時間14時39分 潮位109cm

※明日(10月1日(月))は休館日です。
明日の満潮時間 9時55分 潮位217cm
明日の干潮時間15時19分 潮位130cm

明後日の満潮時間11時07分 潮位203cm
明後日の干潮時間16時24分 潮位149cm

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藤前フォーラム2018が開催されました。

2018-09-29 17:26:33 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時17分 潮位245cm
今日の干潮時間14時06分 潮位 91cm

 

今日は雨の中でしたが、お隣の稲永ビジターセンターで藤前フォーラム2018「小笠原昭夫氏を偲んで」が開催されました。

小笠原先生と親交のあった方や、藤前干潟の保全の経緯に興味のある方などが参加され、参加者25人ほどのフォーラムとなりました。

山本卓也氏(元日本野鳥の会愛知県支部長)、森井豊久氏(名古屋鳥類調査会代表)から小笠原先生に関する話題提供のあった後、

藤前干潟の埋め立て計画が問題になっていた頃、環境アセスメントの審議員を務めていた小笠原先生が藤前干潟の保全において果たされた役割などが紹介されました。

その後は、参加者のみなさんから小笠原先生との思い出話、小笠原先生の鳥類調査に対する姿勢などの発言が途切れなくあり、小笠原先生の人柄が偲ばれる非常に和やかなフォーラムとなりました。

次回の藤前フォーラムは11月18日(日)に、小笠原先生も関わられた環境アセスメントについてフォーカスして行われるそうです。

(なお、11月18日は藤前干潟がラムサール条約に登録された日で、「藤前干潟の日」となっています。)

 

今日の庄内川河口は次第に雨が強くなってきて、視界が非常に悪かったです。

しかし、干潟が広がり始めると、シロチドリやハマシギ、オバシギなどの、シギ・チドリの群れが飛来しました。

最近は飛来数が減っていたので、久しぶりにシギ・チドリが群れ飛ぶ姿を観察できました。

台風の影響もあるのでしょうか。

また、この群れの中には、メダイチドリやエリマキシギも確認できました。

今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ51、メダイチドリ5、ムナグロ1、ダイゼン37、トウネン5、ハマシギ57、オバシギ27、エリマキシギ3、キアシシギ2、オオソリハシシギ2 でした。

 

明日は、台風24号が東海地方に接近するようです。

みなさん、くれぐれもお気を付けください。

なお、名古屋市に暴風警報が発表されますと、野鳥観察館は閉館となりますのでご了承ください。

(※お隣の稲永ビジターセンター、対岸の藤前活動センターは、明日は一日、閉館することが決まっているそうです。)

 

明日の満潮時間 9時02分 潮位232cm
明日の干潮時間14時39分 潮位109cm

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明日は「藤前フォーラム」が開催されます。

2018-09-28 20:38:02 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時37分 潮位253cm
今日の干潮時間13時35分 潮位 75cm

 

今日は久しぶりに快晴で、気温が上がりました。

午前中、出始めたばかりの干潟を見に行くと、アオアシシギ5羽が並んでいるのを観察できました。

その後、アオアシシギは干潟が広がるにつれて下流へ移動。増えてきたカモたちの近くで餌を探していました。

午前中はアオアシシギ以外はほとんどシギ・チドリを観察できませんでしたが、午後からはシギ・チドリの飛来が少しだけ増え、オオソリハシシギ、ダイゼン、オバシギなどを観察できました。

泥にくちばしをさして餌を探すオオソリハシシギ3羽↓。

護岸近くで観察できたダイゼン↓。

今日もゴカイを捕っているのを観察できました。

 

また、今日はミサゴが狩りしているのを頻繁に観察できました。

でも、こちらのミサゴは川に飛び込もうとするも、何度も失敗していました。

(※シギ・チドリおよびミサゴの写真は全て、Mさんより提供いただきました。)

 

さらに、野鳥観察館周辺の松林では、秋の渡り途中の小鳥たちもよく観察できました。

こちらはコサメビタキ↓。

虫を捕えて食べていました。

エゾビタキも松林の間を飛び回っていました。

この他、キビタキ(メス)も観察できました。

 

今日は秋晴れでしたが、今週末から月曜日にかけて近づく台風24号が心配ですね。

みなさん、くれぐれもお気を付けください。

 

そして、明日は「藤前フォーラム2018」がお隣の稲永ビジターセンターにて開催されます。ぜひ足をお運びください。

【9月29日(土)藤前フォーラム2018「小笠原昭夫氏を偲んで」のご案内】

鳥類保護の専門家として名古屋市周辺などの自然環境保全に尽力され、藤前干潟保全においても大きな役割を果たされた小笠原昭夫氏が今年5月に逝去されました。

9月29日(土)に稲永ビジターセンターにて、小笠原氏の業績を偲びつつ、藤前干潟保全の意義を改めて振り返る藤前フォーラムが開催されることとなりました。

★藤前フォーラム2018「小笠原昭夫氏を偲んで」
 開催日:9月29日(土)14:00~16:00
 場 所:稲永ビジターセンター 2階 会議室(名古屋市港区野跡4-11-2)
 定 員:50名
 申込先・問合せ先:NPO法人藤前干潟を守る会(TEL:080-5157-2002)
 主 催・NPO法人藤前干潟を守る会・日本野鳥の会愛知県支部・名古屋鳥類調査会 

 

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ3,728、ダイサギ73、コサギ9、アオサギ13、マガモ160、カルガモ105、コガモ100、ヒドリガモ15、オナガガモ99、ハシビロガモ2、ホシハジロ2、ミサゴ22、ハヤブサ1、ダイゼン5、オバシギ4、アオアシシギ5、イソシギ1、オオソリハシシギ3、ウミネコ60、オオセグロカモメ1

 

明日の満潮時間 8時17分 潮位245cm
明日の干潮時間14時06分 潮位 91cm

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オオソリハシシギとダイゼン

2018-09-27 21:03:10 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間13時06分 潮位 63cm

今日の満潮時間19時12分 潮位253cm

今日は朝から雨が降っていましたが、午前中の間から雨は止み、午後には太陽が射しこんできた天気となりました。

週末は台風の予報ですが、明日は一旦青空が見られる天気となりそうです。

 

藤前干潟ではカルガモ、マガモ以外の種類のカモも多く観察されるようになってきました。まだまだ雌雄の柄がはっきりとしない時期ですが、今後徐々にわかりやすく変化していきます。今日は庄内川左岸側の近くでコガモを始めとするカモ達を観察することができました。

同じく庄内川左岸側で見られたアオアシシギ。

またオオソリハシシギとダイゼンも見られました。

オオソリハシシギとダイゼンの嘴は長さなどの形状に違いがありますが、共にゴカイなどを食べている様子をよく見ます。

そのため、今日は小競り合いのような場面も見られました。

今日のシギ・チドリ類の飛来数はカモと比べて少なかったですが、午後からシロチドリやオバシギの群れも見られました。

ちなみに、今日観察できたシギ・チドリはシロチドリ39、ダイゼン4、トウネン1、オバシギ12、アオアシシギ6、イソシギ1、ソリハシシギ2 でした。

野鳥の種類や数の変化から、日々季節の移ろいが感じられる期間なので、観察が楽しみになります。

 

今日の最後は明後日開催されるフォーラムのご案内です。ぜひ足をお運びください。

【9月29日(土)藤前フォーラム2018「小笠原昭夫氏を偲んで」のご案内】

鳥類保護の専門家として名古屋市周辺などの自然環境保全に尽力され、藤前干潟保全においても大きな役割を果たされた小笠原昭夫氏が今年5月に逝去されました。

9月29日(土)に稲永ビジターセンターにて、小笠原氏の業績を偲びつつ、藤前干潟保全の意義を改めて振り返る藤前フォーラムが開催されることとなりました。

★藤前フォーラム2018「小笠原昭夫氏を偲んで」
 開催日:9月29日(土)14:00~16:00
 場 所:稲永ビジターセンター 2階 会議室(名古屋市港区野跡4-11-2)
 定 員:50名
 申込先・問合せ先:NPO法人藤前干潟を守る会(TEL:080-5157-2002)
 主 催・NPO法人藤前干潟を守る会・日本野鳥の会愛知県支部・名古屋鳥類調査会 

 

 

明日の干潮時間13時35分 潮位 75cm

明日の満潮時間19時38分 潮位248cm

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ハシビロガモ、セグロカモメ、オオセグロカモメ飛来

2018-09-26 23:14:58 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間12時37分 潮位 56cm
今日の満潮時間18時47分 潮位256cm

 

今日は午前中は青空が見える時間があったものの、次第に雲が厚くなり暗くなってきて、お昼過ぎからは雨が強く降りました。 

先週は雨の日が多かったですし、週末にかけては台風24号の動向も気になります。

行楽シーズンではありますが、残念ながら爽やかな秋晴れとはなかなかならないようですね。

 

今日は、お昼頃に庄内川河口には干潟が広がりましたが、シギ・チドリの姿は少な目でした。

しかし、雨が降る前の午前中に干潟を見に行くと、アオアシシギ、ダイゼン、オオソリハシシギを比較的近くで観察できました。

干潟の縁を歩きながら餌を探していたアオアシシギ↓。

護岸のすぐ近くで観察できた若いダイゼン3羽は、ゴカイを頻繁にゲットしていました。

 

今日観察できたシギ・チドリは、ダイゼン19、トウネン4、オバシギ33、アオアシシギ4、イソシギ1、オオソリハシシギ1 でした。

残念ながらシギ・チドリの飛来は少なかったのですが、オナガガモ、コガモの数が増えてきています。ただ、どの個体はまだまだ地味な色合いです。

コガモの群れ↓。

オナガガモ(右の2羽)↓。

こちらは頭が少しだけ緑色になっているマガモ↓。

 また、昨日は今季初めてハシビロガモの飛来が確認されました(昨日は1羽、今日は3羽をカウント)。

さらに、今日はセグロカモメとオオセグロカモメをそれぞれ1羽確認できました。

季節は確実に移ろっているのを感じます。 

  

明日の干潮時間13時06分 潮位 63cm
明日の満潮時間19時12分 潮位253cm

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